関東・甲信越エリアのゼミ・研究室検索結果
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荒川裕志 研究室
バイオは直訳すると「生体」、メカニクスは「力学」のこと。 要するに「スポーツバイオメカニクス」とは、スポーツにおける動きの様子や仕組みを解明しようとするスポーツ科学の一分野です。 例えば、足が速い人はどのような地面の蹴り方をしているのか、遠くへボールを投げられる人はどのような腕の使い方をしているのか、などを調べるイメージです。 荒川研究室では、光学式三次元モーションキャプチャや床反力計などの機器を用いて、各学生の興味が赴くまま、次のような卒業研究を行っています。 【卒業研究テーマ例】 ・サッカー選手の鋭い方向転換に必要な身体の使い方 ・ハンドボールのジャンプシュートにおけるひねり動作の役割 ・スクワットでバーを担ぐ位置が股関節と膝関節の動きに与える影響
塚原研究室
養護教諭課程では、実習や学習支援ボランティアなどの学校現場での学びも大切にしています。学生は、大学で学んだ理論をもとに、実際に子どもを支援する中で、悩んだり考えたりします。そして、それを友人と話し合ったり、解決策を探したり、実習校の先生や大学の教員に指導を受けたりしながら、広く知識を習得し、実践力を身につけていきます。 「大学で学んだ理論と学校現場での実践とを結びつけながら、学びを深める」ということを積み重ね、社会で活躍することができる養護教諭の育成を目指しています。 主な学校実習 発達支援実習Ⅰ(特別支援学校)Ⅱ(高等学校)Ⅲ(学生が希望する学校) 保健管理時実習(小学校と高等学校での健康診断、救急処置など保健管理) 養護実習(小学校と中学校) その他、学習支援ボランティアなど
薬学部薬学科 薬局管理学研究室
医療の世界も働き方改革により変化しつつあります。医師および看護師が医療をメインで支えてきましたが、今後は、医師や看護師以外の職種も前線で医療を担っていくことになります。薬剤師は病気を治療するうえで欠かせない「薬」を扱う職種ですから、患者さんにより身近な存在でなければなりません。当研究室では地域医療において薬剤師が患者さんを支えるにはどうすればよいかを研究しています。まだ薬剤師の在宅業務が一般的でなかった10年以上前から、教員が医師、看護師、介護支援専門員などと連携し患者宅におもむき在宅医療の一端を担ってきました。また、研究室の学生と一緒に患者宅を訪問し、問題の解決に向けてディスカッションをしてきました。私達の夢は、患者さんの苦痛、家族の苦悩をできるだけ取り除くことにより、患者さん、そしてそれを支える家族全てが「笑顔」で過ごせる在宅医療の実現です。この医療を実現するには患者さんに対する「思いやり」がかかせません。研究室の信念は、「良い教育をするには学生さんを好きになること」、「良い医療をするには患者さんを好きになること」です。
皮膚生理学研究室
皮膚は表層から、表皮、真皮、皮下組織からなっており、最表層の表皮では最下層で細胞が増殖し、順次表面に押し上げられ、角層となり、最終的に剥がれていきます。健康な皮膚にはこの表皮の増殖~剥離が正常であること、そして、表皮内の様々な代謝が正しく働くことが重要であり、我々の研究室では主にこの表皮の代謝に関して研究を進めています。多くの保湿系スキンケア剤に高分子ヒアルロン酸が配合されていますが、我々の研究室では皮膚に塗布した最小のヒアルロン酸(超低分子ヒアルロン酸)が一般的なヒアルロン酸より効果が高く、さらに様々な種類の影響を皮膚に与えていることを見出しており、新たなスキンケア素材としての検討を進めています。また、角層中に存在する脂質のセラミドは皮膚の潤いに重要で、現在多くの化粧品に配合されていますが、まだまだその調節メカニズム等、明らかになっていないことが多く、興味深い研究対象です。我々の研究室では角層中のセラミド量を高めるスキンケア素材の探索も行っております。 さらに、この様な表皮内の様々な代謝の解析に加え、より有効なスキンケア剤を産み出すべく、埼玉県内の企業と協働での研究も進めています。
