北海道エリアのゼミ・研究室検索結果
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こども学科 小林研究室
”保育園落ちた日本死ね”という言葉が世の中に広がったのは、今から5年ほど前です。この言葉の影響力は大きく、マスコミやテレビで取り上げられたことにより、わが国の待機児童問題に関心を持った人が増えたことは間違いありません。保育所等関連状況取りまとめ(厚生労働省子ども家庭局保育課・令和2年)によると、待機児童数は12,439人(100%)となっています。中でも、0・1・2歳児の待機児童数は10,830人(87.1%)となっており、低年齢児の保育所等に対する需要の高さがわかります。この待機児童問題の解消に向け、子ども子育て支援新制度が2015年に施行され、全国的に低年齢児を受け入れる小規模保育所やこれまで幼児教育を専門に行ってきた幼稚園が認定こども園に移行したことで、少しずつではありますが待機児童の問題が解決されてきた現状はあります。しかし、待機児童の解消は、いわゆる保育施設の量の拡充だけを確保すれば良いということではありません。人生の土台となる重要な乳幼児期のこどもを保育する施設においては、保育の質も重要な課題となってきます。このように、授業の中ではあらゆる角度から保育の現代的課題を調査し、グループワークや討議をする中で、最善の解決方法を探ることを目標としています。
石田研究室
教育や保育の現場で、音楽の存在は欠かすことができません。幼少期における音楽活動は、表現する楽しさ、音色を味わう感性など、豊かな情操を育みます。現代では電子楽器等の普及が進み、歌うときには伴奏をCDなどのオーディオ機器に頼ることも多くなってきました。選択肢が広がることは良いことですが、当研究室ではアコースティックな楽器による表現を最重視しています。繊細な感触、空気の振動を皮膚感覚で体感してほしいからです。学生には、ピアノの音を通して心に届くような表現ができるよう、個人指導を行ない、各自のレベルに合わせた指導を行なっています。基本的な演奏技術はもちろん、表現力を高めるためにはどうしたら良いか学生とともに考えながら、試行錯誤しつつ研究を続けています。 ■音楽教材研究 こども学科に在籍している学生の演奏経験歴は非常に幅広く、個人差が大きいのが現状です。幼児の時から継続している学生もいれば、大学入学直前に習い始めた人もいます。経験年数が長い学生は、力をより伸ばすために芸術性の高い作品に取り組むこともありますが、目標として設定していることは、幼少期向けの音楽教育作品を研究し、演奏することです。ピアノの実技指導とともに、弾き歌いの指導にも力を入れています。こどもたちに伝えていきたい歌はあまたとあり、文部省唱歌からテレビを通して親しまれるようになった曲など様々です。歌詞を大切にし、その歌の持つ世界観があらわせるよう、ピアノ伴奏に編曲を加えながら自然な音楽づくりを試みています。教育現場、保育現場で実践的に演奏できる曲を中心に学びます。 ■簡易楽器による器楽合奏 合唱や合奏など、複数の人で演奏することは、音楽の楽しみのひとつです。こども学科では「保育内容演習」「音楽科指導法」等の科目で合奏を行なっています。相手の音やリズムと調和させることは、心地よさと同時に協調性が育まれます。合奏用の楽譜は多数出版されていますが、演奏する人数によって編成を調整する点は、いつも直面する課題です。バランスの良い響きを求めて意見を出し合い、すり合わせながら調整することが非常に重要です。幼児から小学校の合奏指導ができるよう実践を通して学んでおり、簡易楽器による演奏を基本としていますが、吹奏楽の経験がある学生は、全体の響きになじむように加わることもあります。施設にてコンサートを行なうときには、プログラムを考え、聴き手に楽しんでいただけるように企画力を身に付けることができます。
こども学科 入江研究室(芸術鑑賞会、図画工作 他)
人々が文化的な暮らしを営むうえで、芸術作品に触れることは欠かせないことです。また、人は子どもの頃から絵や制作等を遊びの中で体験しながら感性を豊かにしていきます。 こども学科では、保育や教育について学ぶ過程で、保育・教育における表現活動の子どもへの指導法等を学んでいきますが、同時に学生の皆さんの感性をより豊かにするための芸術鑑賞活動も取り入れています。保育や幼児教育における様々な遊びを通じた表現活動や、小学校教育における図画工作においては、試行錯誤しながらも表現を楽しみながら、感性を豊かにすることが求められています。将来、保育者・教育者としてそのような指導ができるようになるために、まずは学生の皆さん自身が楽しく芸術に触れて感性を磨くことで、画一的な表現や図画工作の指導にとどまらず、より深みのある支援や指導ができるようになることを目指しています。
こども学科 保田研究室
