甲南大学 私立大学
理工学部/知能情報学部/フロンティアサイエンス学部
進化型理系構想で社会に貢献する理系人材を育成

大きく変化する今後の社会で必要とされているのは、社会問題の解決に貢献するイノベーション人材です。企業からも理学と工学の融合が注目されており、課題解決能力をもつ人材が求められています。そこで甲南大学では、理系学部・研究科全体を進化させる「進化型理系構想」を始動。この取り組みでは、次世代の科学技術を牽引し、社会課題の解決に貢献する高度理系人材の育成を目指します。
【理工学部】
理工学部を再編し、新たに「環境・エネルギー工学科※」を設置し、「宇宙理学・量子物理工学科※」「物質化学科※」「生物学科」と併せて4学科体制となります。この再編により、時代のニーズに応え、未来を創る理系人材の育成を目指します。
<環境・エネルギー工学科※>
次世代につなぐグリーン社会の実現に貢献するエネルギー、資源および環境に関連する産業において、技術者・研究者として他者と協力しながら先導的な役割を担える人材を育成します。
<宇宙理学・量子物理工学科※>
宇宙観測や量子コンピュータは、次世代の科学・工学を支えると注目されている分野です。物理を基礎に様々な分野を横断しながら、これら次世代の科学や工学に関する知識・技術と論理的な思考能力を身につけます。卒業後は、宇宙産業や半導体産業に加え、通信・医療・交通・金融など、理工系の枠を超えた幅広い分野で活躍できます。
<物質化学科※>
次の世代の豊かな暮らしを支える「ものづくり」のために、物質に関する専門知識・技術を化学と応用化学の両面で身につけ、化学が関わるあらゆる理工系分野で活躍できる人材を育成します。
<生物学科>
生物学の幅広い分野の講義、多様な生物を取り扱う実習を通して、生物学研究に取り組むための知識・技術を身につけます。さらに卒業研究では、最先端の機器・技術を使って「生物の謎」に挑戦します。こうした学びや研究の経験は、生物環境、生物多様性といった問題を考える力、バイオテクノロジーを理解し、使いこなす力につながります。
※2026年4月設置構想中
◆少人数の研究スタイル
講義や実験は少人数で編成されているため、手厚い指導のもと、学生同士も関係が築きやすく、協力し合って問題解決に向かう姿勢が自然と生まれます。
◆サイエンス・ラーニング・コモンズ(SaLaCo)
理工学部の研究拠点として「集い・語らい・感じる」スタイルの学びを実感できる多目的学修スペース「SaLaCo」を設置。グループ学習や調査研究、演示実験、公開セミナーなどさまざまな活動に利用されています。
大きく変化する今後の社会で必要とされているのは、社会問題の解決に貢献するイノベーション人材です。企業からも理学と工学の融合が注目されており、課題解決能力をもつ人材が求められています。そこで甲南大学では、理系学部・大学院全体を進化させる「進化型理系構想」を始動。この取り組みでは、次世代の科学技術を牽引し、社会課題の解決に貢献する高度理系人材の育成を目指します。
【知能情報学部/知能情報学科】
AIやロボット,バーチャルリアリティ,データサイエンス,クラウドコンピューティングなど、現代のイノベーションを支える情報技術を身につけ、AI時代に求められる情報学の分野横断的なジェネラリストの育成を行います。2024年度より甲南デジタルツイン研究所が発足し,サイバー空間とフィジカル(現実)空間がシームレスにつながる社会に求められる技術の研究・開発が始まりました。研究所の成果は教育にもフィードバックされます。
◆6つのコースを組み合わせ、自分だけの学びをデザイン
クラウドシステム/AIデータサイエンス/知能ロボット/数理情報/ヒューマンセンシング/メディアデザインの6つのコースから興味や将来の夢に合わせてひとつまたは複数のコースを選択して学びます。
◆最先端設備と体験型授業
さまざまなロボット、ドライビングシミュレータ、GPUマシン、3Dプリンタ、モーションキャプチャシステム、クロスリアリティ提示システムなどの高度な最新設備を駆使した体験型の演習・実習を通して成長を実感できます。
◆成長を引き出すプロジェクト型学習
漫才ロボットや受付アンドロイドなど、多彩なロボットプロジェクトが進行中。教員と学生、院生がチームになり最先端の技術開発を行います。また、国際的なAIプログラミングコンテストなどに参加し、日ごろの学びで身につけた力を発揮させると共に、同じ研究に取り組む同志たちとのコミュニケーションを通して、最先端のテクノロジーに触れることができます。
【フロンティアサイエンス学部/生命化学科】
