国立清水海上技術短期大学校の学部・学科紹介

　国立清水海上技術短期大学校は船員を養成する学校で、世界遺産三保松原にほど近い静岡市清水区折戸にある、全校生徒約230人の学校です。
　本校は、気候温暖な折戸に広大な敷地を持ち、教室のある本館、最新鋭の実習設備のある総合実技棟、ほとんどの学生の生活の場である2つの学生寮など様々な施設を持っています。
　静岡市清水区には外航船・内航船・クルーズ船が盛んに出入りする国際港湾清水港があり、1年次にはこの清水港で、港内練習船「かざはや」を用いた海上実習があります。
　学校は2年制でおおまかに1年次は学校で座学をし、2年次には9ヶ月に及ぶ大型練習船による乗船実習があります。
　
　恵まれた環境と設備を用いて、乗船経験のある教職員による授業・実習をこなし、2年間のカリキュラムを修了し、卒業後の国家試験に合格した卒業生には、貨物船、タンカー、タグボート、作業船、フェリー、旅客船、また、消防艇といった官庁船など多岐にわたる活躍の場があります。将来的には、航海士もしくは機関士を経て、船の最高責任者である船長もしくは、船の心臓部にあたるエンジンの最高責任者である機関長へと成長して行くことになります。