近年、結婚観や家族観、働き方が多様化しています。「夫妻と未婚の子」や「夫婦」からなる核家族、拡大家族、血縁関係の有無にかかわらない親と子(養子、里子等)、事実婚や同性婚、単身世帯など、さまざまな家族の形があります。多様な働き方の1つとして、非正規雇用労働者の割合が増え、生活が困難な方も増えました。多種多様な商品やサービスができ、ある意味で、自分の好きなように選択肢を取捨選択し、生きる自由が広がっています。しかし、モノやサービスなどの多様な選択肢をとれる人は安定した状況にある人や、頼れる家族・人がいて、ある程度生活基盤が整っている人です。生き方が多様化したとはいえ、生活が不安定になる場合があります。かつては、「男性が働き、女性が家のことをする」という価値観と共に、専業主婦が多い時代でしたが、今は共働き世帯が主流となっています。しかし、夫妻共にフルタイムで働く世帯よりも、パートやアルバイトなどの非正規で働き、家事や育児に奮闘する女性が多くいます。男性も女性も働きやすいように変わりつつありますが、依然として、女性は男性よりもパート・アルバイトなどの非正規雇用の割合が大きく、昇進の機会や賃金も男女で差があります。結婚・出産後も継続して働くことができる場合もありますが、離職せざるを得ない場合もあります。育児休暇も、職場で取得しにくい状況が残っており、男性の取得率は低いです。また、職業でも男女で違いがあります。例えば、看護や保育の現場は女性の職場のイメージが根強く、男性が少ないです。こどもの遊びの幅が広がり、防犯対策や男性の保護者も相談しやすくなるため、男性保育士も必要とされていますが、依然として男性の割合が少ないのが現状です。 本研究室では、このような状況を勘案し、実際に生活をしている方へのインタビューやアンケート調査を行い、誰もが働きやすい、子育てしやすい社会、男女平等を実現するにはどのような支援が必要なのかを考えています。
体育科教育学研究室
学校教育の中で行われる体育授業の内容の多くがスポーツをもとに構成されています。体育館やグラウンドなどで行われるスポーツをもとにした体育授業は、小学校から中学校までの義務教育段階の中でも国語、算数の次に多くの時間数が設定されている教科です。その一方で、学校現場では指定された教科書などがなく、指導内容や方法が体系化されていないことから、指導に困難さを抱いている先生たちが少なくありません。 そこで体育科教育学研究室では、「体育授業がうまい先生はどのような学習計画を立ててこどもと関わっているのか」「教師の働きかけによってこどもたちはどのような学習をしているのか」ということを様々な視点から研究しています。また、スポーツを取り扱う体育授業での学習の深まりがこどもの心理的な発達に与える影響についてもテーマとしています。体育授業は、豊かなスポーツライフを実現するための資質・能力を育むことを目指しており、教科の主たる内容であるスポーツを通して学習を深めることがこどもたちの将来を切り開くことにつながっていると考えています。
こども学科 菜原研究室
「教材」と聞くと、皆さんはどのようなイメージが浮かびますか?「絵本」「紙芝居」「おもちゃ」「道具」等、様々なものを想像するのではないでしょうか。実は今あげたものは実際に「形」としてとらえることができるものです。保育・教育における「教材」とは、必ずしも形あるものとは限りません。時には保育者・教育者の「声」や「身振り手振り」が「教材」そのものになることもあるのです。本研究は子どもたちの豊かな成長に関わる「教材」について幅広く学び、「実践」を通して「保育者」「教育者」としての力を向上させることを目的としています。さらには、就職した際に、保育や教育現場で信頼され、活躍できる人になることを目指しています。
こども学科 高橋研究室
国語を中心に、保育士、幼稚園教諭、小学校教諭の養成に関する研究をおこなっています。子どもの教育に携わる職は一定の資質・能力が求められる専門職であり、単に知識や経験の積み重ねだけでは身に付けることのできない力が必要になります。そこで、自ら考え行動できる保育者・教員養成教育の在り方について研究し、その成果を実践に活かすよう努めています。 保育者や教員には、自ら学んできたことを目の前の子どもの状況を理解することに役立て、より適切な支援、指導ができるようになることが期待されます。必要になるのは、関わり方や教え方の「正解」ではなく、一人一人に合った適切な支援や指導を自ら選択して、実践する力です。短期大学の授業では、高校時代までに学んできた様々な知識や経験を結び付けながら、専門職として必要な学びをおこなうようにしています。将来に向けて、高校での学びもぜひ大切にして下さい。
こども学科 清水研究室
