東北農林専門職大学(2024年4月開学) 公立大学
2024年に4月開学した、山形県立の農林業系専門職大学です
日本の農業・森林業は、従事者の減少・高齢化やDXの進展、世界的な持続可能性への意識の高まりなど、これまでに例のない大きな環境変化の中にあります。こうした中、優れた技術と経営力、そして国際競争力を持って農業・森林業をリードし、大きく羽ばたく人材をここから育成してまいります。
農業・森林業には、若い力と情熱をかける価値と魅力があります。私たちは、そのために数多くの教育・研究のフィールドを準備して、皆さんをお待ちしております。私たちと一緒に、山形・東北、そして日本の農業・森林業の未来を切り拓いていく意欲のある若者をお待ちしています。
<専門職大学について>
特定の職業のプロフェッショナルになるために必要な知識・理論、そして実践的なスキルの両方を身に付けることができる、従来の大学に実践的な教育と他分野の教育を取り入れたハイブリッドな大学です。
<学ぶ内容例>
農業・森林業の生産や経営に係る知識と、理論に裏付けられた技術、地域活性化に向けた課題抽出と解決の実践的手法、関連分野の応用的な知識(加工・販売、発酵・醸造、建築、観光等)などを学びます。
講義だけでなく、先進農林業経営体での3年間計90日にわたる実習をはじめ、フィールドワークや卒業単位数の1/3以上の学内外での豊富な実習で、理論と実践をバランス良く学べます。
2024.08.16
大学所在地域の学生受入について
東北農林専門職大学が開学した山形県最上地域では、地域に学生を迎え入れるため、住居の整備や交通手段の確保等、準備を進めています。
大学所在地である新庄市では、バス会社が大学開学に合わせて大学校舎前にバス停留所を設置し、運行しています。また、新庄市に隣接する舟形町では、町が学生向け民間アパートを誘致しています。
さらに、最上地域で学生受入のイベントを開催するなど、行政・民間あげて温かく学生を迎える準備が進んでいます。
2024.08.16
オープンキャンパスについて
東北農林専門職大学では、8月17日(土)にオープンキャンパスを開催します。
オープンキャンパスでは、大学の教育内容の説明や新しい校舎・施設など研究環境の紹介、個別相談、実習体験等を行います。実習体験は5つのコースを用意しており、個目の品質・食味調査やぶどうなどの旬のフルーツの収穫体験、トマト栽培の環境測定、牛の健康調査、チェーンソーの操作実習から選べます。また、ランチは評判の良い学生食堂を利用いただけます。参加ご希望の方は、本学ホームページからお申込みください。
東北農林専門職大学の募集内容や学費をチェックしておこう!
農林業経営学部
農業経営学科
概要 |
山形県では、県が開発した高級ブランド米「つや姫」や「佐藤錦」をはじめとするさくらんぼなど、優れた農産物を生産し、全国的に高い評価を得ています。このように、東北地方では、各地に形成された平野や盆地と四季の変化に富んだ気象条件など恵まれた自然環境のもとで、豊富な農産物が生産されています。 農業経営学科では、東北地方の農業の特色を活かして、農業の生産技術力及び経営力を高める専門的な学びを提供していくとともに、農産加工・販売をはじめとする農業経営の多角化にも対応可能な農業分野の専門職業人材の育成及び研究を行います。 |
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定員 | 32名 |
年限 | 4年 |
学費 |
初年度納入金 ・入学料 山形県内者 282,000円 山形県外者 564,000円 ・授業料(年額) 535,800円 |
森林業経営学科
概要 |
森林業経営学科は、SDGsや脱炭素社会への変革など、国際的な潮流と調和しながら、林業を起点として森林資源のフル活用に取り組む「森林業」を学問として学ぶ学科です。 林業を中心とし、バイオマス利活用、木材産業、きのこ等の非木材森林産品、森林サービス産業等について、実践的な教育と地域課題の解決を担う、森林・林業分野の専門職業人材の育成及び研究を行います。 |
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定員 | 8名 |
年限 | 4年 |
学費 |
初年度納入金 ・入学料 山形県内者 282,000円 山形県外者 564,000円 ・授業料(年額) 535,800円 |
東北農林専門職大学での学びを支援する各種制度のご紹介!
