立正大学 私立大学
仏教の持つ神秘に触れ、その魅力を探究する
- 学部選択
- 学生生活

仏教学部 仏教学科 2年 ※取材当時の学年です
K さん
出身校
- 埼玉県 秀明高等学校
入試方式
- 総合型・AO
KEYWORD
- #仏教
- #仏像
- #宗教
- #美術
- #卒業制作
幼少期から、京都や奈良などの美しい仏教寺院を頻繁に訪れていました。それらの場所は、私にとって特別な思い出が詰まった場所となり、仏教に対する興味が次第に芽生えていきました。
寺院を訪れるたびに、さまざまな仏像に出会い、その一つひとつが持つ独自の魅力に心を奪われました。仏像をじっくりと観察していく中で、それらの作品には制作当時の歴史や価値観、技術、さらには人々の仏教的な思想が込められていることに気づきました。その発見は仏教の奥深さへの関心を持つきっかけとなり、仏像が持つ豊かな情報量を魅力的に感じるようになりました。それ以来、仏像に映し出されている時代背景や宗教的な意味に興味がわき、仏像を中心に仏教の歴史や美術について学びたいと強く思うようになりました。
私が立正大学を選んだ最大の理由は、仏教美術を多角的に学べる環境が整っていることにあります。仏教美術を専門とする優れた先生方による、専門的な講義が開講されていることに大きな魅力を感じました。これにより、仏教美術の歴史や技術、思想について深く学ぶことが可能となっています。豊富な知識と経験を持つ先生方から直接学べるので、学習理解がより一層深まります。
また、仏像や仏画の制作実習があることも、私にとって進学を決意する大きな要因となりました。制作を体験することで、理論だけではなく、実践を通して理解度が高められると考えました。制作過程を通じて、仏教美術の奥深さや技術的な側面を体感し、自分自身の感性を日々磨いています。さらに、国内外の研修プログラムが充実していることも、立正大学を選んだ理由の1つです。実際に仏教美術に触れ、実物を観察できる機会があるため、学びをより実践的なものにすることができます。
日々の経験を通じて、仏教への理解が深まっていることを実感できています。
現在の目標は、大学卒業までに卒業制作の作品として仏像を完成させることです。仏像を制作するには、単に技術力の高さだけではなく、細かい作業を継続する集中力や対象物を立体的に捉える観察力、さらにはゼロから形を生み出す想像力が要求されます。これらの能力は、一朝一夕で身につくものではなく、日々の努力と継続的な鍛錬が必要だと感じています。そのため、目標達成に向けて、積極的に仏像や仏画の実習授業に参加し、技術力や観察力など、必要とされるあらゆる能力を磨いていきたいです。
仏像は単なる芸術作品ではなく、信仰や歴史が詰まった存在であるため、その背景を学ぶことで、より意味のある作品を生み出すことができると思っています。卒業制作を通じて自分の技術力を高めるだけでなく、仏教への理解も深め、将来的にはこの分野での活動に関わって、多くの人々に仏教の持つ魅力を伝えていきたいです。
専攻分野(学問/職種)
- 文学・歴史・地理
- 芸術・表現・音楽
大学での学びや経験を生かして、地域に愛される企業を築き上げたい
- キャリア選択
- 学生生活
- 卒業後のキャリア

経営学部 経営学科 1年 ※取材当時の学年です
S さん
出身校
- 静岡県 浜松日体高等学校
入試方式
- 一般・共通テスト
KEYWORD
- #経営
- #地域社会
- #起業
- #ビジネス
- #チャレンジ奨学生制度
- #都心
私が経営を学ぶきっかけとなったのは、祖父の存在です。彼は自らの手で会社を立ち上げ、大きく成長させてきました。今もなお現役で、地域の人々の生活を支えるために尽力し続けています。そんな祖父の姿を幼少期から間近で見てきた私は、彼の持つ先見の明や、数多くの社員を率いる経営力に深く感銘を受けました。
祖父の経営スタイルは、自社の社員、そして地域社会とのつながりを大切にするというものです。社員一人ひとりの意見を尊重し、チーム全体の士気を高めつつ、また地域の発展に貢献するための経営方針を貫いています。そのような祖父の姿勢は大きな刺激となり、私も地域社会に貢献できる経営者になりたいという強い思いが芽生えました。
私が立正大学を選んだ理由は、主に2つあります。
1つ目は、キャンパスが都心に位置していることです。さまざまな文化や人々が集結する都心で学ぶことで、貴重な社会経験を積むことができると考えました。大学卒業後は地元に戻って目標を追いかける予定なので、今後、地元以外で暮らす機会はあまりないと考え、人生経験として都心での生活を一度してみたいという思いがありました。
