ゼミ・研究室検索結果
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データサイエンス学部 データサイエンス学科(スポーツデータ・マーケティングデータの分析)
私のゼミでは、スポーツ・マーケティングデータの分析に取り組み、実践的な知識や技術を学んでいきます。本ゼミの学びのキーワードは、データ分析による問題の具体化と抽象化を繰り返しです。この具体化と抽象化のループは、具体的な問題を抽象化して問題解決の糸口を探すなど、社会でもあらゆる場面に応用できる技能です。データ分析はチームで行い、個々の得意を生かしつつ、多様性を享受する姿勢も養います。一つのデータからでもさまざまな解釈があることを理解し、その違いを認められる多角的な視点と思考力を身につけてほしいと考えています。
大西 磨希子ゼミ
◆この学科での学びのポイント 仏教の開祖釈尊や、浄土宗の開祖法然上人の教えを中心に、共生(ともいき)の精神や和合の精神を体系的に習得。少人数のゼミで、「研究」「講読」「演習」と段階的に専門性を高めます。それにより、本当の自分を見つめる「還愚」の視点から、これまでの価値観を再構築し、学んだ仏教の叡智を、現代社会の課題解決(SDGsの達成等)にいかせる、人間力と応用力を育てます。 ◆ゼミの内容 1年生を対象に、仏教にまつわるテーマを取り上げながら、大学での学びに必要な文章表現について実践的に学びます。学術的な文章では、正確な表現と明確な構成が求められます。引用の仕方や出典の表記といった基本ルールを含め、レポートの作成や卒業論文の執筆に向け、段階的に力を養っていきます。 ◆在学生の声 『意見交換を通して考えが広がる』 毎回、仏教に関するテキストを読み、興味のある事柄について自分の言葉でまとめます。先生や受講生との話し合いを通じて、新たな知識や考えに出会える楽しい授業です。 <仏教学科1年生(当時)>
荻原 廣ゼミ
◆この学科での学びのポイント 古典から近現代まで幅広い時代の文学作品を読み解き、現代においてこれらの文学作品がどのような意味をもつのかを多角的に研究。1年生から本物の文献に触れる原典体験をはじめとした実技や演習を行い、日本文学・日本語学・書道・日本語教育に関する質の高い専門的知識と考察力を実践的に身につけ、教育や出版など幅広い分野で活躍できる力を養います。 ◆ゼミの内容 外国人を主とした日本語非母語話者を対象に日本語を教える実践力を身につけるために、指導案を書き、教材を作成し、実際に模擬授業や教育実習を行う授業です。最近の公教育には外国人の児童、生徒が増えており、将来日本語教師をめざす人だけでなく、小学校や中学校・高校の国語の教師をめざす人にも必要なスキルを養います。 ◆在学生の声 『日本語教師として必要な知識を備える』 外国の方に日本語を教える「日本語教育」を学んでいます。自分たちで考えて模擬授業を行い、先生にアドバイスをいただきながら日本語教師をめざしています。 <日本文学科3年生(当時)>
寺嶋 一根ゼミ
◆この学科での学びのポイント 日本史・東洋史・西洋史それぞれの文献史料を読み解き、未知の世界や時代の人と出会い、世界史的視点から客観的に分析。その結果から現代に起きている事柄を理解し、これから起きる未来や新しい展開を予測します。全学年を通してゼミ形式の授業を行い、一人ひとりの研究内容にきめ細かく対応するのも特徴です。 ◆ゼミの内容 高校までの教科書に沿った歴史ではなく、自分自身でテーマを設定し調査研究する歴史学への導入にあたる科目です。日本近世史を研究するうえで必要な考え方や文献・データベースの調べ方などを学びます。ゼミ生の研究テーマは、幕末の政治史、地元の街道の歴史など多種多様です。またゼミ内での発表によって、自分自身の考えを第三者に伝える力も身につきます。 ◆在学生の声 『史料や論文を読み解きプレゼン能力をつける』 自分自身が興味のあるテーマに関する史料や論文を熟読することで、読解力や論理力を養いながら、先生の丁寧な助言をいかしてプレゼンテーション能力を高めています。 <歴史学科2年生(当時)>
