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森林学科ならではの、自然との共生を五感で学ぶカリキュラム。

私が通っている森林学科には特徴的な授業がたくさんありますが、やはり一番印象的だった授業は一年次から行われる野外実習ですね。大学が所有する森林を歩いて樹木やきのこを観察・同定したり、水源機能を調べたりと、教科書では得られない経験を得ました。二年次になると、江の島での海岸植生の調査や木材の強度測定など、自分の興味に合わせて実習を選択できます。自然の中で森林環境の大切さを感じられるのが魅力ですね。マレーシアに渡航して日本とは違う植生を観察するなど、刺激的な海外研修も用意されています。
こうした学びを通じて自然と人の関わりを多角的に捉えることができたのが、私にとって一番の魅力です。また、この学科は文理融合型カリキュラムなので、高校が文系だった人は授業についていくのが大変だと感じるかもしれません。でも理系の基礎を学べるリメディアル教育が用意されているので、その不安はきっと解消されるはずですよ。

興味のある方向へ進んでいたら、気づけばやりたい仕事が見えてきた。

昨年、大学が所有する森林の活用を目的に、木々を同定して樹名板を設置する活動を行うプロジェクトに参加しました。現在は樹木医補や自然再生士補の資格取得を目指して、関連する講義や実習にも積極的に取り組んでいます。また、学芸員課程も履修しており、その一環として「博物館研究会」というサークルを立ち上げました。さらに念願かなって森林共生学研究室に配属となったので、自然環境と人との共生についてより深く学べることが今から楽しみです。研究室の先生は環境教育のトップランナーということもあり、将来は森林と人の関わりを社会に伝える教育の分野に携わりたいと考えています。
これからも、森林と人がどのように結びつき、どんな価値を生み出していけるのかを、わかりやすく伝えられる力を磨いていきたい。そして、環境資源を適切に利用することの大切さを、次の世代に届ける架け橋になれたらと思っています。

志望理由

私がこの学科を志望した理由は、幼い頃に森林や里山で過ごした経験が大きかったと思います。特に小学生の時の農業体験でキャンプをしたり、田植えを手伝ったりといった経験は今でも鮮明に思い出せます。当時はただ自然に触れるのが楽しいだけでしたが、その記憶がいつの間にか「自然環境をもっと深く知りたい」という気持ちへと変わっていきました。また、以前在籍していた大学で環境社会学を学んだ際、人と自然が共生するためには、樹木や環境に関する専門的な知識がもっと必要だと痛感したんです。
そこで見つけたのが、森林環境に特化したこの学科でした。特に森林共生学研究室の存在を知ったときは、自分の興味や将来の目標とぴったり合うと感じました。実際に入学してみると、理系科目が苦手な人へのサポート体制もあり、安心して専門的な学びに打ち込めるところも魅力だと感じています。

専攻分野(学問/職種)

  • 農学・水産学・生物
  • 学校No.7523
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