2つ目は、「チャレンジ奨学生制度」の存在です。この制度は、自分が挑戦したいことに活用できる、立正大学独自の奨学金であり、学生生活を送る中で幅広い経験を重ねていけると考えました。この奨学金制度を利用することで、自身の視野をさらに広げ、今後ますますスキルを磨くことができると期待しています。この奨学金に採用されたことが、私にとって大きな決め手となり、立正大学への進学を決意しました。
将来は祖父のように地域に必要とされる企業を経営することを目標にしています。祖父は地域社会に深く根ざしたビジネスを展開し、多くの人々の生活を支えてきました。その姿を間近で見て育ったため、地域に貢献できる企業を持つことが自分の使命だと感じています。大学ではマーケティングの知識を学び、それを生かして新たな事業を立ち上げることで、地元と旅行客をつなげ、地域をさらに活性化させたいと考えています。
東京での一人暮らしを通じて、都市の経済のしくみやビジネスのあり方を学んでいる立正大学での期間は、私にとって非常に重要な経験となっています。都会での生活は、さまざまなビジネスモデルやマーケティング戦略に触れる機会を提供してくれます。これらの経験や知識を地元に持ち帰り、地域の発展に貢献できるよう努力していきたいです。地域の人々と協力しながら、持続可能なビジネスを展開し、地域活性化に寄与することを目指しています。将来的には、祖父のように地域に愛される企業を築き上げ、次世代に引き継いでいくことが私の夢です。
専攻分野(学問/職種)
- 経済・経営・商学
実践的なスキルと理論知識を融合させ、ビジネス上の課題に対する解決策を提案
- 文理選択
- 学部選択

データサイエンス学部 データサイエンス学科 3年 ※取材当時の学年です
K さん
出身校
- 群馬県立館林女子高等学校
入試方式
- 一般・共通テスト
KEYWORD
- #データ分析
- #マーケティング
- #ゼミナール
- #データサイエンティスト
- #文理融合
私は高校生の時に数学に興味を持ち、その中で情報学について知りました。データ分析の方法を学ぶうちに、エクセルやプログラミングを利用して情報を整理し、分析する楽しさを見出しました。同時に、情報モラルの重要性も理解し、倫理的な観点から情報を活用する方法についても学んでいます。将来は企業で、データ分析の技術をマーケティング部門などで活用し、効果的な戦略を提案したいと考えています。私は、データをもとにした的確な意思決定がビジネスにおいて重要であると考え、その分野で自らのスキルを活かすことが将来の夢です。
進学先として選んだ理由はいくつかあります。まず、この学部は文理融合型で,文系・理系の区別がない点です。自分の興味が幅広いため、このような環境で多様な知識を得られることに魅力を感じました。プログラミングの技術を、ゼロから学ぶことができるカリキュラムも一つの理由でした。また、緑豊かで美しいキャンパスも、のびのびと学ぶ環境を提供してくれると感じ、心地よく学べる場所であると感じました。最後に、自宅から通えることも大きな利点でした。通学の負担が少なく、学業に集中できる環境であると思いました。これらの理由から、私はこの学部を進学先として選びました。
大学でデータ分析やプログラミングスキルを学んでいくうちに、市場調査や消費者行動の分析、顧客満足度の向上など社会の多様な分野でデータサイエンスが応用可能であることに気づきました。また、社会的なニーズを把握し、効果的な政策を提案するために、データ分析をすることで公共政策の立案や政府機関における意思決定にも応用されると思います。データ分析とプログラミングのスキルを社会的課題に適用することで、より持続可能で効果的な解決策を提供することができ、社会に貢献することができるのではないかと感じました。
大学卒業までの目標は、データ分析とプログラミングのスキルをより高度に習得し、実践的な経験を積むことです。私のゼミナールでは実際に興味のあるデータを選んで、チームで分析するということを実施しています。そこでは実際に分析する経験を得て、専門知識を深め、問題解決力を向上させたいです。また、リーダーシップスキルやコミュニケーション能力も得ることができるのではないかと思います。卒業後には、データサイエンティストやデータアナリストとして業界でキャリアを築きたいと考えています。実践的なスキルと理論知識を融合させ、ビジネス上の課題に対する解決策の提案をしていきたいです。
専攻分野(学問/職種)
- 社会学・マスコミ・観光
- 情報学・通信
- 体育・健康・スポーツ
幼少期に見たニュースをきっかけに法学部へ進学を決意。サポート体制が整っている立正から次のステージへ!
