ゼミ・研究室検索結果
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井上研究室
大学でCGやゲーム制作について学ぶため、本学に入学、長澤可也先生の指導のもとで学んできました。 鎌倉市が永福寺を3DCGで復元したいという呼びかけに、当時、長澤研究室の大学院生だった私たちが手を挙げたのは2005年のこと。これが大きな始まりになったと思います。 永福寺は源頼朝が創建し、鎌倉幕府の権威の象徴ともいうべき大寺院でしたが、1405年に焼失しました。現在は国史跡「永福寺跡」として基壇のみが復元されており、在りし日の壮大な姿を見ることはできません。そうした歴史的に重要な建築物を復元する取り組みであるため、発掘調査報告や寺院建築の様式など、さまざまな資料から、どのような姿であったのか、可能な限り推定を行った上で3DCGに復元を行っています。 この制作方式では、文化財の3DCGは一度作れば終わりではありません。3DCG化することで姿形をイメージしやすくなるため、資料のみではわかりにくい、矛盾した部分なども発見されます。そうすると、せっかく制作した3DCGを作り直すこともあり、実際に永福寺は10年以上、何度もアップデートを重ねていて、NHKなどのテレビ番組でも使用されるほど、妥当性の高いものができました。
若田研究室
例えば絵画を鑑賞した時、「楽しい雰囲気」「暗くて心が沈む」「明るくて心が洗われる」といったように、人はさまざまな自身が抱いた感情や感想を、自分以外の他者に伝えるために、あるいは自分自身の思いを整理するために言葉で表現します。しかし、いくら言葉を尽くしても、鑑賞した人の感じた思いを他者に100%伝えることは困難です。言葉+αで表現を広げ、より多くの情報や思いを相手に伝えるにはどうしたらいいか。そこで私は一つのツールとして「色」に着目しました。人が心の中に抱く抽象的なことを、色を使っていかにアウトプットするかというのが研究テーマの中心です。
ショートフィルム・VFX研究ゼミ
千葉工業大学工学部電気工学科卒業、デジタルハリウッド研究所研究生として、eAT KANAZAWAにて特別賞を受賞し退所後、フリーのCGデザイナーとして活躍。映画「劇場版銀河鉄道999」「ハッピーフライト」、ゲームソフト「デッド オアアライブ」ライブビデオ・DVD「ウラスマ」(スマップ)、TV番組「たけしとひとし」、iPadアプリ「中田英寿2010南アW杯」、などのCG担当やその他CMのCGなど多数手掛けた。1999年からデジタルハリウッド専門スクールの講師として人材の育成にも注力している。2005年4月のデジタルハリウッド大学開学時より現在に至るまで、3DCGやゼミの授業を担当しており、本学大学院ではプロジェクションマッピング、3Dプリンター、モーションキャプチャー、XR、AI画像生成など3DCGを使ったコンテンツを幅広く研究している。近年では、NHK大河ドラマ「どうする家康」(2023年)の実験映像素材作成、MV「SUIREN-レプリカ」(2024年)制作に参加。VFXアーティストや3DCGアーティストの育成に注力している。
久保ゼミ(仏教美術史・アジア文化史)
教員は東南アジアの美術史を研究していますが、このゼミには東南アジアのみならず、南アジアや東アジアといった各地に発展した文化や美術、建築に関心のある学生が集まり、それぞれの関心に基づくテーマで卒業論文の執筆に取り組んでいます。 卒業論文のテーマは多岐に渡ります。これまでの例では、海外の遺跡や文化に焦点を当てたものとして、叙事詩『ラーマーヤナ』の猿の戦士ハヌマーンの図像表現について論じたものや、インドのアジャンター石窟寺院の壁画について詳細にまとめた論文がありました。日本国内の神社仏閣をテーマにしたものとして、出雲大社の信仰について建築や神話を軸に論じたものや、日光東照宮の色彩や装飾に込められた意味について論じたものがありました。一方で、仏教をモチーフにした創作物から日本人の宗教観について考察した論文や、日本で近年増加しているベトナム人向けの仏教寺院について調査した論文など、現代日本社会に焦点を当てた意欲的な卒業論文もありました。
姜ゼミ(経済法)