教育の改革が進められる中、ここでは主に幼児教育施設(幼稚園・保育所・認定こども園)にておこなわれている教育改革について検討しています。これまでに日本では、保育内容の充実や質の向上に向けた様々な施策がおこなわれてきました。そのひとつに、発達や学びの連続性を踏まえた保育や教育において、0歳から18歳までの育ちを見通すことが位置づけられてきました。具体的には、子どもが生活の中でおこなわれる遊びは後の小学校における学習の基盤となる事がより一層強調され、幼保小の連携・接続が強化されています。それは、決して小学校の学習を前倒しすることではありません。ここでの遊びは子どもが主体的に遊ぶことが前提となり、子ども自身が好奇心をもち身のまわりの環境に関わり、考えることや仲間との会話を通して遊びを深めていく事が重要であるということです。 そうした子どもの遊びや、遊びを通した育ちを理解し保障するために、保育士や幼稚園教諭の存在は重要な役割を担っています。毎日子どもと共に過ごしながら、子どもを理解し遊びや育ちの意味を紐解いていこうとする姿勢が、質の高い保育や教育の実現につながります。これらのことから、幼児教育施設における質の向上は、保育者における専門性の向上と切り離すことができないといっても良いでしょう。 こうした幼児教育施設における現在の保育・教育と保育者の専門性について研究を進め、日々の養成教育にも活かしています。皆さんが子どもの頃に楽しんだ遊びの記憶を思い出しながら、今の時代に求められる保育士・幼稚園教諭、小学校教諭を目指して、こども学科で一緒に学んでみませんか。
菊地研究室(社会科教育・環境教育研究室)
幼稚園・保育所・認定こども園では、散歩・外遊び(園外保育)、小学校では、街探検(生活科)、地域調査(社会科)といったように身近な地域を対象とした保育・学習活動(幼小保の免許資格の取得)を展開しております。本研究室では、幼児教育(領域環境)、生活科・社会科教育という視点から、どのように身近な地域資源を発掘し、有効活用すべきか、授業開発(保育活動開発)を行い、検証を積み重ねています。また、これらの保育・学習活動をどのように接続強化すべきか、その系統化の確立も目指しています。皆さんも、本学に入学して、身近な地域資源を発掘し、有効な教育(保育)活動を考えてみませんか。
こども学科 類家研究室
学校教育で、より正しい表現としては、『実態をとらえたうえで見通しを明らかにした「各学校で目指す子どもの姿」』は、完成すべき望ましい最終の状態を示したものではあるが、「子ども自身がこのような姿になろうと主体的に活動する方向を示したもの」としての捉えをすることが重要である。子どもにとっては、その方向に向かって自分を高めようとする努力目標であると共に、教職員にとっては、日々の教育実践を導く道標でもある。子どもたちの育ちの過程そのものを何よりも大切にしたいと考えている。 したがって、具現化を図る鍵は、日々積み上げる日常的な実践となる。子どもの姿を道標にしていくことは、子どもの姿を正しくとらえること、すなわち正しい子ども理解に支えられる。子どもたちの姿を正しくとらえながら、子どもたちの姿を道標として、日々の実践を着実に積み上げる教職員の基本的な姿勢は、学校教育目標にある子どもの姿に帰結する。 教職員は、学校教育目標を受け、日々の授業・様々な行事等の実践を通して保護者・地域とともに歩み、信頼される学校づくりを推進していかなければならない。初等教育全般、小学校理科、小学校英語の側面から常に考えている。
スポーツ心理学研究室
スポーツ・運動を実践することは「心」や「脳」に良い影響を与え、また「心」や「脳」を整えることでスポーツ・運動の実践にプラスの効果を生み出します。しかしながら、スポーツや運動に真剣に取り組むからこそ、もっと向上させたいと感じたり、心の課題に遭遇したりする場面が出てきます。そんなときに役立つ知識をスポーツ心理学から学びます。 私たちの大学では競技スポーツの部活が多く、日々高いレベルを目指して競争心を持って競技に取り組んでいます。そうした中で、競技に対するモチベーションが上がらない、技術の獲得が上手くいかない、状況判断に難がある、集中力が持続できない、どのように教えるのが良いかわからない、チームメイトとの関係が微妙…などなど、競技に真剣に取り組んでいるからこそ出てくる問題や解決すべき課題があります。しかも、それらは競技者・指導者によって千差万別です。このような問題や課題に対し、スポーツ心理学の観点から解決方法を導くことを目標に、ゼミ活動で知識を学んで、実践の場面へと移していきます。 具体的なゼミ活動としては、①教科書の内容などのプレゼン発表、②スポーツ心理学で実施される質問紙および実験を行う演習、③関⼼のあるテーマについての実験/調査、④学会参加や他大学研究室との交流、⑤卒業論⽂/修⼠論⽂の作成などを⾏っています。ゼミ活動内外で話し合いを通じてお互いのことを知っていき、協力して活動できる学習環境を目指しています。
生涯スポーツ学部 健康福祉学科 小坂井ゼミ