- キャリア選択
- 学部選択
- 学生生活
- 卒業後のキャリア

法学部 法学科 4年 ※取材当時の学年です
A さん
出身校
- 神奈川県立横浜南陵高等学校
入試方式
- 学校推薦型
KEYWORD
- #法学
- #法律
- #公務員対策
- #少人数制
- #サポート
私が法に興味を持つようになったきっかけは、小学生のころに見た集団的自衛権に関するニュースです。そのニュースは、社会全体が大きく揺れ動く様子を映し出しており、いまでも強く印象に残っています。法律の解釈によって私たちの生活が変わり得ることを知って、法への関心が一気に高まりました。この出来事が、将来の進路を決定づけたとも言えます。
そして、大学進学の際には、迷わず法学部を志望しました。立正大学に入学後は、豊富な知識と経験を持った先生方のもとで、さまざまな法律を学ぶ機会に恵まれ、法律の世界の深みを感じ取ることができました。民法や刑法、商法など多岐にわたる法律を学ぶ中で、私は特に憲法に強い興味を抱くようになりました。憲法は、私たちの基本的な権利や自由を保障する重要な法律であり、その内容や解釈が社会に与える影響について考えることが非常に刺激的でした。現在は、憲法ゼミに所属し、さらに学びを深めています。
私が立正大学を選んだ理由は、公務員採用試験対策講座が開講されていることと、1年次の少人数クラス制度に大きな魅力を感じたからです。
公務員採用試験対策講座については、外部の専門学校と提携しているため、より専門的で質の高い指導を受けることができます。授業と並行して試験対策を進められるので、計画的に学習ができる環境が整っています。公務員試験は競争が激しいため、早い段階からしっかりとした対策を講じることが重要です。このような充実したサポートがあることで、自信を持って試験に臨むことができます。
また、1年次の少人数クラスについては、クラスの規模が約10名程度と非常に小さく、先生との距離が近いのが特徴です。この環境では、質問がしやすく、疑問点をその場で解消できるため、非常に効率的に理解度を高められます。先生方は一人ひとりの学生に対して丁寧な指導を行ってくださるので、個別のニーズに応じたサポートを受けることができます。
このように、学習環境が充実している点に魅力を感じ、私は立正大学を進学先として選択しました。
卒業後は金融系の企業に就職する予定です。法学の知識を活用できる場面も多くあると思うので、大学での経験を最大限に生かして、お客様一人ひとりの生活を豊かにすることを目指します。私にとって、金融業界での仕事は単にこなすべきものではなく、人々の生活に直接影響を与える重要な役割を担うものだと感じています。そのため、それぞれの顧客のニーズを理解し、適切なアドバイスを提供できるよう、常に自己研鑽を続けていく所存です。
現在、入学後から計画的に単位を修得したおかげで、学業に余裕を持つことができています。この時間を有効に活用し、さまざまな資格取得に挑戦しています。特に、FP(ファイナンシャルプランナー)2級の資格は、金融系企業で働くうえで欠かせないものであるため、その取得に向けて勉強に励んでいます。より専門的な知識を身につけ、お客様に対して信頼性のあるアドバイスを提供できるようになりたいです。金融のスペシャリストとして、お客様の資産形成やライフプランのサポートを通じ、より多くの人々の生活を豊かにするお手伝いをしたいと考えています。そのためにも、今後も学びを継続し、常に新しい知識を吸収していく姿勢を大切にしていきます。
専攻分野(学問/職種)
- 法律・政治
世界中の誰もがスポーツを楽しめる環境をつくり、それを下から支えていくのが目標!