病態解析学研究室
医療栄養学科では、からだと病気の仕組みを理解した食事療法や栄養療法、おいしい食事の調理や食品の開発・研究など食品の機能性、そして医薬品について詳しく学び、医療に限らず幅広いライフステージに対応することができる管理栄養士を目指すことができます。 近年、管理栄養士によるスポーツ選手の栄養サポートが注目されています。スポーツ選手の栄養サポートにかかわる管理栄養士には、食事状況を把握する能力、身体計測・血液検査・生理学的検査の結果を読み取る能力に加え、選手個々に合わせた栄養管理、栄養指導の実践力や選手が気兼ねなく話せる環境・関係を築く能力が求められます。とりわけトップアスリートでは、教科書通りでは不十分なこともあり、より対象選手に合わせたパーソナルな栄養マネジメントを実践するための研究が必要です。 そこで、病態解析学研究室では、スポーツ栄養学・スポーツ医科学の観点から「高強度運動によって消化管に生じる病態のメカニズムの解明を目指す基礎研究」と「競技パフォーマンスの向上を目指すスポーツ選手に対する栄養サポート」の二刀流で取り組んでいます。
工藤ゼミ
日本の歴史の95%以上は文字が無い先史時代(旧石器時代・縄文時代・弥生時代・古墳時代)ですが、この時代の歴史を知ることができる唯一の方法が考古学です。また、考古学は歴史時代以後においても、文献には記録されない過去の生活文化を知ることができるため、とても重要なのです。 工藤ゼミでは、遺跡に残る様々な証拠から、日本文化の成り立ちやそのルーツを学生の皆さんと一緒に考えていきたいと思います。遺跡などのフィールド調査や博物館見学なども行いながら、日本文化のルーツを紐解いていきます。
橋本ゼミ
「スポーツ」という言葉には、オリンピックを頂点とした「競技」というイメージがありますが、世界には競技スポーツに留まらない多種多様なスポーツが存在しています。そもそも英語sportの語源はラテン語のデポルターレにさかのぼることができ、気晴らしをする、楽しむ、遊ぶという意味を持っています。今日にもその要素は残されていますが、どちらかと言えば、勝敗がつく競技とのイメージが今日では少し強いのではないでしょうか。 橋本ゼミでは、スポーツの意味を広く捉え、トップアスリートが行う競技スポーツから、一見スポーツとは見なされない遊び、祝祭における気晴らし行為なども研究の対象としています。また、スポーツや運動は身体面で健康と結びつき、気晴らしは精神面で健康と結びつきます。卒業論文の執筆にむけて、ゼミではこうした「スポーツ」や「健康」をとりまく様々な文化的現象・現代的問題を取り上げ、文献調査やインタビュー調査を通して分析し、問題の所在や現象の要因を読み解く力を培います。 スポーツの歴史や世界に広がる様々なスポーツ文化を通して、これまで自分の中にあった「スポーツ」に対する固定観念にとらわれることなく、多面的にスポーツを捉える目を養って欲しいと思っています。
澤田(匡)ゼミ
心理学は、占いや魔術の類いではなく、調査や実験で得られた行動を数量化し、統計的な手法を駆使して「心」の謎に迫る科学の一分野です。例えば、身近な人の成功を妬むあまり、その人が失敗すると思わず心を弾ませるような経験に心当たりはありませんか。「シャーデンフロイデ」と呼ばれるこの感情は、すぐにでも消し去るべき邪なものだと考えてしまうかもしれません。しかし、こうした喜びにも、自分の価値を回復させるといった機能があることがわかっています。このように、決して良し悪しだけでは語り尽くせない人間の「心」について、調査や実験を用いて解明しようとする学問が心理学なのです。 澤田ゼミでは、学会への参加やオンライン調査の実施などを通じて、さまざまな感情や性格を研究対象として捉える視点を養います。4年次に執筆する卒業論文では、ゼミ生が拘りをもって向き合えるテーマを設定できるように心がけています。オンラインゲームの課金傾向尺度の作成、愛着スタイルとファン行動の関係、アイドルグループのメンバー編成変化の受容過程など、そのテーマは極めて多岐にわたっています。科学が描き出す「心」の有り様に目を向けながら、人生の糧となる教養を培ってもらえたらと願っています。