年をとったら体力が落ちるのは当たり前…ですませていませんか? どの身体機能が、いつ頃から・どのようなペースで変化するのか?何が変化の違いに関わるのか?誰もが知っているようで、まだわかっていないことがあります。人生100年の時代、これまであまり多くの人は達していなかった90歳代・100歳代という年齢になって、私達はどのように暮らすのでしょうか?新たなチャレンジがいっぱいです。 本ゼミでは、スポーツ・運動を軸に高齢社会の諸課題や心身機能の加齢変化について考えます。運動をすれば健康になると簡単に捉えるのではなく、運動や健康に関わる情報を正しく読み取ろうとする姿勢や、自分で実際に調査する力を身につけます。そして大切にしているのは、様々な年代や異なる分野の方々に、敬意を持って笑顔で接すること。これらを心がけて地域でのスポーツ活動や健康・生活調査の支援に参加しています。 生涯を通じて、一人ひとりが豊かな毎日を過ごせる社会を目指していきましょう。
健康福祉学科 久野研究室
人生100年の長寿社会。これは、とても嬉しいことです。 そんな私たちのライフステージは、自分でバリバリ勉強したり、遊んだり、働ける時期もあれば、病気や障がい、あるいは年齢を重ねて、誰かのケアが必要になる時期もあります。もちろん赤ちゃんの頃は、誰もが、全面的にケアを受けていたはずです。私たちがどんな状態にあっても、社会の中で、何らかのケアの中で、尊重されて生きていくことはとても重要です。そして今、私たちの社会が直面している少子化、高齢化という課題は、「ケアは家族(特に女性)が担うべきだ」という考えでは乗り越えられません。 本ゼミでは、「ケア」「支援」「家族」といったキーワードを手掛かりに、社会の中にある「こうあるべき」という価値観にも目を向けながらディスカッションを重ねています。特に、常に何らかの「ケア」を必要とする障がいのある人の経験を通して、「ケア」は人と人をつなぐ力や可能性を秘めていることに気づかされます。社会福祉の専門職を目指す一人として、社会の一員として、多様な人と出会う機会を大切にし、その経験を通して、社会をとらえる目、考える力を一緒に鍛えあいましょう。きっと、社会福祉の意義や魅力もみえてくるはずです!
音楽表現・音楽療育 伏見研究室
幼児期の教育は、幼児一人ひとりの特性や発達段階に応じた多様な体験を通して、幼児の主体的な活動を促し、幼児期にふさわしい生活が展開される必要があります。表現(音楽)に関する領域では、大きな声で歌ったり楽譜どおり正確に演奏したりすることではなく、音楽に親しみ、その楽しさを十分に味わうことから音・音楽の美しさや面白さを感じ取り、豊かな感性を育てることが重要です。音楽表現というと、音を出すことに意識が向けられがちですが、幼児の音楽活動は、聴く、動く、歌う、奏する、つくるなどが挙げられます。大学の講義や、保育者への研修会は、音・音楽と身体の動きを融合したエミール・ジャック=ダルクローズの音楽教育法を中心に、体験を重視した内容にしています。伝統文化である「わらべうた」をはじめ、さまざまな音や音楽を使った遊びを体験しながら、音楽の魅力を感じ取ったり、「音楽を通して何を育てるのか」を考えたりすることを大切にしています。 ■地域との連携・実践 幼児や障がいのある子どもとの音楽活動をライフワークにしてきました。本学の学生も、幼稚園教育要領をはじめ、幼児教育や音楽教育に関する文献から学ぶとともに、実際に保育現場に赴いて保育者の指導を観察したり、子ども理解を深めたりしています。より質の高い保育者養成を目指す本学の具体的な実践例を紹介します。コロナ禍で活動が制限されていますが、ゼミ生を中心に、ボランティア学生も参加し、近隣の放課後等デイサービス事業所の利用児童・スタッフと音楽療育活動を行っています。この活動は、江別市の大学連携学生地域活動支援事業にも採択されました。他には、パラスポーツの団体や、保育施設などから音楽療育活動の依頼があり、地域との関わりを深めています。学生たちが自分の得意分野で能力を発揮し、活動を計画・実行する中で達成感を得ています。 ■保育者養成 担当科目である「保育内容(表現)」「保育内容指導(言葉)」「教育実習事前指導(幼・小)」などでは、演習や実技、グループワーク、プレゼンテーションが多く、実践的な授業を心がけています。学生の多くは、幼稚園教諭一種免許状や特別支援学校教諭一種免許状、保育士資格などの取得を目指し、幼稚園や特別支援学校での教育実習や、保育実習を控えています。子どもたちの前で話をしたり、絵本や紙芝居、パネルシアターやペープサートなどの児童文化財を用いて演じたり、保育環境を整えたりします。そのため、作成した教材を持って、近隣の幼稚園を訪れ、実践する機会をより多く得られるように配慮しています。また、定期的に同コースの他教員と教育方法や教育内容についての学習会をしています。それは、異業種間交流のような良さもあります。いろいろな立場の人と対話することを通して新たなものを生み出すことの価値や面白さを実感しています。このような姿勢を学生にも伝えていきたいと思います。
音楽教育研究
