成安造形大学の学部・学科紹介

人口減少社会を控え、未来の持続可能な日本社会を考えるとき、地域の活性化が大切な要素として浮かび上がってきます。地域に根ざす成安造形大学は、アーティストやデザイナーを輩
出するのみならず、「地域」からの視点で芸術を捉え直し、地域全体のクリエイティビティ（創造力）の向上に寄与すべきであると考えます。
2018年からスタートした「地域実践領域 クリエイティブ・スタディーズコース」では、芸術教育の特質を活かして、より具体的な方法で学生が地域に入り込み、現場で活躍する人が教員となって学生を育むシステムを構築。地域経済、環境、観光、歴史文化、伝統文化、食、各種素材、商品開発、農林水産業、福祉、まちづくり、地域行政など、横断的な学びのフィールドが広がっています。
自分の仕事や人生について能動的に考え、自己の資質を向上させ、社会的・職業的な自立を目指すために必要な能力を育成します。

◇ 滋賀県の環境と特質を活かしたアクティブラーニング
この領域は、地域というフィールドを最大限に活かし、楽しみながらアクティブに活動することが基本です。PBL（プロジェクト等に基づく実践学習）を通し、デザインや美術を専攻する他の領域の学生たちと交わることによって、クリエイティブな感性や発想力を獲得。同時に滋賀県内で活躍する招聘教員との関わりの中で、長期にわたる就業実践を体験します。

◇ 地域実践フィールドワーク
フィールドに出て現場でしか味わえないリアリティーを体験。足を運ぶ地域のことを事前に調べて課題を予測し、イメージを膨らませることで、地域が抱える問題を的確に捉えることができます。得た情報は資料や文献と照らし合わせ、問題点や本質にアプローチしていきます。

◇ 長期にわたる企業との共創型インターンシップ
地域の様々な企業と連携し、3年次に独自のインターンシップに取り組みます。このインターンシップは、1年間のうち約4ヶ月間という長期間にわたって、実際の現場で仕事をします。地域の魅力や独自性を活かした仕事、高齢社会を想定した仕事、持続可能な社会における仕事など、未来社会を指標においたイノベーション事業を企業とともに取り組む実践型授業です。

▼地域実践領域の最新の活動紹介や授業レポートはこちらをご覧ください。
【地域実践領域 運営サイト】https://seian-ccd.info