宇都宮ゼミ
食文化は、地域の風土により形成され、異文化との交流、科学技術の進展によって変化していきます。 例えば『すし』は、多く獲れた魚を長期保存するため、塩と米で漬けた「なれずし」が最初といわれ、それが「押しずし」となり、江戸時代に「握りずし」が誕生します。当時のネタは、冷蔵技術がないため、酢〆たものや醤油漬け、煮アナゴなど下処理されたものでした。新鮮な生魚を使った現代の「すし」が食べられるようになったのは冷蔵技術が発達したおかげです。すしは、郷土料理の一つとして日本各地域でさまざまな食べ方があります。また世界各国には、チーズやチョコを使った新しいSUSHIが生まれています。世界ではなぜその食材が用られたのか? 郷土料理のスシの種類は?それが継承される要因は? 宇都宮ゼミでは、自分が関心を持ったテーマに、まずは食が生まれた背景を文献調査します。次に聞き書きやアンケート、フィールド調査、官能評価などの方法を用いて分析し、卒業論文を書きます。これまで乳製品を使った乳和食や、持続可能な社会に向けた昆虫食、鶏肉禁忌から廃鶏の利用まで、関東と関西の納豆摂取1992・2020年比較などがあります。 過去から現在を知ることで、現在から未来を創造する、変わりゆく食文化を一緒に研究してみませんか。
石澤ゼミ
石澤ゼミは、国際関係をメディア・情報・世論から分析して理解を深めていくゼミです。そのためには国際関係についての理論的な枠組みを理解すること、メディアコミュニケーションについての基本的な枠組みを理解すること、国際問題についての理解と歴史的な変遷を理解することがベースになります。その上でこの種の問題の中心になるのはアメリカなので、アメリカの外交関係と同国のメディア・情報・世論との関係をまず学びます。次に日本を中心とした国際関係をみていきますが、その際には最も関係の深いアメリカ、次いで中国、韓国、台湾など東アジアとの関係を取扱います。 なお、このように「国際関係とメディア」という形で、学生が理解を深めた上で、その後学生の関心が国際関係だけの問題、あるいはメディアだけの問題という形に分かれて研究を進めていくことも可能としています。
澤田(知)ゼミ
澤田ゼミでは、イギリスの近現代小説を中心に、英語のフィクションを読み、英語圏文学・文化について学びます。「語る」という行為や、わたしたち自身と社会に関わる多種多様な問題を考えます。 読むという行為は、作家、そして自分との対話です。難しくて、とても面白い。授業では大好きなファンタジーをよく取り上げます。文学は、楽しく学ぶ以上に、学ぶということの本当の楽しさを知るのにうってつけの学問です。
伊藤ゼミ
開発途上国は実はとても「豊か」です。その豊かさを知ることなしに、国の開発に携わることはできません。伊藤ゼミでは、外部者がどのように開発途上国の人々と関わっていけるかを考えていきます。 市民社会を構成するアクターとしての非営利組織(NPO・NGO)の研究は比較的新しい分野であり、かつ、政治、経済、社会、文化等、多岐にわたる学問です。市民社会を活性化させる、つまり、human change agentとしてNPO・NGOが果たせる役割を、理論的根拠を精査しながら、しかし、潮流に流されずに、そのあるべき姿を追究していきます。その研究過程においては、『百聞は一見に如かず』ということわざの通り、NPO/NGOコミュニティにおける実践が必要不可欠です。実際の体験を通じて、これからの日本、国際社会の発展においてNPO・NGOが果たすべき役割を一緒に考えましょう。
