愛甲農業科学専門学校 専修学校(専門学校) / 大阪府 認可 / 学校法人愛甲学院大阪
水耕栽培が切り拓く 新しい農業のカタチ
◆水耕栽培とは
水耕栽培とは、土の代わりに水と培養液により、建物内で野菜を育てる農法です。レタスなどの野菜をはじめ、トマト、イチゴ、キュウリ、ハーブなど水耕栽培された野菜が広く販売されています。最近では、大型の建物内で人工光により野菜を育てる植物工場が増えており、光や温度、湿度などをコントロールしながら科学的な野菜栽培が行われています。
水耕栽培は、自然を相手に行うこれまでの農業とは違う、まさしく『未来を切り開く 新しい農業のカタチ』です。
◆水耕栽培のメリットは
(1) 室内で栽培するため、大雨や台風、猛暑や厳冬といった天候に左右されることなく安定的な収穫が可能
(2) 土から栄養を吸収する土耕栽培より、水に溶かした液肥から効率的に栄養を吸収するため、成長スピードが早い
(3) 水耕栽培は、土耕栽培より病気や害虫の発生頻度が低いため、衛生的、しかも殺虫剤などを使う頻度が低いため、カラダにも安全
(4) 水耕栽培は、人工光を使いながら室内の温度や湿度をコントロールするため、一定の品質を保つことが可能
(5) 土耕栽培の場合は、その土地面積が作付面積となるが、水 耕栽培の場合は多段式(棚を何段も重ねて栽培する方法)栽培するため、面積の有効活用が可能
◆本校の取り組み
水耕栽培を専門的に学べる学校が愛甲農業科学専門学校です。
本校では、植物工場で実際に行われているシステムの導入を進めています。
本校では、安定供給・早期収穫だけではなく、『健康に良く 美味しい ビタミンやミネラルなどの栄養価の高い野菜づくり』を目指して授業展開をしています。
◆アクアポニックスへの取り組み
本校では、植物の水耕栽培と魚の養殖を組み合わせたアクアポニックスの実習にも取り組んでいます。
魚の排泄物に含まれるアンモニアを、微生物の働きで窒素肥料に変え、植物がこれを吸収することで水を浄化し、再び水槽に戻すシステムです。投入する栄養分は魚の飼料のみのため、栽培された野菜は完全な有機野菜であり、水を替える必要もないため、地球に優しい究極のエコ農業として注目されています。
2024.03.01
万博でも注目! アクアポニックス
2025年開催の大阪・関西万博は、『いのち輝く未来社会のデザイン』をテーマに開催されます。このテーマのもと、大阪府や大阪市が出展する「大阪ヘルスケアパビリオン」で、府・市などでつくる「大阪パビリオン推進委員会」は2023年5月に、野菜の水耕栽培と魚の養殖を組み合わせる循環型農業「アクアポニックス」を紹介する展示物を同館前に設置すると発表されました。
アクアポニックスは、地球に優しい究極のエコ農法を実現する生産システムであることからSDGs達成に貢献するものと期待されています。本校でも、2024年4月に本格稼働が始まります。ぜひ、オープンキャンパスでその仕組みを体感してください。
2024.03.01
実際の植物工場を前提としたシステムと設備
水耕栽培を大型の建物内で人工光により野菜を育てる植物工場が増えています。今では、外食産業や大手スーパー、コンビニや医療機関など様々な分野で導入が進んでいます。室内の様々な生産環境をコントロールしながら水耕栽培が行われています。水耕栽培は、気候変動や異常気象、急激な境人口の増加などによる『危機的な食糧不足』に対応するため、世界的に研究・導入が進んでいる分野です。しかし、スペシャリストが少ないのも現状です。
本校は、日本のみならず世界的に取り入れている栽培設備やシステムをいち早く導入し、スペシャリストになれる実習環境を整えております。
2024.03.01
カリキュラムの約半分を占める充実した実習で着実なステップアップ