渡邉 照美 ゼミ
◆この学科の学びのポイント 「人は人の中で育つ」。教育学科では、理論と実践を融合させた独自のカリキュラムとシラバスに基づき、学生間の関係性、教員との関係性、学校・現場や地域との関係性を重視した指導をしています。人間形成に重要な4年間に様々な考え方や価値観に触れる機会を用意し、教育現場に普遍的に求められる「感性と専門性に長けた教師」を育てます。 ◆ゼミの内容 このゼミでは、子どもや家族を取り巻くテーマに対して、アンケート調査や面接調査を行いながら考えを深めていきます。学生は、発達心理学・家族心理学の知見を用いて当人たちの背景まで考察。多角的な視点で「目の前の子ども・家族」を正しく理解できるようになります。 ◆在学生の声 『実際の教育現場に即したスキルを習得』 授業では教員経験のある教授に指導していただけます。教育現場で実際にあった出来事や生徒のお話を聞きながら、実践的かつ専門的なスキルを学びます。 <教育学科3年生(当時)>
中道 泰子 ゼミ
◆この学科の学びのポイント 不登校や児童虐待、職場のストレス問題から高齢者への支援など、ますます増加する心の問題に対処できる「心の専門家」としての能力を育成。少人数クラスを編成し、一人ひとりが主体的に学べる環境を整備。社会事象と個人を取り巻く環境を理解しながら、人の「心」に寄り添い、社会に貢献できるスキルを養います。 ◆ゼミの内容 このゼミでは、学生が日頃感じている「こころ」に関するさまざまな疑問を研究・考察。疑問を明らかにしていく中で、学生は「自分はいかに生きていくのか」という人生の大いなる問いに向き合います。また、自分の「こころ」 の在りように気づくだけでなく、相手の「こころ」への理解にもつなげてもらえるように指導しています。 ◆在校生の声 『意見を交わす中で興味関心が広がる』 授業では先生と受講生全員の話し合いが中心です。自分の研究にフィードバックをもらったり意見を発信したりすることで、専門分野以外の領域に対しても興味関心が広がります。 <臨床心理学科4年生(当時)>
大谷 栄一 ゼミ
◆この学科の学びのポイント フィールドワークを中心に、現代まで残る有形・無形の史料を読み取り、過去から現代までに至る人間の営みを探究します。2年生以降は地域文化領域・民俗文化領域・芸術文化領域の3領域から主専攻と副専攻を選択。多角的な視点での学びとフィールドワークでの実践的な学びによって問題発見・課題解決能力を養います。 ◆ゼミの内容 フィールドワークを行い、京都の伝統文化を調査します。調査対象は京都のお祭りや和菓子、着物、伝統工芸など。現地調査やインタビュー調査を通じて現代京都の伝統文化が抱える課題を理解し、解決策を他大学との政策研究交流大会で発表。授業を通じて、社会人として重要な「調べる力」が身につきます。 ◆在校生の声 『研究活動を通じてやりがいを実感』 社会調査・研究で得られた結果を論文としてまとめ、研究大会で発表します。日々の研究や添削は大変ですが、 それ以上にやりがいを感じられるのがゼミの特徴です。 <現代社会学科3年生(当時)>
水上 象吾 ゼミ
◆この学科の学びのポイント 公共政策学科では、社会の課題を自ら発見してその解決に取り組む積極的な意思をもつ、社会科学に関する幅広い教養を身につけた人材を養成。「地域政治コース」と「地域経済コース」の2コースで、社会科学の様々な学問分野をバランスよく学びます。 ◆ゼミの内容 学生が主体となって、地域や環境に関するテーマを設定。フィールドワークで集めたデータを分析し、課題解決に向けた具体的な提案を行います。 2024年度は水族館で「展示動物の動きが写真スポットの人気度や癒やしに与える影響」を調査。また、ゴミの排気量を可視化するため、学内で廃棄されるペットボトルでツリーを作成しました。 ◆在学生の声 『ゼミの思い出は一生の宝物』 学生主体で授業を進める水上ゼミ。フィールドワーク調査や環境問題についての議論など様々な課題に挑戦し、楽しみながらも活かせるスキルが身につくのを実感できます。 <公共政策学科3年生>