同じ地域で同じ商品でも、販売店や販売時期によっては、価格が異なります(Amazonや楽天のようなオンラインストアも同様)。そして、そのおかげで、時間をかけて探し求めさえすれば、最も安い価格で目当ての商品を購入することができます。PCやiPhone等の電気製品は毎年のように新しい機能が追加搭載され、性能が向上しています。そして、そのおかげで、いつもワクワクして新製品に心踊らされてしまいます。 他店より少しでも安く商品を販売しよう、あるいは他社より少しでも優れたテクノロジーを開発しようというインセンティブを生み出している原動力は、市場競争というメカニズムです。競争によって、消費者は、よりハイクオリティの商品をより安い価格で購入できるようになります。 他方で、競争を避け暴利を貪るために、今まで競争していた相手と通謀して価格を吊り上げたり、新規参入の競争者を不正に排除したりするというようなケースも、毎日のように発生しています。それらを阻止できなければ、競争秩序が破壊されてしまい、消費者は高い値段で物を購入させられたり、いつでも低クオリティの製品を使わざるをえなくなるというような事態を迎えます。 だからこそ、公正かつ自由な競争秩序を維持するということは、私たち身の回りの健全な生活環境を守るとても大切なことなのです。そこで重要な役割を果たすのは、競争秩序を守る独占禁止法等の競争法や発明者の権利を守る特許法等の知的財産法といった法制度になります。 姜ゼミは、このような競争と知的財産を演習のテーマに研鑽し理解を深めるゼミナールです。
高比良ゼミ(ポジティブ心理学)
対人・社会心理学科は、「社会心理学」について詳しく学ぶことができる、全国でも珍しい学科です。社会心理学は、私たちが社会の中でどのように感じ、どのように考え、どのように行動するかを研究する学問です。そのため、扱われている研究テーマも、日常生活に密着した興味深い内容が多くなっています。例えば、「顔や服装のような外見的な特徴によって、相手の印象はどのように変わるのか」「SNSの利用は、人間関係にどのような影響を与えるのか」「商品を買ってもらうためには、どのような広告が有効か」など、研究内容は多岐にわたります。 もちろん、対人・社会心理学科に入らなくても、このような研究内容は、本やインターネットなどを通して知ることができます。しかし、自分の力で新たに研究を行おうとすると、独学ではなかなか大変です。そこで、自分自身で研究を企画・実行する力を確実に身に着けるために、心理学部の3~4年生は必ず「ゼミ」に所属します。また、高比良ゼミでは、週1回のゼミとは別に、学年を超えた交流会やゼミ合宿なども行っています。
伊澤ゼミ(イギリス文学・文化)
伊澤ゼミではウィリアム・シェイクスピアの演劇を中心に、イギリス文学・文化を学びます。前期にはシェイクスピア作品をひとつ取り上げ、舞台上演の映像や映画版を視聴しながら、400年以上も前に書かれた作品がどのようにして現代に蘇っているのかを考えます。シェイクスピア作品が古典として受け継がれてきたことにはさまざまな理由がありますが、一番の理由は「おもしろい」ということです。その魅力が、遠く離れた現代の日本の私たちにどのように届けられているのか、観客とクリエイターのそれぞれの視点に立って考えてみます。また、実際に劇場に足を運んで観劇することもあります。さらに、シェイクスピア作品を入口に、イギリスの文化や歴史などについても広く学ぶことを目指しています。
藤井ゼミ(経営学部)
藤井ゼミでは、自主性と協調性を大切にし、経営学や管理会計の理論を学び、複数の企業と連携して活動を行っています。2年生と3年生がチームになり、3つのプロジェクトを行っています。一つ目は、「ベジフク」チームです。ベジフクの活動は3年目になり、ビジネスを通してフードロス解決に取り組んでいます。想いに賛同くださる全国の農家様と連携し、農家で発生する規格外の野菜を活用して収益化できないかという試みです。「でこぼこ野菜に光を」というスローガンを掲げ、ECサイトででこぼこ野菜ガチャの定期便を販売したり、大学周辺のフードロスの解決に共感してくれるカフェや飲食店様とでこぼこ野菜を使った商品開発を目指すなどの活動を行っています。