バイオテクノロジー(生物)とナノテクノロジー(化学・物理)が融合したナノバイオテクノロジー(生命化学)が学びの中心。個々のテクノロジーだけでは見出せない画期的な技術革新ができると期待を集める分野です。例えば、薬理学で医薬品の働きを生命分子との相互作用から学ぶ一方で、有機電子論では反応の起こる仕組みを電子論の立場から理解します。一見繋がりがない分野でも、薬の作用機序の理解や化学合成法の開発には双方の知識が必要なのです。このように異分野をかけ合わせた新領域の研究と教育を通して、人や社会の未来に貢献できる人材を育てます。
◆幅広い分野への応用技術を研究
生命のしくみを調べ、その成り立ちに学ぶことは、生命、医療、食品、環境、創薬、新素材、エレクトロニクスなど広い分野に応用できる技術を修得すること。多彩な専門分野・応用技術を持った教員で構成されるフロンティアサイエンス学部では、学生が取り組みたいと思う課題を広く受け入れられる環境があり、実社会に活かせる力を養うことができます。研究職を目指す先進科学コースでは、それぞれの将来像に合わせて選ぶことができる4つのサブコース「創薬」「医療」「先端材料」「食品・化粧品」を新設します。
◆医療産業都市に位置するキャンパス
キャンパスのあるポートアイランドには多くの研究機関や高度専門病院、医薬・バイオ関連企業が集まっています。立地を活かした産学官連携を通して高度な教育を目指しています。また、神戸医療産業都市を舞台に、世界でも先端を走る企業・団体との交流など多様な経験を積む研究開発リーダー養成プログラムを新設します。
◆研究中心のカリキュラム
1年次前期から専門実験がスタート。「大腸菌を用いた遺伝子組換え実験」「全ナノ粒子の合成」「ペプチドの化学合成と分析」「有機化合物の分離精製」など、バイオ、ナノ、ナノバイオ、ケミカルの各分野の学びに直結する実学的な実験コンテンツが用意されています。早期から幅広い実験を通して多くの知識とスキルを身につけることで、3年次からは所属する研究室で最先端の研究に取り組むことができます。研究室には、遺伝子薬学、有機合成化学、生命高分子科学、分子細胞発生学、ナノ材料化学など多彩なテーマが揃い、抗がん剤やアルツハイマー型認知症の早期診断技術の開発、新しい金属材料の作製、バイオセンサーの改良といった多種多様な研究が行われています。
こんな学問が学べます。
- 人間科学
- 言語学
- 数学
- 物理学
- 化学
- 地学
- 材料工学
- 金属工学
- 航空・船舶・自動車工学
- 画像・音響工学
- 応用理学
- 応用化学
- 応用物理学
- 情報学
- 通信工学
- 情報工学
- システム・制御工学
- 宇宙・地球学
- 環境学
- 環境工学
- 環境情報学
- エネルギー・資源工学
- 農学
- 農芸化学
- 生物学
- 生物工学
- 生物資源学
- 医学
- 薬学
- 健康科学
- 生命科学
- 教員養成
- 総合科学
こんな職種が目指せます。
- プログラマー
- システムアドミニストレータ
- システムエンジニア(SE)
- データベース検索技術者(サーチャー)
- 画像処理エンジニア
- データサイエンティスト
- ネットワークエンジニア
- ネットワーク管理者
- AIエンジニア
- Webプログラマー(Webエンジニア)
- ゲームプログラマー
- CGエンジニア
- 電子・電気系研究・技術者
- 危険物取扱者
- 高圧ガス製造保安責任者
- 化学系研究・技術者
- 金属・材料技術者
- 非破壊検査技術者
- そのほかの機械・電気・化学系の職業
- 車輌開発エンジニア
- 宇宙開発技術者
- JAXAの職員
- 天文台の職員
- プラネタリウムの職員
- そのほかの自動車・航空・船舶・鉄道・宇宙系の職業
- 土木系研究・技術者
- 農業系研究・技術者
- 畜産業従事者
- 水産系研究・技術者
- そのほかの動物・植物系の職業
- バイオ技術者
- 環境アセスメント調査員
- 環境分析技術者
- 環境教育指導者
- 作業環境測定士
- エネルギー系研究・技術者
- 原子力系研究・技術者
- そのほかの環境・自然・バイオ系の職業
- 医療研究者
- 細胞検査士
- 治験コーディネーター
- 医薬情報担当者(MR)
- そのほかの医療系の職業
- 栄養士
- 食品衛生監視員
- 食品系研究・技術者
- 杜氏(とうじ)
- 醸造家
- 中学校教師
- 高校教師
- 大学教授・准教授・講師
- 営業
- 市町村職員
- 警察官
- 科学捜査研究員
- 学芸員
- 学校No.1639