大桃ゼミ
これまで受けてきた教育。当たり前と思っていたことが、世界的にみるとそうでないことも多くあります。その一方で、グローバル化の進展のなかで、日本の教育は国際機関や諸外国の影響を強く受けるようになりました。それでは、日本の教育にはどのような特徴があり、どのような変化や課題がみられるのでしょうか。 大桃ゼミでは国際比較を含めて教育の改革について検討を行っています。教育は個々人の成長や発達、社会の存続や発展、文化の継承や創造にとって重要な営みであり、そのためにまた多くの課題があります。教育の意味やそれを支える仕組み、教育のこれまでとこれからについて、国際的視点を交えて学生の皆さんと一緒に考えていきます。
クレイゼミ
大学で英語のスキルを伸ばす機会はとても多くありますが、特にお勧めできるのは翻訳、通訳の授業を受講することです。言葉を上手に訳するのは簡単なことではありません。しかし、そのプロセスを通して文法力、単語力、そして創造的に英語を使う力を身につけることができます。 クレイゼミでは文学作品の翻訳について学びます。若者向けのさまざまな作品(小説、戯曲)を実際に翻訳し、その内容について議論し、お互いの翻訳スキルの向上を目指していきます。また、翻訳を通して、語学の習得に必要な文化的背景も学んでいきます。
高橋ゼミ
今日、英語は世界のさまざまな場面で、英語を母語とする人々(ネイティブ・スピーカー)のみならず、英語を母語としない人々(ノンネイティブ・スピーカー)の間でも使われています。高橋ゼミでは、ノンネイティブ・スピーカーの数がネイティブ・スピーカーの数を上回る現状と英語が世界に広まった背景に注目します。なぜ他の言語ではなく英語なのか、英語の広がりによって生じうる「不平等」等、影の側面にも注目します。 また、英語の多様性についても理解を深めます。イギリス英語やアメリカ英語をはじめとする英語圏の英語にも、広がった先で新たに生まれた英語(インドの英語、シンガポールの英語、ナイジェリアの英語や中国の英語)にも、発音、語彙、表現、文法に特徴が見られます。例えば、皆さんはHow are you going?やHave you eaten?という表現や、journoやteacheressという言葉を耳にしたことはありますか。 このように、高橋ゼミでは世界における英語使用の現状や英語の多様性について理解を深め、母語が異なる人々をつなぐ『国際共通語』としての英語の役割と特徴について学びを深めていきます。
上原ゼミ
マーケティングに関して理論的および実践的に学びながら、調査や研究に必要なスキル、プレゼンテーション能力、社会人になった時に求められる能力などの体得を目指します。 ゼミナールの良いところは、学生参加型であり、学生が自主的に活動を行えることです。したがって、仲間との議論やフィールドワークなどを通じた学生主導型、参加型の授業になります。とはいえ、これはあくまで基本方針であり、適宜、その年のメンバーの様子に合わせて、最も効果的なスタイルを取り入れていきます。 当面の大きな目標は、秋に実施されるプレゼン大会に向けて、講義で習ったマーケティングの知識や先輩からのアドバイスをもとに発表の準備をしていくことです。具体的には、各自で関心のあるマーケティング事例などを持ち寄り、それに関して発表やディスカッションを行いながら、大会準備を進めていきます。このプロセスを経ることで、マーケティングの基本的な知識をより一層強固なものとして身につけられると考えています。
楠美ゼミ