長瀬 正子ゼミ
◆この学科の学びのポイント 社会福祉学科では、平和で安定した共生社会を追求する社会福祉専門教育を展開。実践経験豊かなスタッフによる基礎理論、政策・制度、保健医療、実習指導で「福祉マインド」を育て、多様性を理解し、社会に貢献できる人材を養成します。 ◆ゼミの内容 本ゼミでは、自らの問題関心を丁寧に見つめ、それに取り組んでいます。自分が困っていることや生きづらさをもとに問いを設定し、研究としてその問いに取り組みます。自分自身の内面に向き合い、新たな自分自身を発見します。時に大変な作業ですが、毎年、ゼミの仲間と教員が伴走し、学生本人しか書けないゼミ論文を完成させています。 ◆在学生の声 『研究テーマを通し対話するゼミ』 自分の好きなこと、大切にしたいことなど自らの関心をゼミ内で共有して研究します。ゼミ旅行やゲスト講師の特別授業で多様な体験や積極的な対話ができます。 <社会福祉学科4年生(当時)>
谷田 惣亮ゼミ
◆この学科の学びのポイント 理学療法学科では、学びの基礎となる医療・医学の知識修得も大切にしながら、時代と地域社会の要請に基づく最新の理学療法に関する教育を展開。専門知識と技術を身につけた理学療法士を養成します。 ◆ゼミの内容 このゼミでは学生一人ひとりが研究テーマを立てて、各種の機器を用いて人間の動きに関するデータを取り、客観的に分析して考察しています。リハビリテーション分野に関する知見を深めて自身の抱いた疑問を解明。さらに、研究テーマの立案から成果の発表までの研究手法を習得することができます。 ◆在校生の声 『丁寧な指導のもと研究に取り組める』 グループで意見を出し合いながら、興味のあるテーマについて研究・考察を行います。先生も親身に相談に乗ってくださり、楽しく研究を進められることが魅力です。 <理学療法学科4年生(当時)>
清水 奈穂美ゼミ
◆この学科の学びのポイント 看護学科では、少人数体制で手厚い指導を展開。充実した設備や総合大学の利点をいかした教育で全人的なケアができる確かな臨床・実践力をもった看護師・保健師を養成します。保健師国家試験受験資格課程の定員は最大15名で、保健師受験資格取得者は所定科目を修得すれば、養護教諭(2種)の免許状の授与申請も目指せます。 ◆ゼミの内容 地域住民を対象に、幅広い年代が「その人らしく生きること」を支える看護を学びます。さまざまな健康レベルの人たちが各々の意思で生活する地域で、看護師は情報を収集し、状況に応じて「判断」することが求められます。VRを用いた「気づきトレーニング」では自宅訪問の臨場感を感じながら、グループで地域・在宅看護を主体的に学び合います。 ◆在校生の声 『療養者にとって暮らしやすい環境を追求』 VRを使用することで実際に近い形で訪問看護の体験をすることができます。療養者の視点に立つことを大切にし、必要な看護とは何か学生同士で話し合いながら学習を深めていきます。 <看護学科4年生>
工藤ゼミ
日本の歴史の95%以上は文字が無い先史時代(旧石器時代・縄文時代・弥生時代・古墳時代)ですが、この時代の歴史を知ることができる唯一の方法が考古学です。また、考古学は歴史時代以後においても、文献には記録されない過去の生活文化を知ることができるため、とても重要なのです。 工藤ゼミでは、遺跡に残る様々な証拠から、日本文化の成り立ちやそのルーツを学生の皆さんと一緒に考えていきたいと思います。遺跡などのフィールド調査や博物館見学なども行いながら、日本文化のルーツを紐解いていきます。
橋本ゼミ
