関西の和紙職人を目指せる専門学校の学校検索結果
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海外への出展・交流などで、工芸技術と新しい感性を身につけたものづくりのプロをめざす
本校は、日本の優れた伝統工芸の技を、未来の担い手へ広く継承することを目的に、国・京都府・伝統工芸産業界の支援のもと、伝統工芸の技を伝える学びの場として誕生しました。 業界の第一線で活躍する匠たちを講師に迎え、京都だから学べる伝統工芸の技を、従来の従弟制度ではなく、実習中心のカリキュラムで学べる独自の教育を展開。「工芸士」資格の在学中取得がめざせ、さらに4年制を選択すると、大学卒業資格(放送大学教養学部学士号)の取得もめざせます。 また、本校ではフランス・イタリアとの国際交流も実施しており、フランス・パリにある伝統校「エコール・ブール国立工芸学校」や建築・インテリア・デザインの学校「エコール・カモンド」との交換留学やイタリアへの作品出展などを通して、世界に通じるデザイン、感性を磨くことができます。 卒業生は、身につけた技術を活かして、伝統工芸の後継者や作家、工芸分野のインストラクターなど幅広い分野で活躍しており、工芸・ものづくり関係で92.9%(就職希望者70名中65名就職/2023年3月卒業生実績)の高い就職率を残しています。
2014年、ユネスコ無形文化遺産に登録され、世界から注目を集める和紙。和紙職人は、日本古来の技法にのっとって和紙作りを行う。楮(こうぞ)、三椏(みつまた)などの植物を原料とし、一枚ずつ伝統的な手すきの技法で作り出している。優美さと強靭さを備えた紙質は吸湿性にも優れており、障子やふすま、書家用紙、封筒やランプシェードなど、幅広い用途に用いられている。この仕事に就くには、島根の「石州和紙」、岐阜の「美濃和紙」、ほかに全国各地に分布している産地で活動する職人に弟子入りし、技術を学ぶのが一般的だ。
和紙作りに関する技術を身に付けることや、工程を理解する必要がある。1枚ずつ手すきで行う作業のため、作業においては一枚一枚丁寧に仕上げるきちょうめんさと、注意力や集中力も求められる。職人としての技術だけでなく、和紙を活用した商品開発なども行う場合があるため、研究熱心であることや自由な発想力も必要なスキルの一つだ。