専門学校 東北動物看護学院 専修学校(専門学校) / 宮城県 認可 / 学校法人 仙都学園
動物看護総合学科(現愛玩動物看護学科) 2024年3月卒業
伊藤 さん
KEYWORD
- #愛玩動物看護師
- #トリマー
- #ドッグトレーナー
- #ペットショップ
- #動物園
- #動物保護
私は飼っていた先代猫がお世話になった地元の動物看護師さんのようになるのが理想です。その子がお世話になっていた時、獣医師と動物看護師の皆さんは動物にはもちろんのこと、母の付添できた私に温かく丁寧に声をかけていただき優しく寄り添ってくれました。東北動物看護学院に進学後、初めての実習ではその病院で勉強をしたいと思い希望して行くことができました。緊張している私に動物病院の院長先生をはじめとするスタッフの皆さんはあの頃と変わらない温かさと優しさでご指導してくれました。また、いち飼い主として動物病院に行っていた頃とは違う目線で学ぶことができ飼い主とお話ししている姿には動物への愛と動物看護師としての熱意を感じました。この実習を終えて改めてお世話になった動物看護師のように優しく飼い主に寄り添いながら動物の健康に務められるよう勉強により励みたいと思いました。
学校では主に猫の保護・譲渡活動を行っています。私は進学後、茶トラの男の子を一匹引き取りました。出会いは入学して約一か月後の5月、猫は生後6か月の時でした。その猫は、ほかの猫に比べすごくビビリで体を小さくして触ろうとすると逃げ回るほどでした。最初はいつもビビっている猫がいるなと少し様子が気になるぐらいでしたが、人の少ない時間帯にそっと見に行くといつもビビっている猫が楽しそうに一人遊びしていました。びっくりしたと同時に可愛くもあり、もっとその猫を知りたいと思い引き取ることを決めました。一緒に暮らし始めた頃はなかなかベッドの下から出てくれず、一緒に遊ぶどころか触れる事もできませんでした。それでも色々な工夫をこらして少しずつでも慣れてもらおうと頑張りました。それから10ヶ月経った今では自分から甘えてきたりするようになりましたが、それでもまだ私から近づくことはできません。最初はできるなら小さな時からの成長が見たかったと思っていましたが、その思いを上回るほど少しずつ自分に慣れてくれてできる事が増えていく姿に喜びに感じ、今の一番の楽しみになっています。
下級生のうちは愛玩動物看護師になる上で必要となる最も基本的な知識を座学と実習で学びます。座学では「動物臨床看護学」、「動物内科看護学」、「動物栄養学」など犬種やライフステージごとになりやすい病気のことや近年義務化されたマイクロチップについてなど様々なことを学んでいます。また愛玩動物看護師として飼い主との関わり方を学ぶ「医療コミュニケーション」や、飼い主からの悩み相談が多いしつけに関しては「動物行動学」で学んでいます。実習では愛玩動物看護師の一番の基本的な仕事となる「動物の保定」を中心に学びます。どうすれば獣医師が診察しやすく安全に治療できるように意識して保定の授業を受けています。まだ保定に気をとられ動物に余計な負担がかからないよう様子をしっかりみながら保定するよう心がけています。保定の他にも動物病院で依頼されやすい爪切りと耳掃除、上級生になるに連れて、糞尿、血液、レントゲン、エコー、眼科、皮膚の検査、神経学的な検査についても学びます。
志望理由
高校2年生までは部活動に集中していたこともあり進路は固まっていませんでした。3年生になった時に自分がなりたいものは何かについて改めて考えるようになりました。私は小さい頃からころころ気持ちが変わりやすかったのですがその中で「動物が好き」という気持ちだけは全く変わらないことに気付き、動物に関わる仕事がしたいと明確になりました。動物に関わる仕事はたくさんありますが愛玩動物看護師をなりたいと思ったきっかけは先代の猫が通っていた地元の動物病院の看護師さんのようになりたいと思ったのが理由です。
東北動物看護学院を選んだ理由は動物病院が隣接しており、より実践的に学べるところや、多くの動物看護師を輩出しているところです。また、トリマーライセンスやトレーナーライセンスなど複数の資格取得を目指せることも決め手になりました。
志望理由の GOOD POINT!
高校生で将来の方向性を決めることは容易なことではありません。評価した点として、伊藤さんは自分と向き合った中で改めて「動物が好き」だということを再認識したこと、そして目標が明確であることです。
動物のお仕事の前提は「動物が好き」ということです。もちろん好きだけではできませんが、逆にいうと好きでないとないとできない仕事でもあります。また、伊藤さんのように小さいころにお世話になった動物看護師さんを目標にすることは在学中の勉強のモチベーション維持につながります。
- 学校No.5595