「スポーツ」という言葉には、オリンピックを頂点とした「競技」というイメージがありますが、世界には競技スポーツに留まらない多種多様なスポーツが存在しています。そもそも英語sportの語源はラテン語のデポルターレにさかのぼることができ、気晴らしをする、楽しむ、遊ぶという意味を持っています。今日にもその要素は残されていますが、どちらかと言えば、勝敗がつく競技とのイメージが今日では少し強いのではないでしょうか。 橋本ゼミでは、スポーツの意味を広く捉え、トップアスリートが行う競技スポーツから、一見スポーツとは見なされない遊び、祝祭における気晴らし行為なども研究の対象としています。また、スポーツや運動は身体面で健康と結びつき、気晴らしは精神面で健康と結びつきます。卒業論文の執筆にむけて、ゼミではこうした「スポーツ」や「健康」をとりまく様々な文化的現象・現代的問題を取り上げ、文献調査やインタビュー調査を通して分析し、問題の所在や現象の要因を読み解く力を培います。 スポーツの歴史や世界に広がる様々なスポーツ文化を通して、これまで自分の中にあった「スポーツ」に対する固定観念にとらわれることなく、多面的にスポーツを捉える目を養って欲しいと思っています。
澤田(匡)ゼミ
心理学は、占いや魔術の類いではなく、調査や実験で得られた行動を数量化し、統計的な手法を駆使して「心」の謎に迫る科学の一分野です。例えば、身近な人の成功を妬むあまり、その人が失敗すると思わず心を弾ませるような経験に心当たりはありませんか。「シャーデンフロイデ」と呼ばれるこの感情は、すぐにでも消し去るべき邪なものだと考えてしまうかもしれません。しかし、こうした喜びにも、自分の価値を回復させるといった機能があることがわかっています。このように、決して良し悪しだけでは語り尽くせない人間の「心」について、調査や実験を用いて解明しようとする学問が心理学なのです。 澤田ゼミでは、学会への参加やオンライン調査の実施などを通じて、さまざまな感情や性格を研究対象として捉える視点を養います。4年次に執筆する卒業論文では、ゼミ生が拘りをもって向き合えるテーマを設定できるように心がけています。オンラインゲームの課金傾向尺度の作成、愛着スタイルとファン行動の関係、アイドルグループのメンバー編成変化の受容過程など、そのテーマは極めて多岐にわたっています。科学が描き出す「心」の有り様に目を向けながら、人生の糧となる教養を培ってもらえたらと願っています。
宇都宮ゼミ
食文化は、地域の風土により形成され、異文化との交流、科学技術の進展によって変化していきます。 例えば『すし』は、多く獲れた魚を長期保存するため、塩と米で漬けた「なれずし」が最初といわれ、それが「押しずし」となり、江戸時代に「握りずし」が誕生します。当時のネタは、冷蔵技術がないため、酢〆たものや醤油漬け、煮アナゴなど下処理されたものでした。新鮮な生魚を使った現代の「すし」が食べられるようになったのは冷蔵技術が発達したおかげです。すしは、郷土料理の一つとして日本各地域でさまざまな食べ方があります。また世界各国には、チーズやチョコを使った新しいSUSHIが生まれています。世界ではなぜその食材が用られたのか? 郷土料理のスシの種類は?それが継承される要因は? 宇都宮ゼミでは、自分が関心を持ったテーマに、まずは食が生まれた背景を文献調査します。次に聞き書きやアンケート、フィールド調査、官能評価などの方法を用いて分析し、卒業論文を書きます。これまで乳製品を使った乳和食や、持続可能な社会に向けた昆虫食、鶏肉禁忌から廃鶏の利用まで、関東と関西の納豆摂取1992・2020年比較などがあります。 過去から現在を知ることで、現在から未来を創造する、変わりゆく食文化を一緒に研究してみませんか。
石澤ゼミ
石澤ゼミは、国際関係をメディア・情報・世論から分析して理解を深めていくゼミです。そのためには国際関係についての理論的な枠組みを理解すること、メディアコミュニケーションについての基本的な枠組みを理解すること、国際問題についての理解と歴史的な変遷を理解することがベースになります。その上でこの種の問題の中心になるのはアメリカなので、アメリカの外交関係と同国のメディア・情報・世論との関係をまず学びます。次に日本を中心とした国際関係をみていきますが、その際には最も関係の深いアメリカ、次いで中国、韓国、台湾など東アジアとの関係を取扱います。 なお、このように「国際関係とメディア」という形で、学生が理解を深めた上で、その後学生の関心が国際関係だけの問題、あるいはメディアだけの問題という形に分かれて研究を進めていくことも可能としています。