2つ目は「 はちみつプロジェクト」チームです。このプロジェクトも3年目を迎えています。山梨県のはちみつ生産企業とコラボレーションをして、高級はちみつ「照梨(学生がネーミング)」を商品化し、吉祥寺にあるフローズンヨーグルトのお店と照梨を使った商品開発を行い、季節限定商品を発売しました。3つ目は「RISキャリマッチ」チームです。このプロジェクトは1年目で、地域活性化を地方企業と都心学生のマッチングを通じて行おうという取り組みです。大学生の視点で魅力ある地方企業を開拓して、大学生対象のセミナーを実施し、企業様、参加学生の双方に満足度の高いセミナーを実施しています。このようにゼミ生たちが毎年チームで課題を設定し、ビジネスを通して解決しようと取り組んでいます。
翻訳学ゼミナール
私たちの暮らしのなかには、翻訳によって成り立っているものが数多くあります。書籍や映像作品はもちろん、報道やマニュアル、さらには日本語、すなわち言語そのものにまで翻訳が関わり、さまざまな種類の異文化コミュニケーション(同言語使用者間のコミュニケーションも含みます)を可能にしています。そういった色々な「翻訳」にまつわる問題を見つけ、そして問題解決に貢献する研究を行うために、翻訳学の基本文献を読み、個人・グループで課題をこなしていきます。 上述の通り翻訳は遍在するため、異文化コミュニケーションにまつわる多様な問題(人・物の移動に伴うもの、国・地域の関わりによるものなど)には、翻訳という観点からアプローチできます。プロジェクト課題などを通じ、問題を発見・設定する(0を1にする)力を培い、独自の、そして学術・社会的意義のある研究課題を見つけます。そして、翻訳学の理論および研究方法をグループ活動などを通じて学び、問題を解決する(1を2にする)力を養います。翻訳をテーマとした卒業論文研究に取り組むことから、卒業後の社会での活動においても必要とされる、問題を発見・設定し、解決する力を身につけることを目指します。
Exploring Culture Through Young Adult Novels
In this comparative culture literature seminar, students will read several authentic young adult novels with a connecting theme cultural theme in order to explore the and compare the values and behaviors between the novels and against those of their own culture. For third year, the theme will be illness. Students will read three novels: Tuesdays with Morrie, The Fault in Our Stars, and A Monster Calls. Students will be responsible for reading, analyzing, discussing, and writing regular chapter/book reports about the books. Regular sessions will focus on comprehension of language, plot, and characters, as well as exchanging and exploring opinions regarding the books. In fourth year, students will select an individual theme (prejudice, racism, sexism, LGBTQ issues, identity, conflict, etc.) and a set of novels to explore it. Regular reports and a final graduation thesis will be expected.