このゼミでは、金融の中でもファイナンスに関わる事象を学び、研究します。単なる知識の蓄積にとどまらず、なぜそのような行動になるのか、なぜこのような変化が起きたのかなどの検討を行っていきます。 春学期は、ファイナンスに関わる基本的な知識の蓄積が目的です。具体的なテーマやテキストは第1回目にゼミ生同士で相談して決め、続く秋学期はゼミ発表に向けて何らかのテーマを研究していきます。ゼミ発表後は1本のレポートを書くことを目的とし、テーマ選択と内容検討も行います。授業はゼミ員による報告形式で、担当者はパワーポイントレジュメを作成し、報告を進めていくことになりますが、報告者以外のゼミ員も積極的にコメントすることが求められます。また、主な年間行事としては、ゼミナール発表会への参加と夏期ゼミ合宿があります。 上記の内容に平行して、1年間を通じて行うのは株式投資の検討です。単に株式選択をするのではなく、なぜその銘柄を選択したのかを相互に検討し、企業や株式に対する理解を深めることで、具体的なファイナンスに関する知識を身につけることを目指しています。
枡谷ゼミ
管理会計に関連する研究テーマや事例分析を通じて、「深く考える力」「様々な視点で分析する力」「情報を発信する力」を養うことを目標とします。 管理会計と聞くと、よく分からない、難しそうと感じる人は少なくないかと思います。企業において管理会計は欠かせないものであり、その重要性は高く認識されています。管理会計は、経営のための会計や経営管理会計とも呼ばれ、会計情報を利用した経営管理を意味します。管理会計は古くから、トヨタや花王、ソニーなどの日本を代表する企業の強さ構築に大きく貢献してきたことから、「経営は管理会計そのもの」や、「管理会計は経営の羅針盤」などと言う企業人もいます。最近では、管理会計の1つの手法である「アメーバ経営」が、経営破綻したJALの再生に大きく貢献したことから、社会的な注目を集めています。管理会計は、学生にとってあまり馴染みがなく、何を示すのかイメージしにくいですが、企業経営上非常に重要で、良くも悪くも影響力の大きいものなのです。ゼミでは、管理会計に関連した研究活動を通じ、企業経営における管理会計の役割やその重要性について学んでいきます。
小林ゼミ
経営には経済的側面のほかに重要な側面があります。ひとつは社会学的側面、もうひとつは心理学的側面です。前者の社会学の基本的アプローチとは、社会現象が起こる原因をメカニズム(因果関係)として解明するアプローチ。後者の心理学のアプローチとは、主に企業で働く人のココロに焦点を当てたアプローチです。人が企業で働くということには、賃金を得ること以上の意味を持ちます。こうした経済的側面、社会的側面、心理的側面といった様々な視点から、総合的に経営を考えていくことが、本ゼミの研究テーマです。 また、本ゼミでは研究と同時に社会において必要となる最低限のスキル(ディスカッション・グループワーク・プレゼンテーションなど)の獲得を、副次的な目標として掲げています。こうしたスキルのトレーニングを複数回行うほか、研究成果の発表とプレゼンテーションのスキルアップのために、学内のゼミ発表会には参加が求められます。それらの準備にむけては一年を通してハードな課題が課せられますが、その分、具体的な知識を深く身につけることが可能です。 同期や先輩、後輩などとの協力作業や、社会人の方による講演や経営の現場に足を運んでの調査などを通して、多くの学びを得られる、「企業経営コース」ならではのゼミです。
村上ゼミ
このゼミでは、会社法・金融商品取引法を中心とした、企業を取り巻く法制度に関する研究を行います。 金融商品取引法は「上場会社に対する規制」「投資に関する規制」「金融商品取引業者に対する規制」などを主な柱とする法律です。大学生にとっては縁遠い法律のように思われるかもしれませんが、上場会社、証券会社、銀行などに就職した場合や、株式投資をしてみようと考えた場合などに、金融商品取引法の知識が役に立ちます。 また、会社法については、株式会社制度の基本を確認しつつ、上場会社の企業統治(コーポレート・ガバナンス)について、研究していきたいと考えています。目標は、会社法・金融商品取引法を中心に、企業を取り巻く法制度に関する知識を身に付けること。会社法・金融商品取引法も大学生にとってはイメージがつかみにくく、難しいと感じる場合も少なくないと思いますが、この2つの法律を中心に、企業を取り巻く法制度について学び 、就職後にその知識を活かしていけるよう、ゼミ全体で議論していきます。