澤田(知)ゼミ
澤田ゼミでは、イギリスの近現代小説を中心に、英語のフィクションを読み、英語圏文学・文化について学びます。「語る」という行為や、わたしたち自身と社会に関わる多種多様な問題を考えます。 読むという行為は、作家、そして自分との対話です。難しくて、とても面白い。授業では大好きなファンタジーをよく取り上げます。文学は、楽しく学ぶ以上に、学ぶということの本当の楽しさを知るのにうってつけの学問です。
伊藤ゼミ
開発途上国は実はとても「豊か」です。その豊かさを知ることなしに、国の開発に携わることはできません。伊藤ゼミでは、外部者がどのように開発途上国の人々と関わっていけるかを考えていきます。 市民社会を構成するアクターとしての非営利組織(NPO・NGO)の研究は比較的新しい分野であり、かつ、政治、経済、社会、文化等、多岐にわたる学問です。市民社会を活性化させる、つまり、human change agentとしてNPO・NGOが果たせる役割を、理論的根拠を精査しながら、しかし、潮流に流されずに、そのあるべき姿を追究していきます。その研究過程においては、『百聞は一見に如かず』ということわざの通り、NPO/NGOコミュニティにおける実践が必要不可欠です。実際の体験を通じて、これからの日本、国際社会の発展においてNPO・NGOが果たすべき役割を一緒に考えましょう。
大桃ゼミ
これまで受けてきた教育。当たり前と思っていたことが、世界的にみるとそうでないことも多くあります。その一方で、グローバル化の進展のなかで、日本の教育は国際機関や諸外国の影響を強く受けるようになりました。それでは、日本の教育にはどのような特徴があり、どのような変化や課題がみられるのでしょうか。 大桃ゼミでは国際比較を含めて教育の改革について検討を行っています。教育は個々人の成長や発達、社会の存続や発展、文化の継承や創造にとって重要な営みであり、そのためにまた多くの課題があります。教育の意味やそれを支える仕組み、教育のこれまでとこれからについて、国際的視点を交えて学生の皆さんと一緒に考えていきます。
クレイゼミ
大学で英語のスキルを伸ばす機会はとても多くありますが、特にお勧めできるのは翻訳、通訳の授業を受講することです。言葉を上手に訳するのは簡単なことではありません。しかし、そのプロセスを通して文法力、単語力、そして創造的に英語を使う力を身につけることができます。 クレイゼミでは文学作品の翻訳について学びます。若者向けのさまざまな作品(小説、戯曲)を実際に翻訳し、その内容について議論し、お互いの翻訳スキルの向上を目指していきます。また、翻訳を通して、語学の習得に必要な文化的背景も学んでいきます。
高橋ゼミ
今日、英語は世界のさまざまな場面で、英語を母語とする人々(ネイティブ・スピーカー)のみならず、英語を母語としない人々(ノンネイティブ・スピーカー)の間でも使われています。高橋ゼミでは、ノンネイティブ・スピーカーの数がネイティブ・スピーカーの数を上回る現状と英語が世界に広まった背景に注目します。なぜ他の言語ではなく英語なのか、英語の広がりによって生じうる「不平等」等、影の側面にも注目します。 また、英語の多様性についても理解を深めます。イギリス英語やアメリカ英語をはじめとする英語圏の英語にも、広がった先で新たに生まれた英語(インドの英語、シンガポールの英語、ナイジェリアの英語や中国の英語)にも、発音、語彙、表現、文法に特徴が見られます。例えば、皆さんはHow are you going?やHave you eaten?という表現や、journoやteacheressという言葉を耳にしたことはありますか。 このように、高橋ゼミでは世界における英語使用の現状や英語の多様性について理解を深め、母語が異なる人々をつなぐ『国際共通語』としての英語の役割と特徴について学びを深めていきます。
平等に関する研究
