ゼミ・研究室検索結果
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小具龍史ゼミ
理論と実践の両立を目的とする小具龍史研究室。すでにあるモノやサービス、仕組みなどに新しい考え方や技術を取り入れるイノベーションと、社会にとって未知の価値を生み出すマーケティングをテーマとし、それらを実現するための理論と実践について学ぶゼミです。ゼミでは、2年次にマーケティング、イノベーション、ブランド・マネジメントの3領域の基礎的な知識を修得します。3年次にビジネスコンテストへの参加やインターンシップ派遣、実際に企業へ提案を行う産学連携プロジェクトの推進などを行います。4年次には、自分が学んできたことを体系化し、卒業レポートにまとめます。実務家教員ならではの指導のもと、プレゼンテーションの能力の向上や社会に出た時のギャップを小さくし、社会で役立つ真の力が身に付きます。
臨床栄養学研究室
年齢が若い時期にはあまり考えないことが多いと思いますが、誰しもが、病気にはなりたくない、いつまでも健康で元気でいたいと思っているのは間違いないでしょう。健康を支える重要な要素のひとつに「食事」があります。例えば、高血圧は減塩、糖尿病は甘いものを控える・・・食事のとり方が大切であり、良くも悪くも食事は私たちの健康に影響を与えます。 基礎となる栄養学において、摂取した栄養素の代謝について学び、さらに、病気を患っている人の病態、代謝とその食事療法を応用・実践する学問として、臨床栄養学があります。 ※「臨床」とはベッドサイドの意味で、医療の現場で患者さんに接し、診察や治療を行うことで、「代謝」とは食べたものを消化・吸収して活動に必要な物質やエネルギーを生み出すとともに、体内の活動で不要になった老廃物を外に排泄するまでのことです 健康な人の代謝から、病気の人の代謝、薬物の作用の違いまでを学び、臨床で適切な食事管理を行うことが求められます。
ショートフィルム・VFX研究ゼミ
千葉工業大学 工学部電気工学科卒業、デジタルハリウッド研究所研究生として、eAT KANAZAWAにて特別賞を受賞し退所後、フリーのCGデザイナーとして活躍。映画「劇場版銀河鉄道999」「ハッピーフライト」、ゲームソフト「デッド オアアライブ」ライブビデオ・DVD「ウラスマ」(スマップ)、TV番組「たけしとひとし」、iPadアプリ「中田英寿2010南アW杯」、などのCG担当やその他CMのCGなど多数手掛けている。また、1999年からデジタルハリウッド講師として人材の育成にも注力している。
森長研究室
建築設計やインテリアデザインにおいて、居心地のよい空間を検討する際、私たちは空間のレイアウトや見た目、材質の肌触りや断熱性能などには気を配るものの、音についての配慮を忘れがちです。しかし、暑すぎる室内では快適に生活できないのと同じように、うるさい場所では眠りにくいし、音の反響が大きい部屋では、会話もしづらいはず。快適な空間づくりには、音環境について検討することも非常に重要です。 「室内を静かにするためには遮音をすればよいのですが、建築物の防音性能を高めるには限界があります。また、静かすぎる環境では不安を覚えて落ち着かないなど、遮音しすぎるとかえって居心地の悪い空間になってしまう場合もあります。そのため音環境について考える際は、防音や騒音削減というアプローチだけでなく、『その空間の音を人はどのように感じるのか』という視点で考えることも大切なのです」 そう語るのは、大同大学建築学部建築学科建築設計・インテリアデザイン専攻の森長 誠先生。心理音響学を専門にしている森長先生は、まちを走る自動車や電車の音など、環境騒音がもたらす人の心理的・生理的な面への影響を客観的に評価する研究に取り組んでいます。"
宮本研究室