2年間のカリキュラムの約半分が実習です。1年次の基礎的水耕栽培から徐々にレベルを上げ、着実にステップアップができます。
■1年次前期 基礎栽培実習
水耕栽培で多く作られている『レタス』の栽培実習を通じて基礎を学習
■1年次後期 初級栽培実習
様々な『葉菜類:菊菜・ワサビ菜 等』の栽培を行いながら実習が進み、さらに栄養価の高い野菜の栽培方法を習得
■2年生前期 上級栽培実習
難易度を上げ『果菜類:トマト・キュウリ 等』の栽培実習を行い、水耕栽培のレベルと実力をアップ
■2年生後期 上級栽培実習
水耕栽培でも難易度が高いといわれる『根菜類:ゴボウ 等』の栽培にチャレンジ。これができれば、上級者でありスペシャリスト
2024.03.01
学年の垣根を超えたイベントで和気あいあいとした雰囲気
本校では、1年生・2年生合同のイベントを実施しています。
■ファーマーズマーケット
学生が実習で栽培した野菜を、学校の玄関前で販売するイベントです。年3回実施しています。どんな野菜を販売するか、どの時期に播種(種まき)するかなど、販売日に合わせたスケジュールを学生全員で決めます。さらに、販売促進策を練り広報活動。販売当日は、みんなで声を出しながら販売する。準備したすべてが売れたときは、みんなが笑顔になります。
■レクリエーション
全員で様々な場所に出かけ、楽しい一日を過ごすレクリエーション。2023年度は、みんなで栗拾いに行きました。イガのついた栗を見たことがない人や、栗拾い初体験の人、昼食はみんなでワイワイにぎやかなランチタイム。そして家に持ち帰って、家族と一緒に栗料理に舌鼓。楽しみ満載です。
2024.03.01
オープンキャンパス
毎月オープンキャンパスを実施しています。模擬授業や施設見学、また水耕栽培の種植えである”播種”を体験していただけます。入試説明や個別相談も行っております。
年に4回限定開催のスペシャルオープンキャンパスでは、収穫の体験もできるかも!?どなたでもお気軽にご参加ください。
愛甲農業科学専門学校の募集内容や学費をチェックしておこう!
システム栽培学科
概要 |
システム栽培学科は、水耕栽培が学べる専門学科です。日本の植物工場は、424箇所あるといわれていますが、小規模工場を含めるとこれ以上あるともいわれています。世界中で研究が進んでおり、その生産システムは進化し続けています。 この様な植物工場での生産管理業務を担うためには、次の点が重要となります。 ① 植物の観察をしっかり行うこと ② 栽培記録を取り続けること 具体的には、室温・湿度・水温などの栽培環境、全長・重量・葉数などの生育状況、 併せて肥料濃度の記録管理が重要となります。 本校では、これらの記録を実習の都度行い、習慣化することで重要さを体感しています。 また、様々な植物を栽培することで多くの体験を積み、応用力を身に付けることができます。2年生の後期の課題研究では、自分がチャレンジしたい植物の栽培にチャレンジします。真冬にヒマワリの花を咲かせたケースもあり、この時期の実習室は様々な植物で賑わっています。 |
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年限 | 2年 |
定員 | 40名 |
学費 |
2025年度納入金(予定)138万円(入学金20万円・授業料100万円・施設費12万円・教材費6万円)※その他実習費12万円(予定)が必要。 <各種入学制度の特典> 入試制度としては①一般入試②AO入試③高校推薦入試④指定校推薦入試⑤社会人入試があり、様々な特典があります。 詳しくは、是非資料をご請求ください。 |
備考
2024年4月実績
先輩たちの就職先・学校の就職支援をご紹介!