大学院時代から、合衆国のAffirmative Action(AA)の正当性に関する判例と学説の理論を参照して、日本でアファーマティブ・アクションが如何なる理由から正当化されるのかを研究してきました。 この研究によって2010年9月に東北大学大学院法学研究科で博士号を取得し、2015年11月には単著(『Affirmative Action正当化の法理論-アメリカ合衆国の判例と学説の検討を中心に』(商事法務))を公刊しました。その後、この研究をさらに進展させ、2017年4月から2021年3月までに進めた研究を基に、2冊の単著(『アファーマティブ・アクションの正当化と批判の憲法理論』(尚学社, 2022年9月公刊予定);『アファーマティブ・アクション正当化の法理論の再構築』(尚学社, 2023年2月公刊予定))を公刊予定です。以上の単著3冊によって、アメリカ合衆国のAAの内容を明らかにしました。日本の学説は、マジョリティ(負担者)とマイノリティ(受益者)という枠組でAAを捉え、その理解を前提として構造的差別の是正策としてアファーマティブ・アクションの導入を提唱するための理論的基礎としてAAを参照しています。しかし、AAはマジョリティが社会的資源を維持するためにマイノリティに対してその獲得を高めることもあります。また、社会的資源の獲得(AAの対象者となること)を求めて、マイノリティ同士で争いが生じており、合衆国のAAの内実は平等の視点だけでは理解できません。多様なグループから構成される合衆国は分断の火種を抱えており、各グループに社会的資源を分配することで統合を促進する必要があり、AAはそのための道具(人種統合促進策)であることを明らかにしました。
竹村刑事法ゼミ
現代社会に見られる犯罪や事件とその対策について、法律学、心理学、経済学など多角的な視点から研究することで原因を解明し、総合的な対策を考える力を養います。犯罪・事件といったネガティブな現象の考察から、社会の問題が明らかになることがこの研究の醍醐味です。また、現場を見ることも重要視しており、網走刑務所、横浜刑務所、美祢社会復帰促進センター(PFI刑務所)、久里浜少年院、愛光学園(女子少年院)、沼田町就業支援センター(自立更生促進センター)などの関係施設を訪問することで、理論と実践が結びつく学習をしています。 授業では、発表者の問題提起から始まって活発な意見交換が行われ、また次の発表でその議論が活かされるようなスパイラル学習を実践しています。学生たちには、社会現象を批判的に分析することで本質を見抜き、根本にある問題を解決する力を身に付けてほしいと思います。
清水ゼミ
ヒトのカラダは外部からの様々なストレスや環境に対して調節機能が働き、恒常性を保とうと働きます。 清水ゼミでは、ヒトの生体機能について幅広い視点から研究します。自律神経機能測定では、交感神経と副交感神経の活動状態を、何らかの負荷をかける前後に測定し、値やグラフから検討します。酸化ストレス・抗酸化力の測定は、運動選手の大会や試合に向けた自己管理(コンディショニング)に有用であり、運動群と非運動群を比較したところ有用性が明らかとなりました。呼吸機能検査からは、運動誘発性喘息について調査・研究します。精神的疲労度とは何か、また嗅覚や味覚など感覚機能について学びます。体内の糖質、脂質を測定し、生活習慣病予防との関連を探ります。20歳以上の学生に対して、適正飲酒の啓発を目的としたアルコール体質検査の実施と結果の提供を行っています。市民マラソンランナー健康チェックボランティアにより、コミュニケーション力の向上を目指します。学生の卒業研究は、キーワードを提示し、それらを組み合わせて各自が計画した研究内容に沿って実施します。
柴山研究室
持続可能社会を実現するための取り組みが世界中で行われており、この社会の実現のためには再生可能なエネルギー源の開発が重要な取り組みになります。中でも太陽光発電は大きな期待を集めていますが、現在普及している太陽電池は曲がらない・重いといった問題があり、さらなる普及の妨げになっています。 研究室で取り組んでいるペロブスカイト太陽電池は、フレキシブル化ができ、軽く、半透明にもできるといったいままでの太陽電池にはない特徴があります。そのため、壁面や窓など今まで利用できなかった場所にも太陽電池を設置できるといったメリットがあります。