ものづくりの現場では、材料の表面に物理的・化学的な処理を施して表面の性質を変える「表面改質」を行うことがよくあります。たとえば金属製品の多くは、材料となる金属を表面改質することで、強度や耐摩耗性、耐食性(さびにくさ)などを向上させています。この表面改質を行うために、これまでさまざまな表面処理方法が考案・実用化されてきました。身近なところでは塗装やメッキ加工、熱処理などもそのひとつ。そして、ほかにもたくさんある表面処理方法から、材料や目的に応じた方法で表面改質を実施して高品質なものづくりを実現しているのです。しかし、「これからもまだまだ新しい表面改質技術や、よりよい表面処理方法が考案・実用化されていくはず」と語るのは、大同大学工学部機械工学科の宮本 潤示先生。 「金属だけに着目してみても、世の中にはたくさんの種類の金属があり、処理条件なども考慮すると加工方法の選択肢も膨大にあります。私たちは、表面改質について研究をし尽くしたとは到底言い難く、この分野はいまだ発展途上だと思っています」 長年、金属の表面改質の研究に取り組んできた宮本先生は、まだまだ無限の可能性を秘めている表面改質の世界の追求に、さらなる情熱を燃やしています。
舟橋研究室
生活必需品から娯楽品まで、現代の私たちのまわりにはたくさんのモノがあふれ、市場に出回るさまざまな商品が過当競争にさらされています。こうした状況のなか、人々に選ばれ、競争に勝ち残っていくモノを生み出すために重要になってくるのがプロダクトデザインの力。 「市場のほとんどのモノは誰かによってデザインされています。このとき使いやすさや便利さなどの機能性に加え、見た目や質感なども追求し、どれだけ新しい価値や魅力を提案できるか、そして感情や情緒に訴える、人々から選ばれる商品を生み出していけるかはデザインにかかっています。これが『プロダクトデザイン』の意義であり、役割です」 豊富な商品やさまざまなモノがあふれる現代にこそ、今まで以上に「プロダクトデザイン」の意義が高まっていると語るのは、大同大学情報学部情報デザイン学科の舟橋 慶祐先生。舟橋先生は家具や日用品をはじめ、伝統工芸品からロボットまで多岐にわたる分野で、さまざまな領域のプロダクトデザインを手がけている現役のプロダクトデザイナー。これまでにも100円ショップで販売されている雑貨から数百万円の光学機器まで、たくさんの商品を世に送り出しています。
川福研究室
世の中に自動車が登場してから100年以上、自動車は走行性能はもちろん、安全性や乗り心地においても目覚ましい発展を遂げてきました。自動車メーカーをはじめ、さまざまな研究者たちが、あらゆる部品の改良を続け、電子制御なども組み込みながら、自動車を快適で便利な乗り物へと進化させてきたのです。そして現在も、日々さらなる改良が続けられています。大同大学工学部電気電子工学科の川福 基裕先生も「より快適なクルマ」への挑戦を続けるひとり。川福先生は、ハンドル操作に電子制御を加えることで、誰でも乗り心地のよい運転ができるクルマを目指しています。 「山道の悪路を走るテストドライバーのクルマに同乗したときのことです。彼が『今から助手席の人が快適な運転から後部座席の人が快適な運転に変えますね』と言うと、それまでロデオマシンに乗っているようだった後部座席の人の揺れがピタッと止まり、反対に快適そうだった助手席の人の頭がみるみる揺れだしました。運転者の操舵でこうも違うものかと驚きました。そしてテストドライバーが感覚で行っているハンドルの微調整を電子制御でできるようになれば、より乗り心地のよいクルマが開発できるのではと考えたのです」 こうして川福先生は、車の操舵と振動の関係を解析し、振動を抑える研究を始めたと言います。
嶋田研究室
