日本体育大学のセンパイ紹介

野球の原型と言われ、世界１００カ国以上でプレイされているスポーツ「クリケット」。特にイギリスやオーストラリア、インドなどで盛んな一方、日本ではマイナースポーツとされています。私はクリケットのクラブチーム（学外）に所属しながら、クリケットを日本でもメジャーな存在へと成長させ、プロスポーツにまで発展させたいと考えています。そのためには、どのような手段や方法があるのか。どんな活動やマネジメントを行う必要があるのか。これらについて学びたいと考え、スポーツ専門の大学である日本体育大学のスポーツマネジメント学科に入学しました。日本にもスポーツマネジメントの時代が到来したとされる今、どのスポーツにもスポーツマネジメント人材が求められています。入学後の学びを通じて様々な知識と技術を習得する中で、スポーツの持つ価値を活かし、世界中で展開されている様々なスポーツ事業にビジネスチャンスを見つけ出して、それぞれのスポーツを推進できるグローバルな人材になりたいとの思いが強くなりました。

日本体育大学スポーツマネジメント学科の学びには、実践的なカリキュラムが多数用意されています。「スポーツマネジメント現場実習」では、学生自身が気になる業界で実習体験ができるほか、スポーツに関わる専門的な知識を様々な視点から学ぶことが可能です。将来どのようなカタチでスポーツに関わって行きたいか、その選択肢が学内外で繰り広げられる授業を通して大幅に拡がりました。実際にスポーツ業界で働いている方による「特別講義」などもあり、ふだんの授業では学ぶことのできない、現役のプロならではの貴重な経験談などを直接本人から聞けることに感激しています。学科名にマネジメントを掲げて企画力やプレゼン力を磨きながら、日本体育大学らしい「実技実習」も多く、カラダを動かしながら楽しく学べることにも満足しています。特に「海浜実習」や「スキー実習」は、日体大でしか経験のできない実習だと感じています。

これまで私は、泳ぎが得意なわけでも、スキーができるわけでもありませんでした。しかし、それぞれのスポーツにチャレンジしたことで自分自身の壁を超え、自分に自信を持つことができました。これらの体験を通して「チャレンジをやめないことの大切さ」まで学び、それは大学生活４年間で最も成長を感じた瞬間でもありました。今後もクリケットを続けながら、スポーツマネジメント学科で学んだことを活かし、一般のスポーツ企業に勤めたいと考えています。在学中、スポーツに関する企業での現場実習で身に付けたスキルを発揮し、今後どのようにすればクリケット界が大きく成長していけるのかを考え、日本に広めていく活動を積極的に行っていきたいと考えています。また、自分自身が競技者としての先陣を切り、クリケットというスポーツの楽しさや面白さを伝えて行ける人物になることが目標です。