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和紙職人
デザイン・芸術・写真系の仕事

どんな
職種?世界が注目する文化遺産、手すきの和紙を作る仕事
2014年、ユネスコ無形文化遺産に登録され、世界から注目を集める和紙。和紙職人は、日本古来の技法にのっとって和紙作りを行う。楮(こうぞ)、三椏(みつまた)などの植物を原料とし、一枚ずつ伝統的な手すきの技法で作り出している。優美さと強靭さを備えた紙質は吸湿性にも優れており、障子やふすま、書家用紙、封筒やランプシェードなど、幅広い用途に用いられている。この仕事に就くには、島根の「石州和紙」、岐阜の「美濃和紙」、ほかに全国各地に分布している産地で活動する職人に弟子入りし、技術を学ぶのが一般的だ。
こんな人に
おすすめ!一枚一枚丁寧に仕上げるきちょうめんさと自由な発想力
和紙作りに関する技術を身に付けることや、工程を理解する必要がある。1枚ずつ手すきで行う作業のため、作業においては一枚一枚丁寧に仕上げるきちょうめんさと、注意力や集中力も求められる。職人としての技術だけでなく、和紙を活用した商品開発なども行う場合があるため、研究熱心であることや自由な発想力も必要なスキルの一つだ。
和紙職人を目指すなら
- 高校
- 大学・短大・専門学校 必要な学び:工芸学、美術など
- 採用試験 就職先:工房、自治体の後継者育成事業
- 和紙職人
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Point1
特別な免許や資格は必要なく、和紙職人のもとで修業をするのが一般的である。
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Point2
岐阜の美濃和紙や島根県の石州和紙が有名だ。それぞれの特徴を知っておくといいだろう。