「社会基盤」を意味するインフラストラクチャー(インフラ)。道路・鉄道や、上下水道・電気等のライフライン、公園など、私たちの生活に欠かせない基盤となる施設やサービスのことを指します。なかでも都市の成長や発展に大きく影響するのが、道路などの交通インフラです。都市のあり方は、時代やそこで暮らす人々の生活様式などとともにつねに変化していきますが、「現在日本の都市は交通インフラを再整備し、大きな転換を考えるべき時期にある」と、大同大学建築学部建築学科都市空間インフラ専攻の嶋田 喜昭先生は言います。 「特定小型原付として電動キックボードが公道を走れるようになったり、自転車のシェアリングサービスが登場していることなどに加え、自動運転技術の研究や実証実験も進んでおり、近年人々の交通事情に大きな変化が起こっていると感じています。こうした背景に合わせた交通計画を検討し、安全で安心な道路を再整備していくことが、都市の公共空間の快適性向上につながり、ひいては地域再生などにもつながっていきます」 都市計画や交通計画を専門とする嶋田先生のもと、嶋田研究室ではさまざまな観点からまちの交通インフラについて検討し、将来の道路空間整備のあり方などを提言しています。
上原ゼミ
マーケティングに関して理論的および実践的に学びながら、調査や研究に必要なスキル、プレゼンテーション能力、社会人になった時に求められる能力などの体得を目指します。 ゼミナールの良いところは、学生参加型であり、学生が自主的に活動を行えることです。したがって、仲間との議論やフィールドワークなどを通じた学生主導型、参加型の授業になります。とはいえ、これはあくまで基本方針であり、適宜、その年のメンバーの様子に合わせて、最も効果的なスタイルを取り入れていきます。 当面の大きな目標は、秋に実施されるプレゼン大会に向けて、講義で習ったマーケティングの知識や先輩からのアドバイスをもとに発表の準備をしていくことです。具体的には、各自で関心のあるマーケティング事例などを持ち寄り、それに関して発表やディスカッションを行いながら、大会準備を進めていきます。このプロセスを経ることで、マーケティングの基本的な知識をより一層強固なものとして身につけられると考えています。
楠美ゼミ
このゼミでは、金融の中でもファイナンスに関わる事象を学び、研究します。単なる知識の蓄積にとどまらず、なぜそのような行動になるのか、なぜこのような変化が起きたのかなどの検討を行っていきます。 春学期は、ファイナンスに関わる基本的な知識の蓄積が目的です。具体的なテーマやテキストは第1回目にゼミ生同士で相談して決め、続く秋学期はゼミ発表に向けて何らかのテーマを研究していきます。ゼミ発表後は1本のレポートを書くことを目的とし、テーマ選択と内容検討も行います。授業はゼミ員による報告形式で、担当者はパワーポイントレジュメを作成し、報告を進めていくことになりますが、報告者以外のゼミ員も積極的にコメントすることが求められます。また、主な年間行事としては、ゼミナール発表会への参加と夏期ゼミ合宿があります。 上記の内容に平行して、1年間を通じて行うのは株式投資の検討です。単に株式選択をするのではなく、なぜその銘柄を選択したのかを相互に検討し、企業や株式に対する理解を深めることで、具体的なファイナンスに関する知識を身につけることを目指しています。
枡谷ゼミ
管理会計に関連する研究テーマや事例分析を通じて、「深く考える力」「様々な視点で分析する力」「情報を発信する力」を養うことを目標とします。 管理会計と聞くと、よく分からない、難しそうと感じる人は少なくないかと思います。企業において管理会計は欠かせないものであり、その重要性は高く認識されています。管理会計は、経営のための会計や経営管理会計とも呼ばれ、会計情報を利用した経営管理を意味します。管理会計は古くから、トヨタや花王、ソニーなどの日本を代表する企業の強さ構築に大きく貢献してきたことから、「経営は管理会計そのもの」や、「管理会計は経営の羅針盤」などと言う企業人もいます。最近では、管理会計の1つの手法である「アメーバ経営」が、経営破綻したJALの再生に大きく貢献したことから、社会的な注目を集めています。管理会計は、学生にとってあまり馴染みがなく、何を示すのかイメージしにくいですが、企業経営上非常に重要で、良くも悪くも影響力の大きいものなのです。ゼミでは、管理会計に関連した研究活動を通じ、企業経営における管理会計の役割やその重要性について学んでいきます。
