芸術・表現・音楽が学べる、能楽三役(ワキ方・囃子方・狂言方)を目指せるその他教育機関(スクール)の学校検索結果
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人から人へ。歌舞伎・能楽・文楽・大衆芸能の未来の担い手を募集しています。
伝統芸能は無形の技であり、人から人へ伝承されるものです。そのため、国立劇場、国立能楽堂、国立文楽劇場などを運営する独立行政法人日本芸術文化振興会では、国立劇場伝統芸能伝承者養成所を設置し、伝統芸能の伝承者を職業として志す、意欲ある若い力を求めています。 伝承者となるための養成研修は、特別な資格や経験を必要とせず、2年から3年の間※、舞台の第一線で活躍する実演家による実技指導のほか、講義や発表会等のカリキュラムが用意されています。研修生は研修修了後、関係の団体に所属するなどして本格的な修業の道に入り、舞台出演の経験を積み重ねながら活躍の場を広げていきます。 ※能楽研修生のみ6年間 独立行政法人日本芸術文化振興会とは… 昭和41年(1966)7月に、我が国古来の伝統芸能の保存及び振興を目的として当初は特殊法人国立劇場として設立され、伝統芸能の公開をはじめ、伝承者の養成、芸能に関する調査研究などの事業を実施しています。その後、平成元年(1989)には現代舞台芸術の振興及び普及に関する事業が、平成2年(1990)には文化芸術活動に対する助成事業が追加され、名称も日本芸術文化振興会と改称されました。
能楽(能・狂言)で主役を演じるシテ方以外の役割を担う仕事。ワキ方、囃子方(笛方・小鼓方・大鼓方・太鼓方)、狂言方をいう。嫡子の家系(宗家)に受け継がれることが基本であったが、近年は独立行政法人日本芸術文化振興会が研修生(中卒(卒業見込みを含む)以上、23歳以下・研修期間6年)を一般募集している。重要無形文化財に指定され、ユネスコ無形文化遺産でもある能楽は、日本独自の文化を継承した世界的にも最も古いとされる古典芸能であり、海外からの注目も熱い。異文化交流のために、海外アーティストとのコラボ公演などの活動を行っている人もいる。
ユネスコの無形文化遺産でもある能楽は、舞台を作り上げるための感性や高度な身体能力が必要だ。また、能楽は専門用語を用いることが多い。そのため、練習を重ねて技術を磨く集中力と、身体表現によって観客を引き込むセンスがある人に適しているだろう。もとは一子相伝であったが、今では師匠のもとで修業をすることもできる。