発達教育学部 教育学科(ダンス教育、体育科教育、身体論、女性の身体、キャリア形成)
ゼミ生のほとんどが小学校・幼稚園の教員をめざしており、ゼミでは体育の授業づくりや子どもたちの身体、 女性の身体、教員としてのキャリア形成などについて学ぶ機会を提供しています。 卒業論文は、 自分で問いを立てるところからはじめ、 研究方法を設定して答えを見つけていく貴重な学びの機会です。 ゼミ生それぞれが、 ずっと考えていられるくらい自分が興味をもてるテーマを選んで取り組んでいます。 小学校の体育の教材づくりや苦手な子どもへの対応、 ダンスやスポーツのこと、 女性の痩せ願望やダイエット、 女性の働き方など、テーマはさまざまです。 自分の卒業論文についてゼミで発表したり、 仲間と対話したりすることを通して、自身の考えも広がり、深まっていきます。
家政学部 生活造形学科(アパレル人間工学、被服体型学、被服構成学)
ゼミでは、アパレル(衣服) や繊維製品の設計に関する課題を取り扱います。 設計の基礎として、①人体の形態(骨格・筋・脂肪)と動作を理解し、 ②その測定方法や③人体の寸法や3Dデータの分析・統計処理、④衣服や製品設計技術などについて学びます。それらを基にして、ゼミ生の興味に合わせて研究テーマを設定し、データや情報の収集から分析し、わかりやすく説明できるスキルを学びます。テーマは、企業の委託を受けて既製服では合わないスポーツ選手の体型を3D計測して、体に適合した型紙を作ったり、バレエダンサーの踊りにくさを改善した衣裳を制作したり、障がい者のための服を設計したりと、ゼミが保有する充実した研究設備・機器とその解析技術を活用して、研究をしています。
ササキ・アンナ研究室
ゼミでは文学・文章が旅人になって世界を巡っていることに思いを馳せて研究しています。著名な書籍は様々な言語に翻訳され、異国の地で作者の母国を代表するものとして読まれます。学生は児童文学、いろいろな時代の小説、著名人のスピーチ、ブログやSNS投稿等、様々な媒体の中から訳してみたい文章を選択し、翻訳作業を通じて世界に旅立つには何が必要かについて考えていきます。多くの初学者は翻訳イコール単語のマッチングという認識で翻訳ゼミに参加しますが、世界中の人々に読まれる翻訳文はより複雑な工程を経ていることを学んでいきます。 また、ゼミと並行して履修できる翻訳演習の授業では、地域連携のプロジェクトも行っていて、品川区の観光Mapなどの翻訳にも協力しています。 幅広い翻訳の経験を積んで、ゼミ生は、身近な題材、例えば、メイクアップ用語の翻訳などに着目したり、歌の歌詞の翻訳、ウエブサイト投稿の翻訳の比較、映画字幕や吹き替えの翻訳比較、絵本や文学の翻訳などについて卒業論文・レポートを書き進めています。
安斎 徹ゼミ
企画力・行動力・協働力を身につけながら、これからの社会やビジネスを如何にデザインするかを探求しています。「日本一ワクワクドキドキするゼミ」を目指して、企業や地域など広く社会と連携しています。 安斎ゼミの運営にあたっては、「企画1000本ノック」(企画力の向上を目指し、何か新しいアイデアを毎日3つ以上考え、1年間で1000個のアイデアで「企画ノート」を書き尽くすのが目標)や「リーダー輪番制」(案件ごとにリーダーを輪番で務め、全員が必ずリーダーを体験する仕組み。複数案件を同時多発的に進めることで、組織運営や業務遂行の醍醐味や難しさを体得)などユニークな仕掛けが施されています。 これまでに、博報堂キャリジョ研プラスと連携した女子大生の価値観調査(2020)・女子大生のSNS実態調査(2021)・メディア企画の提案(2023~継続中)、ホテル日航つくばと連携した「つくば魅力発信プロジェクト」(2022~継続中)、鹿児島市東京事務所と連携したふるさと納税返礼品のPR(2023~継続中)、日本製紙パピリアと連携したハンドクリームの商品開発(2022)、目黒川夢まつりでのプロジェクションマッピングの制作(2024)など様々な案件に関わっています。「挑戦無くして成長なし」が合言葉です。
