天理大学 私立大学
天理大学は臨床検査技師になるためのカリキュラムが充実しているところが魅力的でした。

医療学部 臨床検査学科 (前天理医療大学)2020年卒業
辻井 温 さん
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高校生活では吹奏楽部での活動が思い出に残っています。ユーフォニアムという楽器を担当し、コンクールや発表会での演奏のために毎日練習に励んでいました。勉強はほとんど試験対策のみでしたが、3年生になって部活がひと段落ついたころ本格的に受験勉強を始めました。
もともと医療に興味があり、臨床検査技師の資格が取れる学校に行きたいと考えていました。天理大学は隣接する実習先病院(天理よろづ相談所病院)と連携が強いところや、臨床検査技師になるためのカリキュラムが充実しているところが魅力的でした。
受験対策で、特に力を入れたのは小論文です。高校の先生に何度も文章の添削をお願いして、文章を書く練習を重ねました。慣れない小論文でしたが、何度も取り組むうちに書き方のポイントがつかめたと思います。

印象に残っている実習が2つあります。1~2年次の学内実習と3年次後期の臨地実習です。
血液検査学実習や生体機能検査実習では、現役の臨床検査技師の方に直接指導していただきました。実際に医療機関で働いている人の目線で教えてもらえる初めての経験だったので新鮮な気持ちで実習に取り組めました。
また臨地実習では、現場での実践的な考え方を教えてもらうことが出来ました。知識としてしか知らなかったことが臨床と繋がる瞬間が何度もあり、とても勉強になった記憶があります。

卒業後は天理よろづ相談所病院に就職し、血算や凝固検査など血液分野の検査を担当しています。もっとレベルの高い検査技師になるため、認定血液検査士の資格を取得したいと考えているところです。
また、現場ではメインの仕事のほかにも緊急検査の業務として他分野の検査も行います。血液検査の知識だけでなく、幅広い知識をつけた臨床検査技師を目指し、日々勉強していきたいと思っています。
天理高校から天理大学へ進学、現在は母校で英語教師をしています。

国際学部 英米語学科(旧国際文化学部英米語コース) 2012年卒業
中村三津夫 さん
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地元は静岡県ですが、実家を離れて天理高校に入学し、寮生活をしていました。2年生から英語コースを選択したため、英語の授業が多かったです。定期テストでいい点数を取れるように、集中できる早朝に勉強をしていました。寮やクラスの友達と他愛ない話で盛り上がっていたのが良い思い出です。部活動では日本の伝統音楽である雅楽を演奏する雅楽部に入り、笙という竹の楽器を練習していました。卒業後は自分の楽器を買い、今でも年に数回吹いています。
今振り返ると、英検や模試を積極的に受けておけばよかったと思います。そうすれば大学でさらに英語力が伸ばせたのではないかと感じています。
中学生の時に英語が得意だったため、英語の先生になりたいと考えていました。高校入学時には、天理高校を卒業したあと天理大学の英米語コースに進学することも決めていました。天理大学は語学と教職に強いということを知っていたので、どんなことが学べるか楽しみでした。
天理大学への進学を目指して、高校1年生の時から定期テストでいい点を取ること、学校を休まず授業をしっかり聞くこと、小テストに毎回合格すること、定期テスト前に赤シートを使いながら反復することを心がけていました。
天理大学には、成績優秀者や留学希望者に向けて、充実した給付型奨学金があるので、事前に調べておくと良いと思います。入試や大学での授業の成績優秀者が対象となるので、熱心に授業に取り組むモチベーションになります。

