神戸総合医療専門学校の学部・学科紹介

人工透析装置や血液浄化装置、ペースメーカー、不整脈などの心臓疾患に対し電気ショックを与える除細動器など、生命を維持するための医療機器の操作や運用をするのが臨床工学技士の主な仕事です。

人体の機能・構造など医学的基礎と、電気工学や物理学などの工学基礎を並行して学ぶことから始め、学内実習を通じてさらに医学的・工学的な専門知識を身につけていきます。3年次に行われる総合病院での臨床実習を経て、現場対応能力も養い、臨床現場において「患者様と医療機器」を結びつけて治療に貢献することのできる、人間性豊かな臨床工学技士を養成します。

本校では実際の機器・設備を導入し医療現場を再現しているため、機器の操作から構造まで、最先端の医療を学べます。また多くの医療機関との提携により、充実した学外実習の環境が整っています。臨床工学科は開設以来、医療現場へ多くの卒業生を輩出し、高い評価を得ています。


【基礎から段階的に学びを積み重ね、3年間で｢臨床工学技士｣を目指す】
1年次は、理系科目が苦手でもしっかり理解できるよう、基礎から学べるカリキュラムが組まれています。人体の構造や機能などの医学的な基礎と、電気工学や電子工学、物理学などの工学的な基礎を1年間通じて学びます。

2年次には学内実習を行います。さまざまな医療機器に触れ、その構造や操作方法などを具体的に学びます。医療機器を操作する上で必要な医学的・工学的な専門知識と技術を修得します。

3年次には臨床実習で患者様と接することで、安全な医療を提供するための知識や心構えを身につけます。万全なサポート体制や丁寧な指導により、国家試験では高い合格率を誇り、卒業後には公的病院、民間病院、透析クリニックなどで活躍することが期待されます。