小林ゼミ
経営には経済的側面のほかに重要な側面があります。ひとつは社会学的側面、もうひとつは心理学的側面です。前者の社会学の基本的アプローチとは、社会現象が起こる原因をメカニズム(因果関係)として解明するアプローチ。後者の心理学のアプローチとは、主に企業で働く人のココロに焦点を当てたアプローチです。人が企業で働くということには、賃金を得ること以上の意味を持ちます。こうした経済的側面、社会的側面、心理的側面といった様々な視点から、総合的に経営を考えていくことが、本ゼミの研究テーマです。 また、本ゼミでは研究と同時に社会において必要となる最低限のスキル(ディスカッション・グループワーク・プレゼンテーションなど)の獲得を、副次的な目標として掲げています。こうしたスキルのトレーニングを複数回行うほか、研究成果の発表とプレゼンテーションのスキルアップのために、学内のゼミ発表会には参加が求められます。それらの準備にむけては一年を通してハードな課題が課せられますが、その分、具体的な知識を深く身につけることが可能です。 同期や先輩、後輩などとの協力作業や、社会人の方による講演や経営の現場に足を運んでの調査などを通して、多くの学びを得られる、「企業経営コース」ならではのゼミです。
村上ゼミ
このゼミでは、会社法・金融商品取引法を中心とした、企業を取り巻く法制度に関する研究を行います。 金融商品取引法は「上場会社に対する規制」「投資に関する規制」「金融商品取引業者に対する規制」などを主な柱とする法律です。大学生にとっては縁遠い法律のように思われるかもしれませんが、上場会社、証券会社、銀行などに就職した場合や、株式投資をしてみようと考えた場合などに、金融商品取引法の知識が役に立ちます。 また、会社法については、株式会社制度の基本を確認しつつ、上場会社の企業統治(コーポレート・ガバナンス)について、研究していきたいと考えています。目標は、会社法・金融商品取引法を中心に、企業を取り巻く法制度に関する知識を身に付けること。会社法・金融商品取引法も大学生にとってはイメージがつかみにくく、難しいと感じる場合も少なくないと思いますが、この2つの法律を中心に、企業を取り巻く法制度について学び 、就職後にその知識を活かしていけるよう、ゼミ全体で議論していきます。
藤木ゼミ
中小企業の現状を見ると、後継者問題、企業数の減少、人手不足、売上高の伸び悩み等が大きな問題になっています。どのような製品・サービスであっても、コモディティ化、技術の変化、競合の登場など、いつかは市場規模が拡大しなくなり、売上高の伸び悩みを経験するものです。中小企業が成長するためには、既存事業に拘らず、市場環境の変化をビジネスチャンスと捉え、積極的に新市場の開拓や新規事業に取り組んでいかなければなりません。本ゼミナールでは、そうした市場環境の変化に対応し、新規事業に取り組むことで成長している中小企業について研究します。
永戸ゼミ
情報化の進展は現代の企業経営におけるもっとも大きな環境変化の一つです。情報化は単なる技術変化のトレンドではなく、新たな産業や事業機会の創出、抜本的な経営の変革から最終的な顧客である消費者の日常生活にまで、大きな影響を及ぼしています。企業は情報技術を活用することで新たな付加価値を生み出し、それが多様な製品・サービスとして提供されることで、社会全体の情報化が進行しています。 本ゼミナールでは情報化によって生じる様々な具体的な現象をとりあげ、それらについて考え、理解していくことを目的としています。そこから「情報技術をどのように活用していくのか?」