音楽は世界をつなげる共通言語です。皆さんが持っている感性と音楽の多様性を活かして未来を生きる教育者や音楽関連企業・演奏家を目指しませんか。もし音楽に興味・関心はあるけれども、音楽経験がないからと学ぶことを諦めている人がいても大丈夫です!大学では声楽、ピアノ、器楽それぞれの分野について「基礎演習」「表現演習」でしっかりと学ぶことができます。また実際に発表する場でアンサンブルを学ぶ「音楽フィールド演習」や最先端の音楽を学ぶ「コンピュータミュージック」、各自楽器を選択し本格的な実技レッスンを受けることができる「専門演習」や「卒業研究」、そして「合唱」や「合奏」では、コミュニケーションを通して音楽を幅広く学ぶことができます。「音楽教育研究」では音楽教員になるために各分野の専門楽器に分かれて”可能性の空間”を育む授業です。多くの講師に囲まれて音楽を学びながら、幅広い教養を身につけ、未来を担う人間形成に役に立てるよう、北翔の音楽コースで共に学びましょう。
美術分野 絵画ゼミ
美術分野では、学⽣たちの興味関⼼に基づいて、「絵画」「彫刻」「グラフィックデザイン」「マンガアニメーション」の研究領域に分かれます。それぞれの研究領域に共通した⽬標は、描写⼒・造形⼒などを中⼼とした多彩な表現スキルを学び、現代の多様なアートシーンで活躍できる⼈材を育成することです。少⼈数教育による内容の濃い学びと広い制作スペースなど充実した施設環境の中で制作活動を⾏うことができます。さらに、美術の教員養成にも⼒を⼊れています。 絵画ゼミは、1・2年次でドローイングや美術表現演習、美術概論や構想法など絵画表現の基礎的な技能や知識を学習するほか、油彩画を中心に技法研究を行います。また、作品を見る力やコミュニケーション力を養うことを目的に、作品鑑賞や合評会を実施します。3年次からは大作制作や連作制作にも取り組み、制作スキルを高める一方、自分自身を見つめながら表現したいテーマを追求します。また、油彩画以外の様々な絵画素材・技法にも⽬を向けその基礎知識を学びます。さらに、様々なコンクールや美術展に挑戦したり、展覧会の企画運営をしたりして、より濃密に社会と関わり、それに携わる⼈達と触れ合いながら⾃らの創造性と人間性を磨いていきます。卒業後は、美術作家やデザイナーとして、また、デザイン関連を始めとする企業人として、免許・資格を活かして、アートスペースなどの学芸員として、そして中学校・⾼校で美術教諭として幅広い場で活躍しています。多様なアート表現の中でも絵画の歴史は⻑く、その素材や技術、コンセプトに関わる内容は深く広いものです。学⽣たちは、それらに深い興味を持ち、⾃ら⼯夫して、独⾃な表現を模索する意欲を持って学んでいます。
インテリア建築分野 千里研究室
インテリアデザインと建築の両方を幅広く学べるゼミです。その中心にはユニバーサルデザインを取り入れ、赤ちゃんからお年寄りまで幅広く使える居住環境を探求しています。ゼミでは社会貢献や防災活動にも力を入れ、地域住民・役所・企業と連携しダンボール間仕切りや空き箱を再利用したダンボールベッドを開発し避難所運営に携わり、社会に貢献できるリーダー養成に力を入れています。その他にも、建築士試験に備えた手描き製図や、コンピュータを使った複数のCADやBIMによる設計について学びます。私自身の建設会社経営の経験を活かし、社会で役立つ実践的な教育を行い高い就職内定率を誇っています。さらに建築士試験やインテリアプランナー、コーディネーターなどの受験対策にも力を入れ、卒業生達は一級・二級建築士・デザイナーなど幅広く活躍しています。ゼミの自慢は「仲のよいゼミ生たち」です。色々な学生がいますが、どの学生も分け隔てなく学び、とても居心地の良いゼミです。
舞台芸術分野 村松研究室
舞台芸術分野の学⽣たちは、興味関⼼に基づいて「役者・声優」、「バックステージ」、「舞台⾐裳」、「動画・映画」の研究領域に分かれます。それぞれの研究領域には共通する⼟台があります。その⼟台とは、舞台芸術創造の過程が常に多くの⼈たちの関わりの中で行われるということです。別の言い方をすると、関わった人々が、常にコミュニケーションを⾏い常に協働しているのです。それが舞台芸術創造の土台であり特徴です。このことは、最新の舞台芸術創造であろうと伝統⽂化とも⾔える「芸能」の世界であろうと変わることはありません。 また、創造されたモノに関しても、表現する側と観る側がともに楽しみ互いに交感し合うことによって、⼀義的な価値・評価だけではなく、様々な価値・評価となり得るという特徴があります。そしてそのことが多くの⼈たちとの交流となっていくのです。このような特徴を有する舞台芸術創造が、⼈材育成、地域の活性化に役⽴たないわけがないと考え、またそれが少しでもより良い教育⽅法論となり「教育改⾰」に繋がっていくのでは・・・と信じて研究・実践を⾏っています。
専門演習(飯田昭人ゼミ)