パロマ・トレナドゼミ
トレナド・ゼミでは、現代スペインの社会問題に映画を通じてアプローチします。 1978年にそれまでの長期独裁政権が終了し、急速な民主化と社会の変革を経験したスペインでは、EUへの加盟、経済発展、女性の社会進出、科学技術や芸術の活性化を実現した一方で、過疎化、高齢化、移民問題などの社会課題に直面しています。 そうした社会問題が描かれた映画を題材として選び、テーマへの導入、映画の視聴、ワークシートの記入、小グループでの意見交換、クラス全体での討議、スペイン語でのレポートの提出、という一連の手順を踏んで、スペイン社会に対する理解を深めると同時に、スペイン語コミュニケーション能力を高めていきます。意見を述べ、他者の意見に耳を傾けることを通じて、映画を入り口とした言語文化研究の方法が見えてきます。
山田恵ゼミ
グローバル・スタディーズ学科には、イングリッシュインテンシブ・スタディコース、共生社会スタディコース、グローバル文化スタディコースの3つのスタディコースがあります。このゼミはどのコースに所属する学生でも受講できますが、主にイングリッシュインテンシブ・スタディコースで、アメリカ合衆国の歴史や文化の知識を深めたいという学生が受講しています。英語の読解力を高める目的で、英語教員を目指す学生も受講していますし、留学から帰国してさらに学びを続けたいという学生も受講しています。 扱うテーマは多様で、受講する学生の興味や関心に合わせて読む英語の文献を選び、その内容について発表や討論をすることで、理解を深めています。例えば、映画研究についての英語の文献を読み、人種やエスニシティ、ジェンダーがどのようにディズニー映画やハリウッド映画に表現されているかについて発表や討論を行ったりしています
音楽教育研究
音楽は世界をつなげる共通言語です。皆さんが持っている感性と音楽の多様性を活かして未来を生きる教育者や音楽関連企業・演奏家を目指しませんか。もし音楽に興味・関心はあるけれども、音楽経験がないからと学ぶことを諦めている人がいても大丈夫です!大学では声楽、ピアノ、器楽それぞれの分野について「基礎演習」「表現演習」でしっかりと学ぶことができます。また実際に発表する場でアンサンブルを学ぶ「音楽フィールド演習」や最先端の音楽を学ぶ「コンピュータミュージック」、各自楽器を選択し本格的な実技レッスンを受けることができる「専門演習」や「卒業研究」、そして「合唱」や「合奏」では、コミュニケーションを通して音楽を幅広く学ぶことができます。「音楽教育研究」では音楽教員になるために各分野の専門楽器に分かれて”可能性の空間”を育む授業です。多くの講師に囲まれて音楽を学びながら、幅広い教養を身につけ、未来を担う人間形成に役に立てるよう、北翔の音楽コースで共に学びましょう。
舞台芸術分野 村松研究室
舞台芸術分野の学⽣たちは、興味関⼼に基づいて「役者・声優」、「バックステージ」、「舞台⾐裳」、「動画・映画」の研究領域に分かれます。それぞれの研究領域には共通する⼟台があります。その⼟台とは、舞台芸術創造の過程が常に多くの⼈たちの関わりの中で行われるということです。別の言い方をすると、関わった人々が、常にコミュニケーションを⾏い常に協働しているのです。それが舞台芸術創造の土台であり特徴です。このことは、最新の舞台芸術創造であろうと伝統⽂化とも⾔える「芸能」の世界であろうと変わることはありません。 また、創造されたモノに関しても、表現する側と観る側がともに楽しみ互いに交感し合うことによって、⼀義的な価値・評価だけではなく、様々な価値・評価となり得るという特徴があります。そしてそのことが多くの⼈たちとの交流となっていくのです。このような特徴を有する舞台芸術創造が、⼈材育成、地域の活性化に役⽴たないわけがないと考え、またそれが少しでもより良い教育⽅法論となり「教育改⾰」に繋がっていくのでは・・・と信じて研究・実践を⾏っています。