- 学部選択

経済学部 経済学科 経済学コース 3年 ※取材当時の学年です
T さん
出身校
- 千葉県立船橋高等学校
入試方式
- 一般・共通テスト
KEYWORD
- #スポーツアナリスト
- #データ分析
- #経済学
- #環境経済学
- #SDGs
- #統計学
- #統計検定
私がスポーツアナリストになりたいと思ったのは、中学時代に所属していたサッカー部の顧問の先生からの一言がきっかけでした。私は怪我が多く、試合中もベンチにいる時間が長かったのですが、自分なりに何かチームに貢献できることはないかと考えていたところ、顧問の先生から「試合の分析をやってみないか?」と声をかけていただきました。実際に分析に挑戦してみると、選手や顧問の先生から感謝の言葉をもらい信頼を実感しました。この経験をきっかけに、自分自身が表に出て活躍するのではなく、活躍する選手を裏から支えるスポーツアナリストになりたいと思うようになりました。
スポーツアナリストを目指すうえでデータ分析のスキルを身につけたいと考え、また経済にも興味があったことから、経済学部を志望しました。立正大学を志望校に選んだ理由はいくつかあります。まず、高得点2教科判定という得意科目を活かせる入試方法や、併願校として安心して受験できる点に魅力を感じました。また、他大学では1・2年生と3・4年生でキャンパスが変わるところもあり、途中で環境が変わることへの不安がありましたが、立正大学の経済学部は品川キャンパスで4年間学べるため、そうした不安もなく安心して勉強に打ち込めると思いました。2年生からゼミがスタートするなど、早い段階から自分の興味のある専門分野について勉強や研究に取り組める点も立正大学を選んだ理由の一つです。
社会で生きていく限り、経済は何かしらの関わりがあります。大学で学んでいく中で、経済学の知識は社会で活躍するためだけではなく、就職活動やその後の生活にも大きく活かせるものだとわかりました。私は現在、ゼミで「環境経済学」という分野を専攻しています。この分野は、SDGsや地球温暖化問題といった環境問題に関わるトピックについて経済学の視点から分析を行うもので、私自身は企業の環境問題への取り組み度合いがその企業の収益性に与える影響について実際のデータを使って分析に取り組んでいます。また、さまざまな専門科目の授業を通して、日本経済や世界経済の現状など、今まさに起こっている問題について深く学んでいます。
大学でこれまで学んできた学問の中で、統計学がとても面白く興味深かったこともあり、4年次には空いている時間などを利用して、統計検定という資格に挑戦したいと考えています。卒業後は、世界で活躍できるようなスポーツアナリストになるために努力を続け、少しでも早く夢を実現するとともに、世界中の誰もがスポーツを楽しめる環境づくりに貢献し、それを下から支えていけるようになりたいと思っています。
専攻分野(学問/職種)
- 経済・経営・商学
子どもの思いに寄り添いながら一歩ずつ共に成長していける教員になりたい
- 学部選択

社会福祉学部 社会福祉学科 教育福祉・社会デザインコース 2024年卒業 ※取材当時の学年です
N さん
出身校
- 千葉県立茂原高等学校
入試方式
- 一般・共通テスト
KEYWORD
- #社会福祉
- #特別支援教育
- #ボランティア

私が特別支援教育について興味を持ったのには両親の仕事が大きく影響しています。父は教員、母は介護士として働いており、それぞれのやりがいや魅力などを聞く中で強いあこがれを持つようになりました。そのため、高校卒業後の進路を決定する際に、どちらの良い部分も生かせる特別支援学校の教員を目指そうと考えました。教員として、子どもの可能性を最大限に引き出し、その子らしい人生のサポートができるように特別支援教育を学んでいます。
特別支援学校の教員の免許を取得することができ、さらに福祉の視点から教育について学ぶことができるところに魅力を感じました。教育現場を経験した先生方の授業が受けられるので、実際の学校の様子をリアルに感じながら、教員として必要な力を身に付けることができます。また、福祉の視点から教育について学ぶことで、基本的な知識だけでなく、特別な支援を必要する子ども達についてや保護者の思い、学校卒業後の進路など広い視点から児童生徒のことを理解できるようになります。