藤木ゼミ
中小企業の現状を見ると、後継者問題、企業数の減少、人手不足、売上高の伸び悩み等が大きな問題になっています。どのような製品・サービスであっても、コモディティ化、技術の変化、競合の登場など、いつかは市場規模が拡大しなくなり、売上高の伸び悩みを経験するものです。中小企業が成長するためには、既存事業に拘らず、市場環境の変化をビジネスチャンスと捉え、積極的に新市場の開拓や新規事業に取り組んでいかなければなりません。本ゼミナールでは、そうした市場環境の変化に対応し、新規事業に取り組むことで成長している中小企業について研究します。
永戸ゼミ
情報化の進展は現代の企業経営におけるもっとも大きな環境変化の一つです。情報化は単なる技術変化のトレンドではなく、新たな産業や事業機会の創出、抜本的な経営の変革から最終的な顧客である消費者の日常生活にまで、大きな影響を及ぼしています。企業は情報技術を活用することで新たな付加価値を生み出し、それが多様な製品・サービスとして提供されることで、社会全体の情報化が進行しています。 本ゼミナールでは情報化によって生じる様々な具体的な現象をとりあげ、それらについて考え、理解していくことを目的としています。そこから「情報技術をどのように活用していくのか?」「情報化とはどのようなことか?」「そもそも情報とはどのような価値があるのか?」といった根本的な問題を検討・分析していきます。そのうえで、企業における情報技術の戦略的な活用事例を見つけ出し、単なる技術的視点だけではなく、経営的視点からの分析を行っていく予定です。 現代企業は、販売・マーケティング、生産・物流、管理活動などの機能的側面やコミュニケーション、ナレッジ・マネジメントなどの組織的側面にいたるまで、その活動のあらゆる場面で情報技術を活用しています。多くの事例にあたることで、情報技術の可能性を理解していきましょう。
大山ゼミ
現代社会は、子供の貧困、虐待、不登校・ひきこもり、ひとり親、若年妊娠、DV 、障害や疾患、社会的孤立、低年金、ワーキングプア、外国人労働者、ホームレスなど、たくさんのリスクにあふれています。社会保障制度は、こうした問題に対応するためにつくられているものの、時代の要請に十分に応えきれていないところもあります。しかし、ただ批判するだけでは問題は解決しません。現場をまわり、当事者の目線に立って問題をみることで、よりよい制度にしていく方法を考えていきます。 ゼミ生にはさまざまな視点から問題をとらえる力を身につけてもらうため、外部講師を招聘する場合があります。また、NPO、行政機関、各種施設などを訪問してインタビューを行います。 *訪問先や外部講師の例 子ども食堂、無料学習教室、フードバンク、シェルターなどを行うNPO、福祉事務所、児童相談所、社会福祉協議会、社会福祉施設(高齢・児童・障害)など、ゼミ生の興味関心に基づき、訪問先や外部講師をチョイスします。 ゼミはグループごとに分かれて特定の社会問題をテーマとして取り上げ、その対策としての社会保障制度のあり方を議論し、発表する経験を積みます。問題解決に必要となる視点・知識・技術を身につけ、就職活動におけるグループディスカッションやエントリーシート作成など、自分の考えを正確に他者に伝える能力を鍛えます。
徳田ゼミ