「情報化とはどのようなことか?」「そもそも情報とはどのような価値があるのか?」といった根本的な問題を検討・分析していきます。そのうえで、企業における情報技術の戦略的な活用事例を見つけ出し、単なる技術的視点だけではなく、経営的視点からの分析を行っていく予定です。 現代企業は、販売・マーケティング、生産・物流、管理活動などの機能的側面やコミュニケーション、ナレッジ・マネジメントなどの組織的側面にいたるまで、その活動のあらゆる場面で情報技術を活用しています。多くの事例にあたることで、情報技術の可能性を理解していきましょう。
大山ゼミ
現代社会は、子供の貧困、虐待、不登校・ひきこもり、ひとり親、若年妊娠、DV 、障害や疾患、社会的孤立、低年金、ワーキングプア、外国人労働者、ホームレスなど、たくさんのリスクにあふれています。社会保障制度は、こうした問題に対応するためにつくられているものの、時代の要請に十分に応えきれていないところもあります。しかし、ただ批判するだけでは問題は解決しません。現場をまわり、当事者の目線に立って問題をみることで、よりよい制度にしていく方法を考えていきます。 ゼミ生にはさまざまな視点から問題をとらえる力を身につけてもらうため、外部講師を招聘する場合があります。また、NPO、行政機関、各種施設などを訪問してインタビューを行います。 *訪問先や外部講師の例 子ども食堂、無料学習教室、フードバンク、シェルターなどを行うNPO、福祉事務所、児童相談所、社会福祉協議会、社会福祉施設(高齢・児童・障害)など、ゼミ生の興味関心に基づき、訪問先や外部講師をチョイスします。 ゼミはグループごとに分かれて特定の社会問題をテーマとして取り上げ、その対策としての社会保障制度のあり方を議論し、発表する経験を積みます。問題解決に必要となる視点・知識・技術を身につけ、就職活動におけるグループディスカッションやエントリーシート作成など、自分の考えを正確に他者に伝える能力を鍛えます。
徳田ゼミ
本ゼミでは、生涯にわたる人間の成長や変化の可能性、またそれを支える環境や支援のあり方について学びます。また個別テーマの探求、ならびにゼミ生間の協同的な学びを通して、私たちがより良く生きるうえで心理学が果たすことのできる社会的役割や責務について考察。インタビュー法を中心に、心理学の研究方法の習得を通して、実証科学としての心理学研究のあり方についても学びます。 春学期は、ゼミ受講生の問題関心に寄り添いつつ、関連領域(発達心理学、ポジティヴ心理学、質的調査法)に関する文献を共同で講読。続く秋学期は、各自の学習度と進捗に応じて、個人テーマ研究についての概要報告を加えていきます。文献検索の仕方、論文や統計データの読み方、インタビュー法や質問紙法観察法を中心とした心理学研究法についても指導します。 学期末には、人生のモデルや憧れとする人を対象に、ライフストーリーインタビューを実施。期末レポートとして提出してもらいます。ゼミ活動においては、グループディスカッションなど協同で学習する機会を多く取り入れ、研究テーマに応じて関係機関との連携や見学も行っていきます。活発な議論を通して互いの考えを伝え合い、学び育ち合う関係をつくっていくことを目指しています。
長谷川ゼミ
「VUCA(ブーカ)」とは、変動性 Volatility、不確実性 Uncertainty、複雑性 Complexity、曖昧性 Ambiguity のこと。新型コロナウィルス感染症大流行や、たび重なる自然災害のように、従来どおりの計画や方法では子どもの教育を支えることができない新時代に、プロフェッショナルに求められる価値観・姿勢・技術・能力を追求します。 *研究対象:学校教員、特別支援学校教員、塾講師、教育産業従事者 本ゼミでは、子どもの教育を支えるプロフェッショナルを訪問・招聘・遠隔インタビューし、「VUCA(ブーカ)」時代に子どもの教育を支えるプロフェッショナルに求められる、価値観・姿勢・技術・能力を調査・模索します。 【授業の方法】 1.各種施設訪問や招聘、遠隔調査 ・小学校(公立、私立) ・幼稚園(公立、私立) ・特別支援学校 ・塾、家庭教師、教育産業 2.子どもと関わる活動やボランティア 対象:小学校、幼稚園、保育所、学童クラブ、児童館、地域子ども対象イベント、海外交流イベント他 子どもに関わりたい人や教員になりたい人、福祉に関心がある人、ボランティアをやりたい人などにお勧めのゼミです。
