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医療現場を専門スキルで支える検査技術とリハビリのプロを養成
検査やリハビリテーションについて専門的な知識と技術を学ぶ学問。具体的には検査分野では、心電図、組織、血液、尿などの検査技術を身に付けた「臨床検査技師」「細胞検査士」や、レントゲン検査、CTスキャン、放射線治療に携わる「診療放射線技師」をめざす学びが含まれる。リハビリ分野では、身体機能の回復を支援する「理学療法士」、心身の回復を支援する「作業療法士」のほか「言語聴覚士」など。学校によって看護学を含む場合もある。
学校により学べる技術分野はさまざまだが、初年次では医療に関わるために必要な考え方や概論を学び、人体の専門知識を身に付けて、さらに各分野の専門的知識、技術を学ぶことが多い。専門性を高めていくなかでは、講義に加えて実習を履修する。
法律に関わる諸問題に医学的な判断が必要とされる場合、これを鑑定・研究して解明し判断を下す仕事。具体的には死因や身元を特定するための司法解剖、親子鑑定、血液型鑑定などが挙げられる。法医学医として働くには、医師免許に加えて死体解剖資格、自身の所属する大学法医学教室教授あるいは監察医務を行う機関の長の推薦、法医学教室での200例以上の法医解剖経験、5回以上の学会報告などが必要で、日本法医学会の認定制度の審査を受けて、認定を受けなければならない。多くの場合、法医学教室で研修医として経験を積んだ後、専門の研究機関などに就職する。
多くの解剖経験や学会での発表や論文作成が必要であるため、医療だけでなく法律などの知識が必要である。大学の研究室や研究機関からの推薦状も必要であるため、しっかりとした倫理観を持ち研究を熱心に行う人に向いている。