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リハビリテーションを通じ、健康と生活の質的向上を図る
リハビリテーションには、障がいを持った人の運動能力回復のための理学療法と、心身にわたる諸機能を回復するための作業療法がある。理学療法では、立つ・歩くなどの運動療法とマッサージや電気による物理療法を用いるための知識、技術を学び、「理学療法士」をめざす。一方、作業療法は、精神疾患なども含めて用いられるもので、たとえば、園芸や工芸を通じ、患者が生活の自立性を回復するための知識、技術を学び、「作業療法士」をめざす。
作業療法の場合であれば、初年次には概論と基本的な実習、運動学・生理学・解剖学などの医療基礎から始まる、検査や計測の知識や手法を学ぶ。その後、患者の特質に応じたさまざまな療法の理論を習得し、演習などを通じて技術を身に付けていく。
小学校・中学校・高校および特別支援学校の児童・生徒と教員の健康診断・健康相談などを行う仕事。学校職員として勤務するのではなく、教育委員会からの委嘱を受けて、地域の医療機関に勤務する医師が、非常勤職員として必要なときに勤務する。具体的には、健康診断・健康相談のほか、インフルエンザなどの感染症、食中毒の予防に必要な助言と指導を行ったり、学校の保健安全計画の立案に参加したりするなど、学校の環境衛生、環境全般の維持・改善などに関わる仕事をする。
小児に関する医学的な知識が必要だ。小さな症状も見落とさない注意深さが求められる。また、児童や生徒が分かりやすいように、症状や今後注意すべきことなどを説明する指導力があることも重要。身体に打ち身や傷がある場合などには、教員に報告することも必要となり、連携が取れるコミュニケーション能力のある人に向いている。