文学部 国文学科(新古今時代の和歌)
私のゼミでは3回生で「新古今和歌集」を読んでいます。新古今時代の和歌は、それまでに詠まれた有名な和歌や、『伊勢物語』、『源氏物語』を踏まえて和歌を詠む、いわゆる本歌取りという技法が完成した時代。本歌取りとは、パイ包みの料理のようなものです。適当にかじりついても味はわかりますが、適切な場所からナイフを入れた時、パイに包まれた中に意匠を凝らした料理があることがわかります。作者の意図を理解して言葉を分析することで、本当の意味を汲み取ることができます。複雑で難しいところもありますが、その分、作者がこめた意味を理解できた時、「なるほど!」という驚きと喜びがあります。
文学部 英語文化コミュニケーション学科(イギリス文学・文化)
私のゼミでは、小説や詩、演劇作品といった文学を中心に、それらが映画化されたものや音楽なども対象にして、幅広くイギリス文学・文化を学びます。背景の歴史や社会との関連において、それぞれの対象作品をどのように解釈することができるのか、具体的な事例を交えながら一緒に考えていきます。例えば、女性の社会進出や人種差別などを扱った映画や小説、音楽などに触れて、関連資料を読んだあと、それらについて議論をしたり文章を書いたりします。こうしたことを通して、英語力だけでなく、感受性や想像力、美的感覚、他者に共感する能力、バランスの取れた批判的で創造的な思考力など、さまざまな力を養成し、自分の言葉で自分の意見を述べられることをめざします。
文学部 史学科(法から見た日本の中世社会)
3回生ゼミでは、前期は中世史料に慣れてもらうために、教科書を参照しながら戦国大名が出した法令の原文を読み、語句の意味を確認したり、逐語訳をしたりして、史料から歴史的情報を読み取る訓練を行います。あわせて、関連する史料や先行研究も調査してもらい、学問的な議論を行うための作法を学びます。後期には公家法・武家法・寺院法など多様な中世法の中から各自テーマを設定して、調査・考察を行い、その成果を発表してもらっています。歴史学を学ぶことを通して得られる思考法は、情報過多な現代においても必要な能力です。日々、流されてくる客観性を欠いたネットニュースや悪意のこもった情報、根拠のない噂・流言であたふたしないために役立つといえるでしょう。
発達教育学部 教育学科(ダンス教育、体育科教育、身体論、女性の身体、キャリア形成)
ゼミ生のほとんどが小学校・幼稚園の教員をめざしており、ゼミでは体育の授業づくりや子どもたちの身体、 女性の身体、教員としてのキャリア形成などについて学ぶ機会を提供しています。 卒業論文は、 自分で問いを立てるところからはじめ、 研究方法を設定して答えを見つけていく貴重な学びの機会です。 ゼミ生それぞれが、 ずっと考えていられるくらい自分が興味をもてるテーマを選んで取り組んでいます。 小学校の体育の教材づくりや苦手な子どもへの対応、 ダンスやスポーツのこと、 女性の痩せ願望やダイエット、 女性の働き方など、テーマはさまざまです。 自分の卒業論文についてゼミで発表したり、 仲間と対話したりすることを通して、自身の考えも広がり、深まっていきます。
心理共生学部 心理共生学科(臨床心理学、認知行動療法)