障がいのある方の行動には理由があるということを学びました。大学で学ぶ前は、学校や街中で見かける障がいのある方を見ても、避けてしまうことがほとんどでした。しかし、大学で障がいの種類や特性などを学んでいく中で、障がいのある方の行動の背景には、それぞれの思いや願いなどがあることに気づきました。障がいのある子どもと関わる際にも、その子の願いを読み取ろうと努力することで、言葉が無くても信頼関係を築くことができます。大学で学んだことが、今までの見方や考え方を変え、色々な側面からその人のことを理解できるようになりました。
立正大学熊谷キャンパスの魅力はボランティアセンターです。ここでは、自分の興味のある分野のボランティアを紹介していただけます。私自身、放課後等ディサービスの子ども達を対象としたクリスマス会を企画するなど、様々なボランティアに参加しました。ここで障がいのある子どもたちと関わることができたことも、特別支援学校の教員になりたいと思ったきっかけの1つです。ボランティアでしか味わえない経験や喜びが沢山あります。ぜひボランティアセンターに立ち寄って、自分だけの大学生ライフを楽しんでください!

私の理想の教師像は、子どもの可能性を引き出せる教師です。障がいのある子どもたちの成長はゆっくりかもしれないけれど、彼らの中に沢山の可能性を秘めていると信じています。まずは子どものことを理解することから始め、子どもの思いに寄り添いながら一歩ずつ共に成長していける教員になりたいと思います。そのために、大学4年間で学んできたことを活かしながら、子ども達と向き合っていきたいと思います。
専攻分野(学問/職種)
- 福祉・介護
将来は公認心理師の資格を取得し、主に教育・福祉現場で、子どもの心理支援に携わる心理師になりたい!
- 学部選択

心理学部 臨床心理学科 2024年卒業 ※取材当時の学年です
C さん
出身校
- 東京都立城東高等学校
入試方式
- 総合型・AO
KEYWORD
- #心理
- #公認心理師
- #ボランティア
小学生の頃から、心理学という学問に対して漠然とした憧れを抱いていましたが、臨床心理学に興味を持った最大のきっかけは野球部のマネージャーとして多くの選手と関わってきたことにあります。
高校では、選手が100人を超える硬式野球部のマネージャーをしていました。土日は遠征も行い、週6日活動していました。100人の選手に対してマネージャーが3人だったので忙しく大変な毎日でしたが、とても充実した高校生活でした。野球部にはベンチメンバーに入ることのできなかった選手やケガで悩む選手、思うように成績が上がらない選手など、様々な悩みを抱えている選手がたくさん存在し、その悩みを話してもらう機会が多くありました。しかし、当時は悩みに対して正しい対応ができているのか分からず 、”話を聴く”ことは難しいと感じたことを憶えています。そこで、私は話を聴く態度・姿勢・声掛けの仕方等、専門的な技能を身に付け、心に悩みを抱える人を支援したいと思い、臨床心理学を学ぶことを志しました。
立正大学に決めたきっかけは、高校2年生でオープンキャンパスに参加したことです。キャンパス見学や説明会に出席しましたが、大学のジャンパーを羽織った学生スタッフの方の雰囲気が穏やかで、有意義な大学生活を送ることができると想像しました。また、説明会で私が感じた、心理学部の魅力の1つに「心理学を学ぶ上での環境が整っていること」があります。臨床心理学科は、心理学の中でもカウンセリングや心の悩みについて学ぶことに特化した学科です。そして、立正大学には心理職が活躍する「医療・教育・福祉・司法・産業」の5領域すべてにおいてその領域を専門とする先生方がいらっしゃいます。私自身、将来は公認心理師を目指していますが、高校生の頃はどのような場面で支援を行いたいのかということまでは明確にイメージできていませんでした。そこで5領域満遍なく学習できる環境が整った立正大学では自分が興味のある分野を見つけることができると考え、志望に至りました。
