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左官
建築・土木・インテリア系の仕事
どんな
職種?建物の壁や床などの建材にこてで塗料を塗り仕上げる仕事
建物の壁や床などに、こてを使って平らに滑らかに塗料を塗り、仕上げていく左官。平たんな壁だけでなく、デザインに趣向を凝らした建物が増えているが、左官はそのニーズに合わせて塗料にさまざまな混ぜ物を入れ、仕上げ方に工夫を凝らすことで多種多様な美しい壁や床をつくり上げる。一人前と呼ばれるようになるまでには数年の修業が必要で、経験を積み重ねて腕を磨いていく。左官の資格には1級から3級までの国家資格「左官技能士」があり、現場の面積によっては1級所持者の常駐が義務付けられている。
こんな人に
おすすめ!こてを扱う手先の器用さと塗料に関する知識が必要
「こて」を自在に操る技術と手先の器用さが求められ、壁や床などの素材や塗料に関する知識も必要だ。ムラなく仕上げるためにきちょうめんさや丁寧さも求められる。ただ塗料を塗るだけでなく、より美しく仕上げるために工夫を凝らす創造性やデザイン力も重要だ。技術職であるため、修業を積んだ後は、職人として将来的に独立することも可能だ。
この職種の収入は?
平均月収30.78万円 [平成27年賃金構造基本統計調査(厚生労働省) 参照]
左官を目指すなら
- 高校
- 大学・短大・専門学校 必要な学び:建築学・意匠、インテリア、工芸学
- 採用試験 就職先:左官工事会社、内装工事会社、リフォーム会社、エクステリア会社など
- 左官
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Point1
モルタル塗りや漆喰塗り、珪藻土(けいそうど)塗りなど左官の技術にはさまざまな技法があるので、経験を積み重ね腕を上げていくことが重要となる。基礎的な技術であれば、職業訓練校でも習得することができる。
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Point2
左官職人として腕を磨きつつ、国家資格である「左官技能士」の資格を1級から3級まで取得し、キャリアアップしていくことで現場を任されることがある。