子どもや若者の生きづらさについて、臨床心理学的知見を用いて考えていくのが、3年生飯田ゼミの特徴になります。 例えば、ソーシャルメディアの問題を臨床心理学的視点で考えていった際、ゼミ担任である飯田昭人の論文『大学生におけるSNS使用状況と連帯感,社会関係資本,人生に対する積極的態度との関連(北翔大学短期大学部研究紀要第58巻, 1-12, 2020)』および著書『メディアにおける子ども・若者の影響を正しく理解する(さっぽろ子ども・若者白書2020,第5章さっぽろの子ども・若者とメディア)』を輪読し、ゼミ生7名がそれぞれ自らも利用しているSNSについての心理的影響を考察していきました。 最初は、SNSのもつ否定的影響である「依存」や「執着」などの側面も語られる一方、徐々に肯定的な側面についても話題にするようになりました。特に、LINE、Instagram、Twitterの3つのツールによる心理的影響について、前述した論文をもとに、なぜInstagramの使用が「連帯感」を高めることになるのか、なぜInstagramによって連帯感が高まることで人生における積極的態度が形成されるのかについて、熱く議論しました。 Instagramでは「インスタ映え」に代表される、長い文章ではなく、視覚的効果のある画像とその時の素直な短い気持ちの表出された文章を通して、若者は「連帯感(つながり)」を意識し、そういったリアルな場面ではない、ネット上の「つながり」を駆使して、多様な世界を若者なりに生きているということなどを、ゼミの中で議論していきました。 リアルな出会いだけが大切なのではなく、LINEやInstagramなどによる「つながり」が若者の積極的態度を促進することの背景について、7名で考えていき、結果的にSNSは、若者たちにとっての「サードプレイス(家庭や学校とは異なる第3の居場所)」となる可能性があると結論付けました。 このゼミでは、私に質問がある場合を除き、ほとんど学生を信じて見守ることに徹底し、学生たちが自らの力で考え、また仲間たちの発言から学ぶ姿勢を大切にしています。
寺田香研究室
精神保健福祉に関わる対人支援の仕事というと、どのようなイメージを抱くでしょうか? 少し前までは、精神障害の領域の中で、何か特別な状況にある限られた人だけに対応する業務というような印象を持たれていましたが、誰もが自分のメンタルヘルスについて支援を求めることができる時代を迎えたことに伴い、精神保健福祉領域の支援範囲もだんだんと広がりをみせています。 日々の生活を営む中で、私たちはさまざまな課題と向き合っています。それらの課題解決に向けての取り組みは、その人を取り巻く環境に向けて働きかけていくことにつながります。いろいろな状況に置かれている多くの人の支援に関わるには、ひとりひとりの多様な""あり方""についての深い洞察や、ソーシャルワーク支援の価値や倫理の理解が必要となります。差別や偏見を排して、その人らしい生き方を支援していくために、社会的包摂を目指す取り組みが求められます。 ゼミナールでは、文献精読の傍ら、社会福祉協議会や医療機関、就労継続支援事業所など実践の現場を訪問し、当事者や支援職の方々へのインタビューを通して、支援の実際について学びを深めています。現場のリアルに触れることで、どのような支援が必要とされるのかを考察していきます。他者を支援するというそのプロセスは、自分がどのような人間であるのかを理解していく過程でもあります。いろいろな出会いを通して、対人支援職としての基盤を築いていくことを大切にしています。
福沢研究室
将来、起業家や経営者、経営コンサルタントになりたいという人におすすめのゼミです。 まずは経営戦略論に関する文献を読み、その内容についてゼミで議論を深めます。さらに、各自が研究テーマに基づいて、企業はどのような考えで、どのように経営を行っているか、理解を深めます。 理論を学んだ後は、実際に企業を訪問し、経営者に経営理念や経営戦略などの話を聞くほか、経営者団体のセミナーにも参加して経営者と交流。生の声をより多く聞くことで、企業経営の現実や課題を肌で感じることができます。 また、ゼミ合宿では地方を訪れ、地域の課題解決に取り組みます。ビジネス以外のシーンでも問題点を探求し、戦略的思考を発揮。こうした経験を通して、将来社会で活かせる能力を養います。
藤本研究室
大学生でも、実際のまちづくりに参加できます。むしろ、地域の行政・自治会・商店街からは、若い大学生のアイデアや行動力が大いに期待されています。 「まちづくりの企画や実践に関わりたい」「地域の課題解決に役立ちたい」「シャイな自分を変えたい」「コミュニケーション能力を高めたい」。藤本研究室はそんな学生が集まり、プロジェクト学習(PBL)による様々な活動を行っています。 これまで研究室の学生は、自治会の役員に就任したり、まちづくり団体のホームページを作成したり、地域イベントを企画・運営したり、テレワークで働きたい主婦や高齢者にパソコン操作を指導したり、活動内容は多岐にわたります。その多くが、商店街や地元の活動団体、企業経営者などと連携した取り組みです。2年に一度開催される「えべつ未来づくり学生コンペ」では、市役所に政策提言を行っています。夏休み中には、全員参加のゼミ合宿も実施します。 このように、地域の活性化を目指した活動に取り組んだり、社会人や企業の経営者と交流したり、共同でプロジェクトを進めることで、自ら新しいアイデアを発想できる能力やコミュニケーション・プレゼンテーションの能力を身につけられます。