本ゼミでは、生涯にわたる人間の成長や変化の可能性、またそれを支える環境や支援のあり方について学びます。また個別テーマの探求、ならびにゼミ生間の協同的な学びを通して、私たちがより良く生きるうえで心理学が果たすことのできる社会的役割や責務について考察。インタビュー法を中心に、心理学の研究方法の習得を通して、実証科学としての心理学研究のあり方についても学びます。 春学期は、ゼミ受講生の問題関心に寄り添いつつ、関連領域(発達心理学、ポジティヴ心理学、質的調査法)に関する文献を共同で講読。続く秋学期は、各自の学習度と進捗に応じて、個人テーマ研究についての概要報告を加えていきます。文献検索の仕方、論文や統計データの読み方、インタビュー法や質問紙法観察法を中心とした心理学研究法についても指導します。 学期末には、人生のモデルや憧れとする人を対象に、ライフストーリーインタビューを実施。期末レポートとして提出してもらいます。ゼミ活動においては、グループディスカッションなど協同で学習する機会を多く取り入れ、研究テーマに応じて関係機関との連携や見学も行っていきます。活発な議論を通して互いの考えを伝え合い、学び育ち合う関係をつくっていくことを目指しています。
長谷川ゼミ
「VUCA(ブーカ)」とは、変動性 Volatility、不確実性 Uncertainty、複雑性 Complexity、曖昧性 Ambiguity のこと。新型コロナウィルス感染症大流行や、たび重なる自然災害のように、従来どおりの計画や方法では子どもの教育を支えることができない新時代に、プロフェッショナルに求められる価値観・姿勢・技術・能力を追求します。 *研究対象:学校教員、特別支援学校教員、塾講師、教育産業従事者 本ゼミでは、子どもの教育を支えるプロフェッショナルを訪問・招聘・遠隔インタビューし、「VUCA(ブーカ)」時代に子どもの教育を支えるプロフェッショナルに求められる、価値観・姿勢・技術・能力を調査・模索します。 【授業の方法】 1.各種施設訪問や招聘、遠隔調査 ・小学校(公立、私立) ・幼稚園(公立、私立) ・特別支援学校 ・塾、家庭教師、教育産業 2.子どもと関わる活動やボランティア 対象:小学校、幼稚園、保育所、学童クラブ、児童館、地域子ども対象イベント、海外交流イベント他 子どもに関わりたい人や教員になりたい人、福祉に関心がある人、ボランティアをやりたい人などにお勧めのゼミです。
理学療法学科 安田和弘研究室
ロボットやAI・IoT、VRなどの革新的なデジタル技術が進展し、それらがデータを基に駆動することで、社会や医療システムのあり方が大きく変わろうとしています。このデジタルトランスフォーメーションの波は、人類社会が次のステージへ向かうきっかけになると考えられています。 これまで私は、理工系の研究所で多くの研究者やエンジニア、医療従事者や企業等と支援システムに関する研究開発を進めてきました。研究開発を進めるなかで、理論と実践を往還するのが研究開発の特徴で、現場から学び、内外の基礎理論を学び、経験と知見をまとめてゆくなかで、オリジナルな視座を見出していきます。専門職大学は学術と実践の融合を重んじる大学ですので、希望者は私とともに実社会のなかで展開されるさまざまなプロジェクトの現場で、実践的な経験を積むことも可能です。学内のみならず、市民や企業など多方面と折衝することは大変ですが、卒業後にどのような領域に携わることになっても、また、企業に就職する場合にも役立つ多くの経験が得られるように支援します。日本では急速な高齢化が進むなか、政府は「全ての年代の人々が希望に応じて意欲・能力をいかして活躍できるエイジレス社会」の構築を目指し、様々な模索をはじめています。そうした状況を切り開く、若い力を、社会が求めているのです。
平等に関する研究
