西日本工業大学のセンパイ紹介

高校生3年間はバレーボール部に所属しており、毎日練習に打ち込む生活を送っていました。正直、部活と勉強の両立はとても難しかったですが、やればやるほど結果に出る達成感と、チームメイトには負けたくないという負けず嫌いのおかげで３年間やりぬくことができました。毎日充実した高校生活を送っていたのですが、高校３年生になっても将来の夢がはっきりしておらず、就職するか大学進学かさえぎりぎりまで迷っていました。そんな中、担任の先生から西日本工業大学を紹介していただき迷っていた自分の背中を押していただきました。元々、防災やバリアフリーなどまちづくりに興味を持っていたためGISを使ったハザードマップ作成や景観デザインの授業に惹かれ、この学校で学びたいという強い気持ちを抱きました。大学進学へ意志が決まってからは、建築科にするか土木工学系に進学するかですごく迷いました。正直、立地は圧倒的小倉キャンパスのほうがいいため願書を出すぎりぎりまでは建築科に進学しようと考えていました。しかしもう一度自分自身と向き合って考えてみたときに「建築」よりもその基盤を作る「インフラ整備」を行い、みんなが安心して暮らすことのできるまちづくりをしたいと思い、土木工学系への進学を決めました。

西日本工業大学の土木工学系に入学してまず最初に驚いたことは、女子学生の少なさです。女子が少ないということを覚悟して進学を決めましたが、高校が女子高ということもあり最初は本当に慣れませんでした。ですが、どの学生もとてもフレンドリーで男女問わず仲が良く、いい雰囲気の中勉強に励むことができています。普通科出身のため土木に触れるのは初めてで分からないことだらけですが、先生や先輩方、同級生に支えていただき充実した学生生活を送ることができています。質問に行くと親身に、丁寧に答えてくださる先生のおかげで勉強の楽しさを再認識することができました。入学当初は都市計画についてもっと勉強したいと考えていましたが、いろんな分野を学んでいくうえで橋梁や港湾など多くの分野に興味を持ち、もっともっと勉強したいという意欲で満ちています。

二年生の春、数少ない土木系の女子学生の学校生活の充実を図り、また土木工学系に入学する女子学生を増やすことを目的にEWA(Engineering Women's Association)というサークルを設立しました。職場見学や座談会などに参加したり、小学生を対象としたボランティア活動を主催するなどとてもいい経験をさせていただきました。イベントの企画から本番まで、先輩や同級生の力を借りて実現できた時は本当に感慨深く、言葉で言い表すことは難しいですがあの時の気持ちは一生忘れることはないと思います。企業さんとの打ち合わせに同席させていただくなど、先輩方の背中を見ながら社会人基礎力を身に付けることができました。準備には膨大な時間がかかり本当に大変でしたが、イベント終了後の小学生の表情が何よりもやりがいとなり、原動力となりました。将来何をしたいかは正確にはまだ決まっていませんが、多くの人の自然な笑顔を見ることのできるような、人の役に立てるような職業に就きたいとサークル活動を通して実感しました。