主な就職先
多岐にわたる分野で活躍する卒業生(2018年3月~2023年3月卒業生実績)
- ≪農業関係≫
- 株式会社野菜工房
- 医療法人神明会グループ(ファイトケミカル食品)
- 鐘山グリーンテック株式会社
- 株式会社オスミックアグリ茨城
- 株式会社八百一の郷
- エオルボ株式会社
- 淡路島オリーブグローワーズ株式会社
- 株式会社いちご研究室
- グランベリー八尾
- 河西いちご園
- ≪農業・植物工場機材≫
- 伊藤電機株式会社
- ≪食品加工・販売≫
- 株式会社みやまえ
- 株式会社丸光
- ≪その他≫
- 大信鋼業株式会社
- 住吉冷蔵株式会社
- 株式会社エイジェック
- 松井記念病院
- …など
就職支援
水耕栽培の知識や技術は、様々な分野から求められています。このような求人に応えるためには、きめ細かな個別就職指導が必要となります。本校では1年生の後期より就職指導がスタートします。まずはキャリアガイダンスで就職希望分野のヒアリング。そして就職指導を授業に組み込み、段階追って指導していきます。まずは自己分析から始め自分の長所探しを行い、自己PRにつなげます。次に企業研究の進め方から志望動機を作成し履歴書が完成です。さらに面接時のマナーを身に付け、最後に受験企業が決まれば個別に模擬面接を行い、自信を持って面接試験に臨めるようサポートします。
愛甲農業科学専門学校での学びを支援する各種制度のご紹介!
農業インターンシップで現場体験
インターンシップでは、現場の作業・管理・社会人としてのマナーなど、授業では学べない様々なことが体験・吸収できる絶好のチャンスです。将来自分が活躍するシーンをイメージすることに役立てることができます。
様々な農業関連団体や個別の農業法人・植物工場でも行っています。参加は任意ですが、参加することに大きな意義があると思います。
資格取得には全面サポート
企業での活躍や独立経営も見据えて、様々な資格取得をサポートします。
水耕栽培は、外食産業や大手スーパー、コンビニや医療機関など様々な分野で導入が進み、急激な成長を遂げている分野です。中小企業や個人でも始めることが可能なので、世界中で研究・導入が進む一方で、スペシャリストが少ないためニーズは多岐にわたります。水耕栽培を導入する企業や植物工場での生産管理や製品開発、さらには生産者として独立という可能性もあります。このような多岐にわたる分野で活躍するために、本校では農業分野だけではなく、工業分野や商業分野の資格取得にもチャレンジできます。
【主な目標資格】日本農業技術検定、農業簿記検定、第二種電気工事士、日商簿記検定、建築CAD検定など
各種資格
本校では、国家資格である第二種電気工事士試験、日本農業技術検定試験、農業簿記検定試験などの認定資格の取得を目指します。農業高校・大学校などではあまり採用していない資格試験を取得することで植物工場・IT農業・smart農業で活躍するための幅広い技能が得られます。
就職支援
現在水耕栽培は、外食チェーンやコンビニエンスストア、医療などさまざまな分野で導入が進み、急激な成長を遂げています。大手企業だけでなく、中小企業や個人でも始めることが可能で、世界でも研究・導入が進んでいます。一方で、スペシャリストが少ないため、ニーズは多岐にわたります。水耕栽培を導入している植物工場での生産管理者や指導者、農作物のバイヤー、さらには生産者として独立の可能性もあります。 こういった様々な求人にこたえるためには、きめ細かな就職支援が必要になります。経験豊富なスタッフが、履歴書・自己PR書の書き方指導や面接の練習をするだけでなく、就職活動の心構えやビジネスマナーの習得、企業研究 も徹底的に行い、一人ひとりの希望に合わせたサポートをしていきます。
◆想定される活躍分野
植物工場での生産管理者、指導者、開発技術者、外食産業・大規模小売店・流通業界でのバイヤー、海外での農業技術指導者など
愛甲農業科学専門学校で学べる学問
- 経済・経営・商学
- 工学・建築
- 地球・環境・エネルギー
- 農学・水産学・生物
愛甲農業科学専門学校で目指せる職種
- 機械・電気・化学
- 建築・土木・インテリア
- 動物・植物
- 環境・自然・バイオ
- 食・栄養・調理・製菓
- ビジネス・経営
愛甲農業科学専門学校の特徴
- 推薦入試制度
- AO入試制度
- 特待生制度
- 社会人選抜
- 学費返還制度
- インターンシップ
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- 学校No.5809
- 更新日: 2024.03.12