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臭気判定士
環境・自然・バイオ系の仕事

どんな
職種?悪臭の苦情を解決するために工場などから出る臭気を判定する
工場や企業、そのほか施設などから出る臭気の濃度を測定する仕事。悪臭の苦情を解決することが主な目的で、「臭気判定士」は調査・判定を統括する立場にある。試料となる臭気の採取から、調査・分析、判定までが業務範囲で、分析機器を使って測定する方法と、人の嗅覚そのもので測定する方法の2種類があるが、自治体から臭気判定の依頼を受ける際に必要となる「臭気判定士」の国家資格は、人の嗅覚で測定を行うための資格である。資格取得のためには、筆記試験と実際の嗅覚を試される試験がある。
こんな人に
おすすめ!化学の知識を持ち、試料から正しく解析できる分析力が重要
さまざまな現場で出る臭気の濃度を判断するために、試料を採取し、分析機器を使って正しく解析する能力が求められる。化学の知識があり、きちょうめんな人におすすめの職業だ。「臭気判定士」は、実際に臭気をかぐことによって判断することもあるため、臭いに敏感な人に向いている。嗅覚をかぎ分ける能力は練習によって養えるものである。
臭気判定士を目指すなら
- 高校
- 大学・短大・専門学校 必要な学び:化学、応用理学、環境学、環境工学、環境情報学など
- 国家資格:臭気判定士
- 採用試験 就職先:環境分析会社、化学薬品会社、医薬品会社、機械・プラント業会社など
- 臭気判定士
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Point1
「臭気判定士」資格試験の合格が必要である。試験には筆記試験と自分の鼻を使った嗅覚検査の2つがあり、両方合格しなければならない。
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Point2
受験資格は18歳以上なので、学生時に取得することも可能。資格には有効期限(5年間)があるため、更新時には嗅覚の再検査を行う必要がある。