私は立正大学心理学部が第一志望だったので、受験できる機会があればすべてに挑戦したいと思い、AO入試(現在の総合型選抜ゼミナール型)に挑戦しました。当時はAO入試で失敗した場合でも気持ちを公募推薦に切り替え、再度挑戦することも考えていました。
今は試験内容が少し異なるようですが、当時のAO入試の1次試験では、まず心理学に関する講義を受けた後に理解度テストに取り組みました。2次試験では1次試験の講義で学んだ内容に関連する調べ学習という課題が出されたため、自分で質問紙を作成し、調査・分析を行い、当日はその内容をプレゼンテーションしました。試験内容の予想が難しかったので1次試験前の対策はできませんでしたが、2次試験の調査では学年全員に質問紙調査を行い、データ数を多くとったり、プレゼンテーションでは原稿を暗記するなど、入学したいという意思が最大限に伝わるよう、努力しました。
在学中4年間で印象に残っている授業は、3年次に受講した「心理検査実習」です。この講義は、実際に臨床現場で使用されている数多くの心理検査を、自らが被検査者となって行ったり、手順に従って友人や家族に心理検査を受けてもらい、分析・フィードバックを行ったりできる点が魅力的でした。また、公認心理師資格に関わる授業の1つに4年次の「心理実習」があります。この授業では公認心理師が活躍する現場を実際に見学し、現場の先生からお話を伺うことができます。特に福祉の現場実習で、就労支援施設を利用している方と一緒に軽作業を行ったことが印象に残っています。支援を受けている方と直接かかわることができる貴重な経験となりました。
その他に、個人的には大学1年生で災害ボランティアに参加したことも印象深く残っています。コロナウイルスの影響でオンラインでの開催となりましたが、東日本大震災を経験された語り部の方のお話を伺うことができました。特に、支援物資は状況や時期、震災からどれだけの時間が経ったかによって必要となる物資が変化することを伺ったことから、被災者の方の「声を聴く」ことの重要性を強く感じました。その際、臨床心理学を学び、支援を必要としている方の力になりたいという思いがより一層強くなったことを覚えています。
今後は大学院進学が決まっているため、さらに実践的な実習や講義を通して、臨床心理学の知識を深めていきたいと考えています。将来は公認心理師・臨床心理士の資格を取得し、主に教育・福祉現場で、子どもの心理支援に携わる心理職になることを目指しています。
また、これからの社会において心の健康を大切にするということがより広まってほしいと願っています。コロナ禍においては、アルコール消毒やマスク等でウイルス対策を行ったり、少しでも身体に不調があれば休むことができたりと、自分や周りを守る行動をとることが増えたと思います。それと同じくらいに、心を大切にできる社会になっていってほしいと思います。悩みを抱えたときに、心理の専門職に頼るハードルが少しでも低くなるような、今よりもっと心理職が身近な存在になれるように、社会に貢献したいです。
専攻分野(学問/職種)
- 人間・心理
地域の歴史がきっかけで興味や愛着を持つようになり、地域史を研究しようと決めました
- 学部選択

文学部 史学科 3年 ※取材当時の学年です
A さん
出身校
- 千葉県立成東高等学校
入試方式
- 一般・共通テスト
KEYWORD
- #文学部史学科
- #戦国武将
- #歴史
- #地域史
- #城址公園
- #朝比奈切通
学生のころに1つ上の先輩から戦国武将について教えてもらい、物心ついたころには歴史が好きになっていました。高校時代は、社会科研究同好会を作り、当時唯一の社会科の団体を設立しました。そこで高2の時、先行研究を見ながら高校の近くにある城跡の研究をし、県内の高校生が集まる研究発表の場で研究成果を報告しました。その城跡の城主が「成東氏」で、千葉氏の庶家にあたる一族でした。高3の時には本家である千葉氏に興味を持ち、研究をしようとしましたが、受験勉強のために断念し、大学の卒論テーマにしようと思い、今取り組んでいます。また自分が住む千葉県の戦国大名は里見氏が全国的に知名度が高いため、千葉氏をもっと知ってほしい、また自分が住む旧国を治めていた千葉氏がどういう歴史をたどったのか知りたいと思い、地域史を研究しようと決めました。
