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香司
デザイン・芸術・写真系の仕事

どんな
職種?和の文化であるお香に精通した職人
すがすがしい和の香りを楽しむお香を作る職人。香料の選択、調合、仕上げと、お香作りの全工程を担当する。お香のルーツは、インド発祥の仏教にあり、日本には飛鳥時代に伝えられたという。室町時代に日本独自の「香道」として確立し、近年は和の文化の一つとして、海外でも注目されている。線香もポピュラーなお香の一つだが、ほかにも匂袋や練香があり、コーン型やスティック型のインセンスなど多様な種類がある。就職先としては、京都に多く集まる老舗や日本を代表する産地である淡路島のメーカーも選択肢となろう。
こんな人に
おすすめ!香りに関する知識とかぎ分ける力が求められる
さまざまな種類の香料を調合しながらすてきな香りのお香へと仕上げていくので、香りをかぎ分ける力が求められる。香りが好きであることはもちろんだが、どの香りを組み合わせるとよいかを調合し続ける探求心も必要となってくる。華道や茶道と並んで香道も日本の伝統文化であり、外国人からの人気も高くなってきているので注目度も徐々に上がりつつある職業だ。
香司を目指すなら
- 高校
- 大学・短大・専門学校 必要な学び:工芸学、文化人類学など
- 採用試験 就職先:お香メーカー、自営業、老舗工房など
- 香司
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Point1
お香にはどのようなタイプの香りがあり、形状についてもどのようなものがあるのか知っておくと役立つ。
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Point2
香司になるためには、工房で仕事に従事しながら修業を積む必要がある。