精神的問題からの回復への支援法の一つに「認知行動療法」というものがあります。ものごとに対する捉え方や考え方である「認知」や、ふるまいや習慣といった「行動」に焦点を当てる支援法です。こころの健康に関する心理学的支援法はさまざまあり、学問上は臨床心理学の領域に属しています。私自身は認知行動療法を中心に、精神疾患に対するスティグマ(偏見)や援助要請(援助を求めること)に関する研究などにも携わっています。ゼミには臨床心理学に関心のある学生が集まっており、各自が研究テーマを定め、調査や実験を行って卒業論文にまとめます。その過程では、考える力や主体性はもちろん、助け合いの力も伸びていきます。 また、学生には、①客観的な視点で考えることができる力、②主体的に疑問や意見をもつこと、③その疑問や意見を適切に相手に伝える力、を身につけてほしいと思っています。実際に2年間のゼミを通して、各自のテーマ以外の研究や難しい内容の研究についても興味深く聞き、それについての意見も述べてくれるようになっていってきます。また、お互いにフィードバックしていく中で褒められることも多く、自信がついていく学生さんもいます。さまざまな意見や思いを言葉にすることが促進され、相手の良い部分を探して見習うなど、お互いが高め合うようなグループになっていると思います。
家政学部 食物栄養学科(微生物学、公衆栄養学)
私は指導者、研究者でもありますが、京女の食物学科(現 食物栄養学科)で学んだOGの一人でもあります。「微生物学」の授業を受けたことがきっかけで「目に見えないのに一生懸命生きている」微生物についてもっと知りたい、細菌について研究したいという興味・関心につき動かされて現在に至っています。これまで特に食中毒や感染症を起こす、ヒトに有害な細菌を中心に研究してきました。ゼミでは、食品や環境に分布している細菌の性質や微生物制御などの食品衛生学的な研究と、高校生を対象にした食事や生活習慣に関する調査研究を行っています。実験・実習の機会が多く、時には大変な思いをすることもあると思いますが、管理栄養士免許証を手にした時には大きな達成感が得られるでしょう。
家政学部 生活造形学科(アパレル人間工学、被服体型学、被服構成学)
ゼミでは、アパレル(衣服) や繊維製品の設計に関する課題を取り扱います。 設計の基礎として、①人体の形態(骨格・筋・脂肪)と動作を理解し、 ②その測定方法や③人体の寸法や3Dデータの分析・統計処理、④衣服や製品設計技術などについて学びます。それらを基にして、ゼミ生の興味に合わせて研究テーマを設定し、データや情報の収集から分析し、わかりやすく説明できるスキルを学びます。テーマは、企業の委託を受けて既製服では合わないスポーツ選手の体型を3D計測して、体に適合した型紙を作ったり、バレエダンサーの踊りにくさを改善した衣裳を制作したり、障がい者のための服を設計したりと、ゼミが保有する充実した研究設備・機器とその解析技術を活用して、研究をしています。
現代社会学部 現代社会学科(企業を財務諸表から分析)
私のゼミでは「企業はどれくらい儲かっているのか?」「どれくらいの財産を保有しているのか?」など、さまざまな会計数値から企業を分析しています。財務諸表(決算書)の賃貸対照表、損益計算書、キャッシュフロー計算書だけではなく、新聞やビジネス雑誌の記事などと関連づけ、企業の経営戦略についても研究。3回生には他大学と合同でゼミの発表会を実施し、分析結果の発表をグループで行います。グループディスカッションやプレゼンテーションを行うことで理解を深め、他社の意見を取り入れながらまとめていくの能力を養っていきます。企業の財務諸表を読み解くスキルは、就職活動はもちろんのこと、社会に出てからもさまざまな面で役立つことでしょう。
データサイエンス学部 データサイエンス学科(スポーツデータ・マーケティングデータの分析)