プレゼンテーションとリスニングの授業が印象的でした。プレゼンテーションの授業でディズニー映画のナレーションや有名なスピーチを気持ちを込めて暗唱したり、パワーポイントを使って英語で発表したりと、社会に出てから役立つ実践的な英語力が鍛えられたと思います。リスニングの授業では、洋画を見てネイティブが話すスピードで会話を聞き取ることに慣れ、日常会話の言い回しを覚えていきました。
授業以外では留学生のお世話をするチューターをしたことも良い思い出です。留学生と過ごしたことがきっかけで、英語がどんどん話せるようになったと感じています。銀行の口座開設、携帯電話の契約、日用品の買い物、観光など、辞書を片手にいろいろとサポートをしました。留学生が主催するパーティーに招待され、いろいろな国の友達ができたことを覚えています。楽しい大学生活でした。
在学時にカナダで1年間の交換留学を経験し、教員になる前にもっと英語に使う仕事をしてみたいと考えるようになりました。4年次に在外公館派遣員を志望し、大学卒業後は3年間アフリカのボツワナ共和国の日本大使館で働きました。大使館での通常業務に加え、出張時には皇族や大臣と接する機会もありました。
現在は、母校である天理高校の英語教員をしています。英語教育は教科書のスタイルや評価が目まぐるしく変化します。教員になって7年たちますが、自身の授業スタイルと英語力を向上させることを常に心に置いています。教授法を勉強したり、校内外の先生の授業を見学したり、TOEIC・英検を受験したりと精進する日々です。わたしの授業を受けた生徒たちが外国語や国際関係に興味を持ち、世界で活躍する人材になってくれることが今の夢です。
個人的には、仕事・家事・育児をバランスよくこなし、家族円満で、子どもにいろいろなことを教えるというのも一つの目標です。英語に興味を持った子どもたちと英語で話せる日がくれば嬉しいです。
学校教育とは違う分野で幅広い年齢層の方に教育の機会を提供する「生涯教育」に惹かれました。

人文学部 社会教育学科 (旧人間学部 生涯教育専攻) 2007年卒業
中井川 祐太 さん
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高校時代はサッカー部に所属していました。部員数が多く、挫折を経験したこともあります。2年生の終わりのとき、地域の少年サッカーチームのお手伝いをする機会があり、子どもたちと接する中でサッカーの楽しさや、学校以外での人との関わりの重要性を認識しました。この経験が心に残っていて、「生涯教育」という分野に興味を持つきっかけとなったと感じています。
天理大学に興味を持ったきっかけはオープンキャンパスでした。オープンキャンパスで何気なく寄った生涯教育専攻の研究室で聞いた「赤ちゃんから高齢者まで幅広い方々に寄り添いながら学習の支援を行い、学校とは異なる形での教育に携わっていく」というお話が印象的だったことを覚えています。
私の母親は地域の活動で子どもたちに学校の体育館を使った映画会や人形劇、朗読会など様々な体験活動を企画しており、私も幼い時から連れられて参加していました。オープンキャンパスでお話を聞いたときにそのエピソードを思い出し、学校教育とは違う分野で教育に携わりたいという想いを持ちました。幼児から年配の方まで広い年齢層への教育の機会を提供する「生涯教育」という分野に惹かれ、天理大学の人間学部で専門的に学びたいと思ったのが志望の動機です。

やはり専門的な授業が印象に残っています。どれも先生のお話を聞くだけではなく、学生同士で自分の考えを話す機会が多かったです。受け身の姿勢で授業を受けるというよりは、自分の頭で考えて発言する姿勢が求められ、主体的に動く力が身に付いたと感じます。
また奈良県内の公民館での実習で、実際に公民館で行われている講座のお手伝いなどをさせていただき、現場の雰囲気を感じられたことが印象に残っています。3年次には専攻コースの学生で企画する1泊2日の合宿がありました。わたしたちは、国立曽爾青少年自然の家へ行き1年次から3年次まで野外炊飯やウォークラリーなどの体験活動を通して交流をしました。この合宿を通して会場の手配から移動手段の準備、内容などすべて学生のみで行い、この学習を通してイベントを企画する楽しさを知ると同時にこの企画がどのような目的で行っているのか、目標を達成するためにはどのような内容にするのかなど企画する側の一連の流れを知ることができ、大変勉強になりました。

現在は天理大学で学んだことを活かして公民館で働いています。学生生活で身に付けた企画力やコミュニケーション能力を活かして、「老若男女問わず誰でも気軽に集まれる公民館」を地域の方々と作っていきたいと思っています。
- 学校No.2736