神奈川県の総合・教養が学べる、漢方コーディネーターを目指せる学校検索結果
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「個の医療」「予防医療」へ貢献できる薬剤師や研究者の育成を目指して
次々と新薬が開発され、⽇進⽉歩の進化を遂げる医療・薬学分野。 中でも近年注⽬されているのは、患者⼀⼈ひとりの体質に適した“薬物治療の患者個別化”という考え⽅です。 同じ病気でも、薬の効果や副作⽤の強さは患者さんによって異なり、その全てに的確に対応できる薬剤師が、いま必要とされているのです。 また、薬学・医学を融合した創薬研究を⾏う『薬科学科』には教職課程を設け、中学・⾼校の理科教員へ進む道もあり、卒業⽣には中学校や⾼等学校理科教員として勤めている者もいます。 本学では、学⽣⼀⼈ひとりの個性を伸ばし、患者さんの苦しみ を理解できる“惻隠の⼼”と“⼼の温かさ”を持つ薬剤師や研究者の育成を⽬指した教育を実践します。
漢方薬は、中医学の理論に基づき、天然由来の生薬からつくられている。その服用指導を行うのが、漢方コーディネーターの大切な役割だ。病気の原因を科学的な側面から見るだけでなく、年齢、性別、体質に合った生薬を選定し、相談者の自然治癒力や免疫力を高める手伝いをする。生薬は植物、動物、鉱物などから精製され、それらの組み合わせは何百種類以上もある。漢方コーディネーターは、漢方に関する豊富な専門知識に加えて、食事、生活環境の改善なども通じて健康回復を支援する職業となる。
身体に感じる不調を相談者からしっかりとヒアリングする傾聴力が重要である。日々感じる不調からその人に合う漢方を提案するので、漢方の知識と提案力も必要だ。予防医学としても漢方が利用されることから、相談者の将来の不安に耳を傾けることもある。漢方のみならず、病気や生活リズムの改善など多岐にわたるアドバイスをするので、健康面での深い知識が望まれる。