並木研究室
現代教養学環では、将来の見通しが明確ではない学生たちが、4年間をかけて様々なことに挑戦をし「なりたい自分」を探していきます。将来の希望が見えてきたら、それに向かって何を学べばいいのかを考え、その道筋を作り、進む。並木ゼミはただ学ぶのではなく、大学を出たその先の将来を研究する場所です。 並木ゼミでは特にビジネスやマスコミ、映像、文化を領域として研究します。ビジネス系の出版社であるダイヤモンド社の出身の並木は、現在でもプロダクト評論(腕時計)の雑誌連載を担当しています。ビジネス界全般に向けた視点で学生を指導しますが、特に旅行・航空、映画・映像、出版、芸能・文化、日本語教育を得意としています。
石田研究室
教育や保育の現場で、音楽の存在は欠かすことができません。幼少期における音楽活動は、表現する楽しさ、音色を味わう感性など、豊かな情操を育みます。現代では電子楽器等の普及が進み、歌うときには伴奏をCDなどのオーディオ機器に頼ることも多くなってきました。選択肢が広がることは良いことですが、当研究室ではアコースティックな楽器による表現を最重視しています。繊細な感触、空気の振動を皮膚感覚で体感してほしいからです。学生には、ピアノの音を通して心に届くような表現ができるよう、個人指導を行ない、各自のレベルに合わせた指導を行なっています。基本的な演奏技術はもちろん、表現力を高めるためにはどうしたら良いか学生とともに考えながら、試行錯誤しつつ研究を続けています。 ■音楽教材研究 こども学科に在籍している学生の演奏経験歴は非常に幅広く、個人差が大きいのが現状です。幼児の時から継続している学生もいれば、大学入学直前に習い始めた人もいます。経験年数が長い学生は、力をより伸ばすために芸術性の高い作品に取り組むこともありますが、目標として設定していることは、幼少期向けの音楽教育作品を研究し、演奏することです。ピアノの実技指導とともに、弾き歌いの指導にも力を入れています。こどもたちに伝えていきたい歌はあまたとあり、文部省唱歌からテレビを通して親しまれるようになった曲など様々です。歌詞を大切にし、その歌の持つ世界観があらわせるよう、ピアノ伴奏に編曲を加えながら自然な音楽づくりを試みています。教育現場、保育現場で実践的に演奏できる曲を中心に学びます。 ■簡易楽器による器楽合奏 合唱や合奏など、複数の人で演奏することは、音楽の楽しみのひとつです。こども学科では「保育内容演習」「音楽科指導法」等の科目で合奏を行なっています。相手の音やリズムと調和させることは、心地よさと同時に協調性が育まれます。合奏用の楽譜は多数出版されていますが、演奏する人数によって編成を調整する点は、いつも直面する課題です。バランスの良い響きを求めて意見を出し合い、すり合わせながら調整することが非常に重要です。幼児から小学校の合奏指導ができるよう実践を通して学んでおり、簡易楽器による演奏を基本としていますが、吹奏楽の経験がある学生は、全体の響きになじむように加わることもあります。施設にてコンサートを行なうときには、プログラムを考え、聴き手に楽しんでいただけるように企画力を身に付けることができます。
こども学科 菜原研究室
「教材」と聞くと、皆さんはどのようなイメージが浮かびますか?「絵本」「紙芝居」「おもちゃ」「道具」等、様々なものを想像するのではないでしょうか。実は今あげたものは実際に「形」としてとらえることができるものです。保育・教育における「教材」とは、必ずしも形あるものとは限りません。時には保育者・教育者の「声」や「身振り手振り」が「教材」そのものになることもあるのです。本研究は子どもたちの豊かな成長に関わる「教材」について幅広く学び、「実践」を通して「保育者」「教育者」としての力を向上させることを目的としています。さらには、就職した際に、保育や教育現場で信頼され、活躍できる人になることを目指しています。