大阪芸術大学の学部・学科紹介

●「NAKED, INC.」と協働してデジタルアートを発信

アートサイエンス学科では、日本有数のクリエイティブカンパニーNAKED, INC.（ネイキッド）との産学連携プロジェクトとして、最先端のデジタルアート作品の制作に挑戦。学生たちは、技術はもちろん、クリエイティブな発想やチームでのものづくりなども実践的に学んでいます。大阪・中之島で毎年開催される「OSAKA 光のルネサンス」では、大阪市中央公会堂に投影するプロジェクションマッピングを制作。2023年は、「Singularity Arts（芸術の特異点）」をテーマに独創的な作品を発表しました。大阪・天王寺のあべのハルカス展望台でも、「関西・大阪万博」に向けて制作されたプロジェクションマッピング＆インタラクティブアートの展示が行われています（2024年3月31日まで毎日開催）。


●複数都市の一流ホールでプロの音楽家と共演

「プロムナードコンサート」は、大阪芸大の夏の一大イベント。2023年は大阪公演に加え、「愛知県芸術劇場」での名古屋公演、クラシック音楽の殿堂と言われる「サントリーホール」での東京公演を開催しました。大阪公演では、「フェスティバルホール」でオーケストラコンサートが行われ、世界的マエストロで演奏学科教授の大友直人先生をはじめ、ソリストや声楽家などプロの音楽家と学生たちが共演。「Zepp Namba」でのポップスコンサートでは、学内オーディションで選抜された学生バンドが演奏し、各公演とも盛大な拍手に包まれる感動のステージを繰り広げました。2024年も大阪・名古屋・東京の3都市を巡演し、東京公演は、日本屈指の音響設備を誇る「オーチャードホール」で開催されます。
＜詳しく紹介＞
https://www.osaka-geidai.ac.jp/topics/concert_prom2023_topics


●星々の絶景を映す先端技術に触れ、アート表現を深める

写真学科の授業「特殊映像論」では、プラネタリウム界に革命をもたらした存在として知られる同学科客員教授の大平貴之先生が指導。投影機「MEGASTAR-Ⅱ」で学内の施設「実験ドーム」に鮮明な星々を映し出し、星空の明るい光を再現する技法や、光学式で投影した美しい星と夜景のデジタル映像を融合させる技術などを学びます。直径15ｍの半球型サラウンドシアター「実験ドーム」は、2022年に最新鋭の立体音響システムを備えて大規模リニューアルされ、より多彩な学びの場として生まれ変わったばかり。先進空間で最先端の技術に触れながら、自分だけの新しいアート表現を生み出すヒントを探ります。


●第一線の舞台人たちが指導！学外ホールで本格的な公演も

舞台芸術学科では、「劇団☆新感線」の演出家で同学科教授のいのうえひでのり先生など、舞台の第一人者たちが指導を行います。「特別公演」は、教員と外部スタッフ、そして演者だけでなく美術・照明・音響など各コースの学生たちが連携してつくりあげ、学外の有名ホールで上演する舞台。よりプロの現場に近い環境で、実践的な技術や知識を身につけながら、舞台人としての資質を養います。2024年は、COOL JAPAN PARK OSAKA TTホールで井上ひさし原作「十一ぴきのネコ」を上演します。また2024年度から、舞台上のセットや照明をコンピュータ制御で動かす「オートメーション」を学ぶ新授業もスタート。各分野のトップランナーが、プロとして活躍するための知見やスキルを伝授します。
＜詳しく紹介＞
https://www.osaka-geidai.ac.jp/topics/stage_natsunoyonoyume2023_topics

●世界的な建築家が、学生のプレゼンを対面で講評

「建築界のノーベル賞」と言われるプリツカー賞を受賞した妹島和世先生が客員教授を務める建築学科。特別講義として、妹島先生が設計した30号館を舞台に、その新しい使い方を提案するデザインワークショップを開催しました。大学院生も含め学年を超えた混成チームが、家具・建築・ランドスケープの模型などを用いて、展示スペースの導入や、建築と家具が融合したデザイン空間などのプレゼンテーションを実施。妹島先生をはじめ建築家の先生方から、丁寧な講評とアドバイスを受ける貴重な機会となりました。


●人気漫画雑誌の「出張編集部」でプロ編集者がアドバイス

キャラクター造形学科では、プロの視点で学生の漫画作品をシビアに講評してもらえる「出張編集部」を開催しています。『週刊少年サンデー』『ウルトラジャンプ』『アフタヌーン』など名だたる漫画雑誌の現役編集者が来校。漫画コースの学生が持参したオリジナル作品に目をとおし、マンツーマンで率直な感想や批評、アドバイスを行います。これをきっかけに担当編集者が付いて、デビューにつながったという先輩も多数。大きなチャンスをつかめる可能性がぐんと広がります。


●声優たちが集うビッグイベント。注目の新コースも続々

放送学科声優コースの学生たちにとって、「声優学概論」は学びの集大成と言える晴れ舞台です。2023年は兵庫県立芸術文化センターで開催。創作パフォーマンスを交えた群読、映像や音楽、衣装にも趣向を凝らした朗読劇、人気アニメのアフレコ実習などによって、日頃の学びの成果を発揮し、声優界で活躍中のスター教員や卒業生らによるシンポジウムも行われました。また放送学科アナウンスコースは、2024年度より、トークや「伝える力」を磨くアナウンス音声表現コースへと一新。2022年度にスタートした先端メディアコミュニケーションコースとともに、急変する時代を見据えた学びを展開します。
＜詳しく紹介＞
https://www.osaka-geidai.ac.jp/en/topics/event_seiyugaku2023


●DJカルチャーやダンスミュージックを全身で体感

ダンス＆ボーカルグループ「TRF」のリーダーでDJ歴40年以上を誇る演奏学科客員教授のDJ KOO先生が、特別講義を実施。おなじみのファッションで登場し、ライブ会場さながらの迫力あふれるDJプレーで様々な注目コンテンツを紹介して、毎回大いに盛り上がる人気授業です。2023年は、学生DJとのコラボレーションや、和太鼓×DJ×ダンスを組み合わせたパフォーマンスが披露されました。日本のDJカルチャー＆ダンスミュージック界を牽引する第一人者ならではの内容で、次世代の音楽の担い手へ独自のメッセージを発信。音楽やクリエイティブに対する熱い姿勢で、参加した学生たちは大きな刺激を受けていました。