高校生のための進学ガイド

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進学に関わるコトバをわかりやすく解説!

    • ガイダンス

      一般的に、ある目的に関する説明会を指す。「入試ガイダンス」であれば入試の概要などを説明するイベントをさし、「教職ガイダンス」であれば大学の教職課程の内容に関する説明会を指す。

    • 学位・称号

      大学、専門学校等の専門分野において、一定の能力、実績を認定する称号。教育課程を修了した際に与えられる。
      ★学位の種類:学士、短期大学士、修士、博士、専門職学位
      ★称号の種類:高度専門士、準学士、専門士

    • 学士

      大学を卒業した者、または同等とされる者に対して与えられる学位のこと。短期大学の場合は、「短期大学士」の学位が与えられる。

    • 学習成績概評

      高校3年間の各教科・科目の成績を5段階評価した数値を科目数で割り、全体の平均を算出。その数値をA〜Eにランク分けした評価を指す。

    • 各種学校

      修業年限1年以上(3カ月の場合もある)、年間授業時間680時間以上の課程を設置し、職業、生活、教養などの教育を目的とした教育機関。入学資格の限定はなく、地域の社会人や学生など幅広く受け入れている。

    • 学生寮・学生会館

      学校または企業・団体が運営する、一人暮らしの学生のための居住施設。施設は男子と女子に分かれている。個室を備えた施設が多く、食堂や家具の貸し出しなどのサービスを行っている。

    • 学部

      大学を構成する教育・研究上の組織のこと。学部内は学科、専攻、コースなど専門分野によって細分化されている。

      学部・学科
    • 学割

      学生を対象にした交通機関の割引(学生旅客運賃割引証)のほか、学生対象の割引サービスが数多くある。

    • 学科

      大学の学部内または専門学校の各分野に設置されている学習課程。

      学部・学科
    • 学校見学会

      主に専門学校、スクールの学内で行われる学校紹介イベント。学科・コース別の説明会や施設見学、模擬授業などが行われる。オープンキャンパスとほぼ同様。

      オープンキャンパスで学校訪問!
    • 学校推薦型選抜

      大学や専門学校が、入学に必要な条件(高校在学時の規定の成績、調査書、高等学校長の推薦など)を満たした入学希望者を受け入れる入試形態。入試の目的は、学業成績をはかるほか、部活動などの課外活動への取り組み、スポーツや芸術分野に優れた者など特定の分野で優れた者の入学を受け入れる場合が多い。専願が原則。

      ★主な学校推薦型選抜
      指定校:大学、専門学校が指定した高等学校に推薦枠を設け、高校内で選抜された者が受験できる制度。
      公募:指定校以外でも受験が可能な学校推薦型選抜。

      入試の種類
    • 学校納付金

      大学および専門学校の各年次に納める学費のこと。入学時に納める入学金のほか、授業料、施設使用料、校友会会費などがある(学校によって異なる)。

    • 科目等履修生

      大学または大学院の在学生以外の者で、学生、社会人を問わず複数の授業を受講できる制度。履修できる科目と種類、数については大学によって異なる。履修期間は1年。

    • カリキュラム(教育課程)

      ある教育・研究目標のために複数の科目、講座を体系化したもの。「教育課程」と同じ意味で使われることが多い。

    • 願書

      入学試験の出願の際に提出する書類。入試要項ともいう。

    • 帰国子女

      長期にわたり海外で生活し、帰国した人のこと。帰国子女を対象にした入試を行う大学が多い。

    • 記述式

      入試の解答形式の一つ。定められた条件(字数など)をもとに記述して解答すること。

    • ギャップターム

      大学の秋入学制度にともない、入学試験日から秋入学(9月)までの間に生じる空白期間。入学を受け入れる予定の大学では、さまざまな教育プログラムを検討している。

    • キャリア教育

      従来の企業の求人紹介を中心とした就職指導とは異なり、一人ひとりの学生が生き方、働き方を考え、見つける力をつけるための総合的な教育。インターンシップやボランティア活動など、社会との関わりの中で自分の生き方、価値観を探るプログラムが多い。大学・専門学校によって教育の趣旨や目的、内容が異なる。