私のゼミでは、スポーツ・マーケティングデータの分析に取り組み、実践的な知識や技術を学んでいきます。本ゼミの学びのキーワードは、データ分析による問題の具体化と抽象化を繰り返しです。この具体化と抽象化のループは、具体的な問題を抽象化して問題解決の糸口を探すなど、社会でもあらゆる場面に応用できる技能です。データ分析はチームで行い、個々の得意を生かしつつ、多様性を享受する姿勢も養います。一つのデータからでもさまざまな解釈があることを理解し、その違いを認められる多角的な視点と思考力を身につけてほしいと考えています。
薬学部薬学科 薬局管理学研究室
医療の世界も働き方改革により変化しつつあります。医師および看護師が医療をメインで支えてきましたが、今後は、医師や看護師以外の職種も前線で医療を担っていくことになります。薬剤師は病気を治療するうえで欠かせない「薬」を扱う職種ですから、患者さんにより身近な存在でなければなりません。当研究室では地域医療において薬剤師が患者さんを支えるにはどうすればよいかを研究しています。まだ薬剤師の在宅業務が一般的でなかった10年以上前から、教員が医師、看護師、介護支援専門員などと連携し患者宅におもむき在宅医療の一端を担ってきました。また、研究室の学生と一緒に患者宅を訪問し、問題の解決に向けてディスカッションをしてきました。私達の夢は、患者さんの苦痛、家族の苦悩をできるだけ取り除くことにより、患者さん、そしてそれを支える家族全てが「笑顔」で過ごせる在宅医療の実現です。この医療を実現するには患者さんに対する「思いやり」がかかせません。研究室の信念は、「良い教育をするには学生さんを好きになること」、「良い医療をするには患者さんを好きになること」です。
皮膚生理学研究室
皮膚は表層から、表皮、真皮、皮下組織からなっており、最表層の表皮では最下層で細胞が増殖し、順次表面に押し上げられ、角層となり、最終的に剥がれていきます。健康な皮膚にはこの表皮の増殖~剥離が正常であること、そして、表皮内の様々な代謝が正しく働くことが重要であり、我々の研究室では主にこの表皮の代謝に関して研究を進めています。多くの保湿系スキンケア剤に高分子ヒアルロン酸が配合されていますが、我々の研究室では皮膚に塗布した最小のヒアルロン酸(超低分子ヒアルロン酸)が一般的なヒアルロン酸より効果が高く、さらに様々な種類の影響を皮膚に与えていることを見出しており、新たなスキンケア素材としての検討を進めています。また、角層中に存在する脂質のセラミドは皮膚の潤いに重要で、現在多くの化粧品に配合されていますが、まだまだその調節メカニズム等、明らかになっていないことが多く、興味深い研究対象です。我々の研究室では角層中のセラミド量を高めるスキンケア素材の探索も行っております。 さらに、この様な表皮内の様々な代謝の解析に加え、より有効なスキンケア剤を産み出すべく、埼玉県内の企業と協働での研究も進めています。
病態解析学研究室
医療栄養学科では、からだと病気の仕組みを理解した食事療法や栄養療法、おいしい食事の調理や食品の開発・研究など食品の機能性、そして医薬品について詳しく学び、医療に限らず幅広いライフステージに対応することができる管理栄養士を目指すことができます。 近年、管理栄養士によるスポーツ選手の栄養サポートが注目されています。スポーツ選手の栄養サポートにかかわる管理栄養士には、食事状況を把握する能力、身体計測・血液検査・生理学的検査の結果を読み取る能力に加え、選手個々に合わせた栄養管理、栄養指導の実践力や選手が気兼ねなく話せる環境・関係を築く能力が求められます。とりわけトップアスリートでは、教科書通りでは不十分なこともあり、より対象選手に合わせたパーソナルな栄養マネジメントを実践するための研究が必要です。 そこで、病態解析学研究室では、スポーツ栄養学・スポーツ医科学の観点から「高強度運動によって消化管に生じる病態のメカニズムの解明を目指す基礎研究」と「競技パフォーマンスの向上を目指すスポーツ選手に対する栄養サポート」の二刀流で取り組んでいます。