大学院時代から、合衆国のAffirmative Action(AA)の正当性に関する判例と学説の理論を参照して、日本でアファーマティブ・アクションが如何なる理由から正当化されるのかを研究してきました。 この研究によって2010年9月に東北大学大学院法学研究科で博士号を取得し、2015年11月には単著(『Affirmative Action正当化の法理論-アメリカ合衆国の判例と学説の検討を中心に』(商事法務))を公刊しました。その後、この研究をさらに進展させ、2017年4月から2021年3月までに進めた研究を基に、2冊の単著(『アファーマティブ・アクションの正当化と批判の憲法理論』(尚学社, 2022年9月公刊予定);『アファーマティブ・アクション正当化の法理論の再構築』(尚学社, 2023年2月公刊予定))を公刊予定です。以上の単著3冊によって、アメリカ合衆国のAAの内容を明らかにしました。日本の学説は、マジョリティ(負担者)とマイノリティ(受益者)という枠組でAAを捉え、その理解を前提として構造的差別の是正策としてアファーマティブ・アクションの導入を提唱するための理論的基礎としてAAを参照しています。しかし、AAはマジョリティが社会的資源を維持するためにマイノリティに対してその獲得を高めることもあります。また、社会的資源の獲得(AAの対象者となること)を求めて、マイノリティ同士で争いが生じており、合衆国のAAの内実は平等の視点だけでは理解できません。多様なグループから構成される合衆国は分断の火種を抱えており、各グループに社会的資源を分配することで統合を促進する必要があり、AAはそのための道具(人種統合促進策)であることを明らかにしました。
竹村刑事法ゼミ
現代社会に見られる犯罪や事件とその対策について、法律学、心理学、経済学など多角的な視点から研究することで原因を解明し、総合的な対策を考える力を養います。犯罪・事件といったネガティブな現象の考察から、社会の問題が明らかになることがこの研究の醍醐味です。また、現場を見ることも重要視しており、網走刑務所、横浜刑務所、美祢社会復帰促進センター(PFI刑務所)、久里浜少年院、愛光学園(女子少年院)、沼田町就業支援センター(自立更生促進センター)などの関係施設を訪問することで、理論と実践が結びつく学習をしています。 授業では、発表者の問題提起から始まって活発な意見交換が行われ、また次の発表でその議論が活かされるようなスパイラル学習を実践しています。学生たちには、社会現象を批判的に分析することで本質を見抜き、根本にある問題を解決する力を身に付けてほしいと思います。
清水ゼミ
ヒトのカラダは外部からの様々なストレスや環境に対して調節機能が働き、恒常性を保とうと働きます。 清水ゼミでは、ヒトの生体機能について幅広い視点から研究します。自律神経機能測定では、交感神経と副交感神経の活動状態を、何らかの負荷をかける前後に測定し、値やグラフから検討します。酸化ストレス・抗酸化力の測定は、運動選手の大会や試合に向けた自己管理(コンディショニング)に有用であり、運動群と非運動群を比較したところ有用性が明らかとなりました。呼吸機能検査からは、運動誘発性喘息について調査・研究します。精神的疲労度とは何か、また嗅覚や味覚など感覚機能について学びます。体内の糖質、脂質を測定し、生活習慣病予防との関連を探ります。20歳以上の学生に対して、適正飲酒の啓発を目的としたアルコール体質検査の実施と結果の提供を行っています。市民マラソンランナー健康チェックボランティアにより、コミュニケーション力の向上を目指します。学生の卒業研究は、キーワードを提示し、それらを組み合わせて各自が計画した研究内容に沿って実施します。
柴山研究室
持続可能社会を実現するための取り組みが世界中で行われており、この社会の実現のためには再生可能なエネルギー源の開発が重要な取り組みになります。中でも太陽光発電は大きな期待を集めていますが、現在普及している太陽電池は曲がらない・重いといった問題があり、さらなる普及の妨げになっています。 研究室で取り組んでいるペロブスカイト太陽電池は、フレキシブル化ができ、軽く、半透明にもできるといったいままでの太陽電池にはない特徴があります。そのため、壁面や窓など今まで利用できなかった場所にも太陽電池を設置できるといったメリットがあります。