向原研究室
向原研究室は、地理情報システム(GIS)のフリーウェアであるQGISや、代表的な表計算ソフトウェアMS-Excel、プログラム⾔語Pythonを活⽤し、総務省統計局や国⼟交通省のオープンデータを分析しています。現在パソコンの基礎知識がなくても、他では⾝につけることができないようなスキルを⾝につけたい意欲的な学生を求めており、先端経営学科ならではのコンピュータ技法を習得します。 また、本研究室では卒論の作成に向けて、3年⽣でしっかり知識や技術を学びます。これまで卒業研究で作成された事例として、「北海道におけるフードデザート問題に関する研究−GISを活⽤した店舗位置情報によるバッファ分析アプローチ−」があります。これは、北海道内における⽣鮮⾷料品店舗を中⼼とした500m圏外の⼈⼝の割合[フードデザート(食の砂漠)率;FD率]をGISを活⽤して推定しています。医療格差の卒論の事例としては、「医療サービスの格差に関する現状調査-GISによる北海道市町村の診療科別人口カバー率調査-」があります。これは、病院を中心とした1km圏内に、どれだけの人口をカバーしているかについて全道調査を実施したものです。最優秀作品としては、「交通アクセシビリティ指標計算アルゴリズムの具現化と有効性の実証研究-江別市交通アクセシビリティの評価と改善案の提⽰」があり、江別市の交通アクセシビリティ(交通利便性)を評価し、バス交通の改善策を提⽰しました。
遠藤研究室
遠藤研究室では消費者行動の基礎から、昨今のネット社会における行動の変化までを、実地活動を通して幅広く学びます。 消費者は自身の持つ価値意識や財力と時間、対象物に対する信頼などによって、どれか一つを選択します。それは商品の選択に限らず、店舗、旅行先、住む場所などの選択も同様です。すなわち、私たち人間が行う選択のほとんどは消費者行動から説明できます。 私たちの研究室ではこうした消費者行動を学びます。 具体的な活動としては、企業からの調査はもちろん、毎年道内の様々な自治体からの依頼を学生が主体となって調査などを行っています。例年、夏休みには依頼などがあった自治体の視察や取材などの現地調査を行います。 昨今はインターネットの普及により、消費者の情報収集は幅広くなっています。実際の活動を通して、インターネットの影響も学びます。
松本研究室
松本研究室は、①日経STOCK リーグ、②ヤンマー学生懸賞論文、③ビジネスコンテストのいずれかのコンテストに挑戦しています。どのコンテストにチャレンジするかについては、ゼミ内で話し合います。①「日経STOCKリーグ」については、例えば、手元に500万円あると仮定し、ディスカッションしながら投資テーマを考えます。そのテーマに基づいて上場企業の中から10~20社の企業を選び、バーチャル投資を行います。 ②ヤンマー学生懸賞論文については、主に農業経営の観点でテーマを設定しています。農業経営者へのインタビュー調査やアンケート調査などを行うこともあります。③ビジネスコンテストについては、アイディアを持ち寄り、ビジネスモデルを作り上げていきます。コンテスト出場に際し、プレゼンテーションスキルも磨きます。 このようにチームで考え作業することによって、コミュニケーション能力と分析力を身につけることができます。
越野研究室
Society 5.0と呼ばれる、デジタル化された情報を最大限に活用する社会が始まっています。増え続けるデジタルデータに対し、AIを駆使して課題を解決できる人材が求められています。人間が生命活動・社会生活を営む上で、視覚情報は非常に重要です。デジタル化された視覚情報=画像データを対象とする情報処理手段は、分類、物体検出、領域分割、画像復元、ノイズ除去、画像⽣成など多岐にわたります。 本研究室の学生は、画像を対象とし、AIの主要技術である機械学習・深層学習を使った課題解決に取り組んでいます。まず既存手法のコンセプトや理論、プログラミング言語PythonとフレームワークTensorFlow、PyTorchの使い方を学びます。その後、自ら研究テーマを設定し、既存手法の改良や応用に挑戦します。計画的に研究を進め、目標を達成する力、成果を論理的に発表する力を養います。同時にAIの限界や適切なAIの利用についても学びます。 研究室の活動としては、本学の教育取り組みの1つである「食と健康と情報」のもと、食事写真を使って栄養指導するAIの開発に取り組んでいます。また、国内外の研究者と連携し、医用画像を対象に数理・AIを駆使することで、より正確な画像診断法の確立を目指しています。