井口研究室
得手不得手がはっきり出てしまう実技教科の代表は、保健体育。体育実技の基となるスポーツの起源を調べてみると、「あそび」や「冒険」から誕生していることがわかります。日常の生活から離れ、あそびや冒険に没頭する。そこから生きがいや希望を見つけ、今日までのスポーツ文化を繫栄させてこれたのは、ただただ「楽しかった」から。この研究室では、小さな冒険やスポーツの魅力を生徒に伝え、生涯にわたって健康で充実した明るい人生を創造させることのできる指導者の育成を目的にしています。ゼミ生が初めに体験するのは、野外チャレンジ。田んぼでの泥んこあそびや沢登りチャレンジ。身体まるごとぶつかることで日常にない爽快感、達成感を体感できると思います。そこから中学・高等学校の体育授業を創造していきます。
宮津ゼミ
地域から積極的に学ぼうとするゼミです。地域貢献をしている個人、団体、会社に協力し、一緒に活動する過程で様々な学びをしています。
成田研究室
桐蔭横浜大学成田研究室は、社会に必要とされる「研究」を行うためのスキルの獲得、社会に必要とされる「人」になるための人間力の向上を目指しています。 医療現場やスポーツ現場の経験を活かした臨床研究を行っており、定量的に物事を捉え、科学的根拠に基づいた医療提供や選手のサポートを行えるように日々様々な研究に取り組んでいます。研究成果は学会や論文で発表を行い、世の中へ情報発信をしています。 学部生と院生が協力して研究を行っているのも研究室の特徴の一つであり、院生には社会人の学生も多く在籍しています。また、国内・海外の研究機関や、企業、病院、介護施設といった学外との共同研究も活発に行っています。 成田研究室は、授業や部活動では経験のできない様々な経験を積むことができます。桐蔭横浜大学にご入学された際には成田研究室にぜひお越しください。お待ちしています。
溝上研究室
チームや選手個人の競技力を発揮・向上させるには、コーチング活動にスポーツパフォーマンス分析を有効活用することが重要だとされています。競技スポーツでは近年のテクノロジーの急速な発展も相まって、実際のパフォーマンスに関する情報を収集・分析し、効果的に伝達することの重要性が高まりを見せています。 そうした状況の中で本研究室は、ゲームパフォーマンス(試合)分析を中心に、選手またはコーチの思考やスポーツ現場の実態調査など、競技力向上に資する研究に取り組んでいます。特にゲームパフォーマンス分析では、本学の施設「TOIN Sports Analytics Lab」でナショナルチームやプロスポーツチームでも使用される分析ソフトウェア等を扱うことができるため、非常に充実した環境で実践的な活動を展開することができます。学生たちはゼミ活動をとおして情報のより効果的な扱い方を探究し、スポーツアナリストなどの専門的な職業に限らず、実社会で活かすことができる知識とスキルの習得を目指しています。
林田研究室
林田ゼミでは「より多くの子どもたちが運動あそびをできる機会を増やそう」と子どもの体力測定会や、オンデマンド・オンラインでの遠隔運動指導をしたり、幼稚園や小学校のアフタースクールで運動あそび指導を行なったりしています。 皆さんは体力に自信がありますか?活動的な生活を送るためには体力が必要ですが、体力は20歳頃をピークに低下します。そのため、子どものうちに体力を高めておくことが必要です。 中でも、10歳頃のゴールデンエイジの時期に運動を行うことは、子どもたちの将来のために重要です。しかしながら現在、日本の子どもたちの体力は低下し過去最低と言われています。さらには、横浜市の子どもの体力は全国平均よりも低いようです。このことから、地域の子どもたちの運動機会を確保し、運動習慣の確立に向けての取組みが必要です。 桐蔭横浜大学にはスポーツが得意な大学生がたくさんいます。このような大学生と地域の子どものスポーツの場を「うまく」つなげることが私たちのミッションと考えています。