      就職
    • キャリアセンター

      学生が社会人として必要な資質や能力(例:社会人としてのマナーやパソコン実務などの技能)を身につけたり、将来の生き方や働き方を考えるための情報提供、カリキュラムの実施を行ったりしている機関。学生に就職情報を提供していた従来の「就職課」がさらに発展したケースが多い。大学・専門学校によって、機関の位置づけや内容は大きく異なる。

      就職
    • キャリアデザイン

      主にインターンシップやボランティア活動、地域との連携した活動などの社会経験と自分の内面を見つめる(自己分析)ことによって、自分に合った生き方、働き方を追求し、将来の計画を立てること。1年次からキャリアデザインのための授業を設置している大学・専門学校が目立つ。

      就職
    • キャンパスツアー

      学内の教室や施設をガイドが説明しながら訪ねるイベント。オープンキャンパスや学内での進学相談会で行われている。

    • 休学

      学校に在籍したまま長期間休むこと。原則、復学することが条件である。休学の条件、規則は大学・専門学校の学則によって異なる。
      ★ある大学の例を紹介すると、休学の条件として、(1)理由が病気や経済的理由、留学、学部長が認めた場合であること、(2)3カ月以上1年以内、修学できない状況であること、(3)休学希望時期の2カ月前までに申請することなどを挙げている。

    • 休講

      授業が休みになること。
      ★休講に関する最新の情報は、学内の所定の掲示板で確認するのが一般的だが、学生が所有するパソコンや携帯へ情報を発信している学校もある。

    • 教育関係共同利用拠点制度

      大学内の各種教育・研究施設を、文部科学大臣の認定を受けて教育関係共同利用拠点として利用ができる制度。大学の役割や機能を分担し、大学間ネットワークの構築を進めることを目的としている。
      施設の例:練習船、農場、演習林、留学生関連施設、FD(Faculty Development:教員の能力開発)・SD (Staff Development:事務系職員の能力開発)センター

    • 教育ローン

      経済的な理由から学費の支払いが困難な学生に対して、国や団体、民間企業が学費を貸し出す制度。他のローンに比べて利息が低めであるのが特徴的。

      奨学金・奨励金について
    • 教授

      特に優れた知識、能力、実績を持ち、学生への教授および指導、研究に従事する大学教員のこと。大学で必ず置かれている職である。

    • 教職課程

      大学(短期大学)、大学院において、教員免許状を取得するために必要な科目および単位を取得するための履修課程。「教科に関する科目」(養護教員は「養護に関する科目」、栄養教員は「栄養に係る教育に関する科目」)、「教育に関する科目」を履修する。

    • 教職大学院

      高度な教員養成に力を入れた専門職大学院。平成20年4月に新設(令和2年度5月現在、国立大学47校、私立大学7校の計54大学に設置されている)。実践力の高い新人教員を育てるほか、現職教員を対象に「スクールリーダー」を養成することを目的としている。修了するためには2年以上在籍し、45単位以上習得する必要がある。

    • 共通科目

      一般的に、学部内または全ての学部の学生を履修対象としている科目。必修科目である場合が多い。

    • 共同設置学部・大学院

      2008年の文部科学省の大学設置に関する制度が改正され、複数の大学および大学院の共同設置が認められるようになった。2009年9月、新制度が始まって初のケースとして、早稲田大学と東京女子医科大学の大学院が共同で設置する「共同先端医科学専攻」が認められた。2014年度には、高知県立大学、東京医科歯科大学、兵庫県立大学、千葉大学、日本赤十字看護大学による、国内初の国公私立5大学の共同大学院一貫制博士課程「共同災害看護学専攻」が設置された。今後、大学または大学間の共同の学部、大学院(専攻)の設置の動きがさらに広がると思われる。

    • 教養教育科目

      主に幅広い教養、知識を習得する科目。専門分野の学習、研究を深めるための基礎的な学習のための科目も多い。

      初年次教育
    • クラスター

      ある特定のテーマに対する学習・研究の仕組みや流れ、専門分野を指すことが多い。学科、専攻、コースの履修モデル(受講科目の例)を指す場合もある。「クラスター」の使い方は大学によって異なる。