佐藤研究室
自然災害(地震、気象)監視、通信・放送等、我々の暮らしを直接豊かにしてくれるものから、宇宙の成り立ちや地球と他の惑星との比較のように人類の知的好奇心を満たすものまで、人工衛星が果たす役割は増しています。本研究室では、人工衛星の仕組みやリモートセンシング(遠隔観測)について学び、実際にJAXAやNASA等が配布している画像データを自作のプログラム等で解析し利活用できるようになることを目的としています。 ゼミ生活の前半(3年生)は、人工衛星の仕組みやリモートセンシングの基礎を学習し、Google Earth Engineを用いた衛星画像解析、Pythonを用いた人工衛星軌道の可視化、人工知能を用いた衛星画像解析、Pythonを用いたドローンプログラミングなどの実習を行います。後半(4年生)はこれまでに学んだ画像処理や解析手法をもとに、各自が興味を持つテーマを自由に選択し研究を進め卒業論文を完成させます。
棚橋研究室
棚橋研究室では長年、夏休み自由研究教室や江別市内各小学校における「総合的な学習の時間」、総務省「若年者向けプログラミング教育の実践」実証事業の受託など、小学校の正課内授業や子ども向けの様々なイベントで、ロボットなど組込み機器を用いたプログラミング教育を行ってきました。一方で、こういった取り組みには教材活用スキルを持ったメンターが必要となるなど、実際にすべての担任の先生が授業時間内で実践することは大変困難であると言わざるを得ません。 2020年から小学校で完全実施されたプログラミング教育必修化で謳われる「プログラミング的思考」の養成を目指すには、現実的な実施内容で展開する必要があります。本研究室では、2018年度より苫小牧市や北広島市で、Scratchを中心としたプログラミング教育の教員研修を受託し展開しています。 コロナの影響で、現在シミュレータ競技のみの開催となっていますが、ETロボコン(ETソフトウェアデザインロボットコンテスト)に参戦したり、前述のプログラミング教育に関する事業を実施したり、主体的な活動を通してプロジェクトの計画や遂行のために必要なスキルを身につけます。
中島研究室
中島研究室では、情報システムを構築する上で今や必須不可欠な情報通信ネットワークとセキュリティ対策技術の知識を、学内向けのWebアプリケーションシステムの開発や運用を通じて追究しています。また、そのためにシステム開発の基礎となるオペレーティングシステムやネットワーク技術をはじめ、特に最近の情報システムの構築で利用されることが多いLinux等のOS、PHP、Pythonなどのプログラミング言語MySQLなどのRDBMSを利用したオープンソースによるシステム構築とセキュアコーディングについて深く学びます。単なるプログラミングによるソフトウェア開発ではなく、コンピュータネットワーク情報セキュリティ信頼性向上技術を含むセキュアな情報システムの構築全般をテーマとしています。 Linux、Webプログラミングネットワークセキュリティなどの基本的な知識・スキルを身につけたあとは、3~4名程度のグループ毎に分かれ、プロジェクトベースで学習を行います。Webポータルをはじめとする学内向けの各種Webサイトで提供されている数多くの機能が本研究室のゼミナールや卒業研究の成果物として開発され、学内で実際に今も利用されています。
長尾研究室
現在の情報化社会は、様々な分野において情報科学分野の技術が用いられており、それらの技術がなければ社会が成り立たないといっても過言ではない状況にあります。しかし、当然のことながら、現代社会における全ての問題が、それらの技術によって効率化や解決されたわけではなく、まだまだ多くの困難で複雑な問題が残されています。長尾研究室では、このような実社会における問題を学生自身が見つけ出し、それに対して情報科学技術を利用することで問題の解決や効率化を行う方法を考え出し、実現することを目的としています。 3年次前期は、多くの情報科学分野に関する学術論文等の資料の中から自身が興味を持てるものを選定し、その論文内容を解説するために各自でプレゼンテーションを行います。これにより、学術論文の読み方を学び、さらに学術分野におけるプレゼンテーション能力を磨くことができます。3年次後期は、担当した論文内容について追実験を行うなどし、情報科学分野のためのICT技術を習得します。 4年次前期は、研究対象分野は特に問わず学生自身がテーマの設定し、その分野における問題や課題を明らかにするとともに、その解決方法について教員と学生がディスカッションします。4年次後期は、モデル開発、システム開発、プログラム開発などを行い、実験を行うことで、問題解決や効率化がなされたかを検証し、その結果を卒業論文としてまとめます。