仙台白百合女子大学の学部・学科紹介

強化された英語教育と異文化理解から、グローバル社会のニーズに対応できる教育者・保育者をめざします。教育現場において、子ども英語に強い教育者・保育者は今後一層の活躍が期待されています。多くの外国人教員や留学生との交流を通じ、幅広い視野と国際感覚を養うことで、多様な社会で力を発揮し貢献できる人間への成長をめざします。人を育て教育する仕事は知識と共に豊かな人間性が求められます。学問や実習と同時に様々な人達との交流や体験を重ね、教養や感性を磨いていくことで、自分なりの職業観に繋がり、誇りの持てる専門職に就く自覚となっていきます。
学校教育コースでは、小学校教諭免許と同時に中学校教諭免許（英語）の取得を目指せます。これにより、今後の子ども教育に求められる、文部科学省が求める新しい制度に対応できる教員になれます。また、ボランティア活動、異文化交流などを通じて、広い視野と柔軟な発想を身につけます。幼児教育コースでは、幼稚園教諭1種免許、保育士資格の同時取得に加え、遊びながら楽しく子どもに英語を教える技術や知識を習得し幼保英語士資格の取得を目指せます。子どもの気持ちに寄り添い、無限大の可能性を引き出す教育者・保育者になれるよう、きめ細かな学習指導で学生の「夢」を応援します。

心理福祉学科では、人々が幸せに人間らしく生きていくための社会実現を目的に、心理学と社会福祉学の2つの専門的な学問を理論や制度、科学や技術など様々な角度からアプローチしながら、確実な知識と実践力を身につけ、様々なステージで活躍できる人材の育成を目指しています。一人ひとりの成長をしっかり手厚く確実にサポートするため、1年から４年まで1クラス約10人の少人数体制でのゼミを実施。正規の授業に加えて資格取得のための国家試験対策や大学院進学のための受験対策を行い、公認心理師、社会福祉士、精神保健福祉士などの専門職の資格取得をはじめ、学生それぞれが希望する未来の実現に向けてのバックアップを行なっています。また、体験と実践を重視する当学科では、1年次から豊富な実習・演習科目によるアクティブ・ラーニングを実施。卒業後即戦力として活躍することを見据え、専門的な実践力を養いながら自ら成長する力を磨いていきます。

管理栄養士は健康づくりについて大きな役割を担っています。健康栄養学科では、単に知識を身につけるだけでなく、食生活と健康について現在から未来までをしっかりと見据え、著しく進歩する知識と技術に対応しながら、心身ともに健康に暮らすための担い手となっていく管理栄養士を目指して学びます。DNAの抽出、特定遺伝子のPCR増幅、タンパク質やDNAの電気泳動、遺伝子組換えなどの実験を通して生化学の内容を理解する「生化学実験」、食品のもつ特性と調理過程における現象を科学的に捉え、適切な食品の選択や組み合わせができる基礎技術と調理技術を習得する「調理学実習」、妊娠期から高齢期にわたるライフステージごとの特性を理解し、効果的な栄養ケア・マネジメント技術を習得する「応用栄養学実習」など、授業の中で実践・研究の場を多く設けています。人々の心身の健康に寄り添いながら、行政、医療、福祉、教育機関など様々な分野で貢献できる「食」の専門家を目指します。

グローバル・スタディーズ学科の教育目標は、「グローバルな知性」と「グローバルな行動力」をバランスよく身につけること。そのために、外国語の学びを通して諸外国の歴史や文化を理解し、海外を直に体験することのできる機会を多く設定しています。その一つが、留学のチャンス。欧米・アジアを中心とする8ヶ国16校と提携し、留学を希望する学生がそれぞれの興味や専門分野に応じた勉強ができるよう展開しています。また、「ビジネス・インターンシップ」や「NPO・NGO・社会教育インターンシップ」など実社会に触れる機会や「日本語教育実習」といった海外での体験学習などの機会も多く設けています。さらに、校内に設置された「ランゲージ・カフェ」では、英語、韓国語、中国語をマンツーマンで練習することができ、語学力をしっかりと運用できる力を養っていきます。こうしたカリキュラムやシステムを活用する中で、グローバルに生き抜くための実践力、問題解決のための発想力と行動力を培い、世界を舞台に活躍する人材を育成します。