    • グローバル人材育成推進事業

      文部科学省が平成24年度から大学を対象に実施している人材育成のための採択事業。若い世代の「内向き志向」を克服し、国際的な産業競争力の向上や国と国の絆の強化の基盤として、グローバルな舞台に積極的に挑戦し活躍できる人材の育成を目的に、大学教育のグローバル化への体制整備を推進している。平成24年度に17の国立大学、4の公立大学、21の私立大学の事業が認められた。

      グローバル教育
    • 傾斜配点

      主に大学入学共通テストを導入している大学が、受験科目の配点を独自の基準(一定の割合)で決めること (例:「英語」250点満点 200点満点に設定)。

    • 研究室

      大学の場合、教授、学生、研究生による研究組織またはその部屋を示す。教授の研究活動で用いられる書籍や資料などが置かれている。

    • 研究生

      一般的に、大学を卒業、または大学院を修了した者で、特定分野の研究を目的として入学した学生のこと。在学期間は原則1年。学位は取得できない。※入学制度は大学によって異なる。

    • 研修

      必要な知識、技能を身につけるために、一定の期間、勉強や実習を行うこと。「講習」を指す場合もある。大学、専門学校では「海外研修」が多い。

    • 現代GP

      文部科学省「現代的教育ニーズ取組支援プログラム」のこと。

    • 交換留学生

      大学や専門学校の学生と提携先の海外の教育機関の学生が、互いの学校に留学する制度。
      ★書類・面接などの選考がある。留学先の授業料は原則無料。※大学・専門学校によって制度は異なる。

    • 高大接続型京大方式特色入試

      国際化社会のグローバル人材の育成を視野に入れ、高校での幅広い学習をもとに大学教育へ円滑に進めるように努め、受験者の志を喚起し、各学部のアドミッションポリシーとディプロマポリシーに則った新たな入試制度。入試方法として、課外活動やボランティアなどの評価、学校推薦型選抜の実施などが見込まれる。

    • 高等学校卒業程度認定試験

      さまざまな理由によって高等学校を卒業できなかった人の学力を評価し、高等学校を卒業した者と同等以上かどうかを認定する試験。合格者は大学や短大、専門学校の受験・入学資格が与えられるほか、就職、資格試験などに活用することができる。※以前は「大学入学資格検定(大検)」という制度だった。

    • 高度専門士

      修業年限が4年以上などの条件を満たし、専門学校を卒業した者に与えられる称号で、大学院への進学が可能になる。2年課程の専門学校の場合は、「専門士」の称号が与えられる。

    • 校友会

      大学、専門学校の卒業生で構成される組織(同窓会)。卒業生同士の交流や、大学、専門学校の事業への経済的な支援などを行っている。

    • 校友国際バカロレア

      インターナショナルスクールの卒業生に、国際的に認められる大学入学資格を与え、大学進学へのルートを確保するとともに、学生の柔軟な知性の育成と,国際理解教育の促進に資することを目的としたプログラム。国際バカロレア機構(スイス・ジュネーブ)が実施しており、認定校に対する共通カリキュラムの作成や国際バカロレア試験の実施、国際バカロレア資格の授与などを行っている。また国際バカロレアには、3歳〜19歳の子どもの年齢に応じて3つのプログラムがあり、全て導入することも、どれか1つのみ導入することも可能。国際バカロレアの認定校数は、令和2年11月30日現在、世界158以上の国・地域において5,000校。日本にも48校ある。

    • 国立大学法人

      平成16年4月、全国の国立大学が文部科学省設置の国の行政機関から独立。各大学による独立した法人格を指す。

    • 国立大学法人運営費交付金

      各国立大学などが継続的・安定的に教育研究活動を実施するため、文部科学省が交付している運営費のこと。平成24年度から、国立大学の改革や機能強化を推進するための新たな補助金も創設された。私立大学では、教育条件と研究条件の維持向上及び在学生の修学上の経済的負担の軽減や経営の健全化などに寄与するため、国から私立大学等経常費補助金を受けている。

    • コース

      資格取得や特定の職業に必要な技能の習得など、専門分野に集中した教育課程。専門学校に多い。

    • 個別試験

      一般的に、大学や専門学校が独自に行う入学試験を指す。国公立大学入試や大学入学共通テストの私立大学では、大学入学共通テストと区別して「二次試験」ともいう。