臨地実務実習
専門職大学の一番の魅力は実習の充実ぶりです。大規模な稲作経営体や6次産業化を実践する法人、スマート林業を行う森林業事業体など、山形県、陽北をリードする多種多様な実習先を350ヵ所以上用意しています。「陳地実務実習」は2年次から4年次まで毎年30日間、合計90日間を原則同じ実習先で行われ、技術の習得だけでなく、経営戦略や経営理念といった深堀りした学習が可能です。
例えば、こんなところで学べます
・観光さくらんぼ園と6次産業化に取り組む農業法人
・デジタル技術を活用した大規模稲作経営体
・大規模周年栽培きのこ法人
・先進地のヨーロッパ同等の高性能林業機械を駆使する森林組合
・大手ハウスメーカー等と取引のある大規模製材工場
取得を目指せる資格
農林業に必要な多くの資格の取得を目指すことができます。
農業経営学科
・小型車両系建設機械(整地、積込み、運搬)特別教育
・フォークリフト運転技能講習
・大型特殊自動車免許(農耕用)
・刈払機取扱作業者
・日商簿記検定(2級)※1
・食の6次産業化プロデューサー(レベル3) ※2
森林業経営学科
・刈払機取扱作業者
・チェーンソーによる伐木造材作業等の特別教育
・小型車両系建設機械(整地、積込み、運搬)特別教育
・車両系建設機械運転技能講習(整地・運搬・積込・掘削)
・伐木等機械の運転の業務に係る特別教育
・走行集材機械の運転の業務に係る特別教育
・簡易架線集材装置の運転又は架線集材機械の運転の業務に係る特別教育
・赤十字ベーシックライフサポーター認定証
・赤十字ファーストエイドプロバイダー認定証
・日商簿記検定(2級)※1
・森林情報士2級(森林GIS)※2
※1試験範囲を網羅した授業を実施。資格取得には検定試験を受験して合格する必要がある
※2指定の科目履修で資格取得要件が満たされる。資格取得には別途手続が必要
卒業後の進路
就農・就業等に向け、学内に「キャリアサポート・研修センター」を設置し、関係機関等と連携して強力にサポートします。
〇在学中の支援
学生のキャリア形成を支援するため、1年次から4年次まで体系的な農林業分野のキャリア教育講座を開催します。講座では、山形県内外の農林業経営者を招き、職業意識の醸成や社会人としての責任を促すプログラムを提供します。
〇就農・就業に向けた支援
山形県の公的機関と連携し、学生からの相談に応じ、卒業後のスムーズな就農・就業を支援します。また、県内では「就農応援宣言・積極採用宣言」を行い、農林業会、行政、地域が連携して学生をサポートします。
〇卒業後の支援
卒業生のキャリアアップを支援するため、農林業経営者向け研修プログラムや職員による定期訪問活動を実施します。県の農林業普及指導員による技術指導など、卒業後も継続的にサポートします。
想定される進路は以下のとおりです。
・農 業:独立就農、農業法人、農業関連団体 等
・森林業:森林組合、素材生産事業体、製材・木材加工事業体、林業関連団体・企業、官公庁 等
東北農林専門職大学で学べる学問
- 農学・水産学・生物
東北農林専門職大学で目指せる職種
- 動物・植物
- 環境・自然・バイオ
- 公務員・政治・法律
東北農林専門職大学の特徴
- 総合型選抜制度
- 大学入学共通テスト利用制度
- 社会人選抜
- 学生用駐車場
キャンパス(東北農林専門職大学)
所在地
〒996-0052
山形県新庄市角沢1366
交通機関・最寄り駅
山交バス 県立病院~鳥越線「専門職大学前」下車
- 学校No.7383
- 更新日: 2024.08.16