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東洋医学のエキスパートである鍼灸師、柔道整復師を養成
東洋医学の代表的領域である鍼灸学と柔道整復学をそれぞれ学んで、施術者をめざす学問。鍼灸学は、人体のツボの変化を捉え、鍼と灸で刺激を加えることで体調を整える。そのための知識と施術を学ぶ。柔道整復学は、骨折、脱臼、捻挫など、投薬や外科手術以外の方法で回復させるための知識と施術を学ぶ。学習成果は、独立開業して鍼灸院や接骨院、整骨院などを営むときにも役立てられるが、近年スポーツ界で活躍する施術者も出てきている。
たとえば柔道整復学では、初年次に身体の構造・機能、関節などに起こる傷害についての基礎知識を学ぶとともに、現代医学の基礎的知識も習得する。その後、リハビリテーション学や整形外科学、医療法規など関連する分野について知識を広げ、実習などを経て専門性と技術を高めていく。
医療研究者とは、医療技術の向上を目指し、多角的に病気の原因や治療法などを研究する仕事。研究内容は、「基礎医学」「臨床医学」「社会医学」の大きく3つに分類される。基礎医学は、人体のメカニズムを研究し、あらゆる病気の発症原因を解明。物理学や化学・工学・農学といった他分野の専門家と連携して研究を行うことがある。臨床医学は、患者と関わりながら実践的に治療方法を研究。社会医学は、現代社会と人の健康・暮らしとの関係を解明しながら、予防策を見いだしていく。
医療の未来のために、高い志を持って研究に臨む姿勢が求められる仕事。高度な専門知識が必要な上、研究を進めるにあたっては、論理的思考能力に優れている人が向いている。また、未知なる分野へ研究の裾野を広げるための知的好奇心や探究心、新しいことへのチャレンジ精神も重要なポイント。さらに、地道に研究を重ねることができる忍耐力も大切である。