入学してからわかったことですが、私大で日本最初の史学科*は立正大学であり、歴史のあるところで学んでいるのだと思いました。また大河ドラマの風俗考証をされている先生の授業が受けられるところは非常に魅力的です。ゼミ生と一緒に実際に「朝比奈切通」を通り、六浦から鎌倉まで歩いたことは当時の人の気持ちを実感できた瞬間であり、貴重な経験になりました。立正大学のキャンパスは大崎駅から歩いて5分のところにあり、千葉方面から品川まで来て、山手線で大崎に意外とアクセスしやすいです。さらに私は現代写真研究部に所属しているのですが、様々な部活・サークル活動がおこなわれているのも立正大学の魅力の1つで、とても充実した楽しい学生生活を送っています。
城自体があるまちはもちろんのこと、城址公園として城跡が残っていたり、当時の城下町の雰囲気を残したまちづくりがおこなわれていたり、身近なところに「中世社会」が残っている場所があります。そのことに気付くと、その地域に興味を持ち、愛着を持つことができると思っています。
私は今現在、地方公務員(特に市役所)を目指しています。その土地のアイデンティティである歴史・文化をその地域内外に発信して、より多くの人にその地域の歴史や文化を知ってもらい、訪れて貰いたいと思っています。例えば、城(天守閣など)が建っているか否かに関わらず、どのように城を攻略するかを考える「城攻めイベント」を企画してみたいです。そして出店を募るなどして、その地域内外の人に来てもらい、教育的・経済的にも活性化できるイベントを行いたいと考えています。
*1924年
専攻分野(学問/職種)
- 文学・歴史・地理
卒業後の大きな目標は、自然と動物、人が共存できる社会づくりを行うことです。
- 学部選択
- 卒業後のキャリア

地球環境科学部 環境システム学科 生物・地球コース 3年 ※取材当時の学年です
S さん
出身校
- 星野高等学校
入試方式
- 一般・共通テスト
KEYWORD
- #地球環境科学
- #地球温暖化
- #野生動物
- #環境
- #共存システム
- #環境問題
私が環境について興味を持ったのは、小学生の頃に見たテレビ番組の中で住む場所を失っているホッキョクグマがいることを知ったことがきっかけです。今まで可愛いとしか思っていなかった野生動物が地球温暖化による影響で命の危機にあっていることを知りました。地球温暖化が原因であることを知り、環境に興味を持ち、さらに野生動物の保全というアプローチもあることを知り、これらの環境問題の解決をしたいと思うようになりました。
野生動物と環境について両方とも専門的に学ぶことができるためこの大学を選びました。環境問題に関わる野生動物の保全や社会との共存について学びたかったので、野生動物の内容を学ぶことができる大学かつ環境に重きを置いて様々な分野から学ぶことができる学習環境は充実しています。また、環境分野の学びは、すべて繋がっていると考えているため、気象や水文、情報など自分のコース以外のことについても学ぶことができるこの学部は、環境問題解決のための多角的な視点を得られると思っています。
最近、ニュースなどでは環境問題に関わるものが増えてきました。しかし、それらの解決方法は生物学などのみの単純なものではなく、また、環境以外の問題も関わっていることがわかりました。実習ではフィールドに出て学ぶため、実際にはどのように作用するのかなど、実際の問題に向き合いながら学び、考えていきます。地球全体を環境のシステムとして捉え、地域や気象についてなど様々な事を考える必要があることを実感します。
環境の共存システムを考えるために、まずは地域の環境から考えたいと思っています。そのためには地域について理解を深めることが重要だと思い、様々な地域のイベントやボランティアに参加して、地域システムについても自分なりに勉強しています。卒業後の大きな目標は、自然と動物、人が共存できる社会づくりを行うことです。現在は、多くの方に環境問題の解決に関わってもらうためのコミュニケーターのような社会の人たちに向けて伝え、繋げる仕事をしたいと思っています。
専攻分野(学問/職種)
- 地球・環境・エネルギー
- 環境・自然・バイオ
- 学校No.254