勉強時間の目安「平日:1~2時間」「土日祝日:2~4時間」
中学校を卒業して、高校に進学したばかりの頃は、新しい環境に慣れるだけでも大変です。でも、この時期からすでに受験勉強を始めているツワモノの高校生もいます。まずは無理のない範囲で勉強時間を確保することから始めましょう。
勉強時間
受験勉強は長期戦。「ローマは一日にして成らず」ということわざがあるように、コツコツと勉強を積み重ねることで成績が上がるし、「志望校合格」という大きな目標を突破することができます。そこで、学年ごとの「勉強時間の目安」について解説します。しっかりと勉強に取り組んで、成績アップを狙いましょう!
勉強時間の目安「平日:1~2時間」「土日祝日:2~4時間」
中学校を卒業して、高校に進学したばかりの頃は、新しい環境に慣れるだけでも大変です。でも、この時期からすでに受験勉強を始めているツワモノの高校生もいます。まずは無理のない範囲で勉強時間を確保することから始めましょう。
POINT
高校で学ぶ科目は、中学よりも細分化され、より専門的な内容になります。環境もガラリと変わるので、「勉強の習慣を身につけること」に力を入れましょう。平日の勉強時間の目安は1~2時間程度。その日に学んだことの復習をして、基礎を固めていきましょう。休日は平日の勉強で間に合わなかった部分や、苦手な部分を重点的に復習するのがオススメ。余裕がある人は、予習も行いましょう。
勉強時間の目安「平日:2~3時間」「土日祝日:4~6時間」
高校2年生になると、すっかり学校生活にも慣れて、自分の生活スタイルができあがっているでしょう。ただし、部活動や学校行事の準備など勉強以外の活動が忙しくなり、勉強がおろそかになってしまいがちです。気を緩めずに、しっかり勉強しましょう。
POINT
平日は、引き続き復習中心の勉強で基礎を固めて、土日祝日に苦手分野を重点的に勉強しましょう。平日に部活動で時間が取られる人は、休日の勉強時間を多めに取るなどの工夫をしましょう。逆に、大会などで多くの土日祝日が潰れてしまう人は、可能な限り平日の勉強時間を確保して、毎日の復習だけは行うようにしましょう。
勉強時間の目安「平日:5時間」「土日祝日:7~8時間」
3年生になると、多くの高校生が勉強中心の生活を送るようになります。部活動を行っている人は、勉強と部活の両立で苦労するかもしれません。通学時間などのスキマ時間も活用して、勉強時間を確保しましょう。
POINT
一気に勉強時間が増えるので、勉強の習慣が身についていない人は辛いかもしれません。この時期を有意義に過ごすためにも、高校1~2年生のうちに「勉強慣れ」しておきましょう。逆にいえば、習慣さえ身についていれば、意外と長時間の勉強もこなせるものです。焦らず、少しずつ勉強時間を増やしていきましょう。また、授業の復習に加えて、受験勉強もこの時期にスタートさせておくと良いでしょう。
勉強時間の目安「平日:10時間」「土日祝日:10時間」
授業がない夏休みは、多くの時間を勉強にあてられる時期です。この時期の過ごし方によって、ライバルの受験生に大きな差をつけることができます。長期戦になるので、無理のない計画を立てて、休み休みコツコツと勉強を重ねていきましょう。
POINT
夏休みの勉強時間は、平日・休日ともに10時間が目安です。できれば夏休みまでに志望校を固めておき、受験に必要な科目を中心に勉強を行いましょう。英単語や古文単語などの暗記モノをこの時期に集中して行っておくと、夏休み以降の受験勉強が楽になります。
勉強時間の目安「平日:6時間」「土日祝日:10時間」
夏休みが終わると、クラスの雰囲気が一気に受験モードにさま変わりします。それまで部活動を行っていた同級生も引退し、勉強に十分な時間を割くようになります。周囲の雰囲気に呑み込まれて焦ってしまいがちですが、これまで勉強を続けてきた自分自身を信じて、これまで通りコツコツと勉強を重ねていきましょう!
POINT
1年生から勉強を続けてきた人は、この時期には各科目ともに「基礎」ができあがっているはず。受験科目の全範囲を終わらせたら、志望校の過去問などを解きながら苦手分野をつぶしていきましょう。また、直前期になると自由登校になる学校もあります。その場合は、休日と同じ10時間を目安にして学習しましょう。自由な時間が増える分、だらけてしまいがちなので、上手にスケジュールを管理することが大切です。
効率よく勉強するためには?
1年生から3年生まで、毎日欠かさずに勉強を続けるのは決して簡単なことではありません。部活動などで忙しい人は、そもそも勉強時間を確保すること自体が難しいかもしれません。そこで、最後に「勉強時間を確保して、効率よく勉強するための方法」を紹介します。
無理のないスケジュールを立てる
まずはスケジュールを組むことから始めましょう。ただし、少しでも勉強時間を確保しようと思うあまり、無理なスケジュールを組んでしまうと、途中で挫折してしまうことになります。上で紹介した勉強時間は、あくまでも目安です。自分の生活スタイルに合わせて、「これなら続けられる」と思えるスケジュールにしましょう。
少しずつ勉強時間を増やして勉強の習慣を身につける
長時間の勉強に慣れていない人は、少しずつ勉強時間を増やしていきましょう。例えば最初は一日1時間を目標にして、一週間続いたら30分ずつ増やしていく。このような方法を続けていけば、勉強する習慣が身につきます。
スキマ時間を活用する
勉強時間を確保するのが難しい人は、スキマ時間を活用しましょう。朝が強い人は起きてから学校に行く前の30分を、通学時間が長い人は電車やバスの中で。さらに、お風呂タイムも活用すれば、意外と勉強時間を確保できます。
十分な休息・睡眠を取る
最後に、長く勉強することは大切ですが、長すぎると集中力が途切れて、かえって非効率的です。ところどころ休憩して、集中力を保ちましょう。また、しっかり睡眠を取ることで、記憶が定着します。学習の効果を最大限に発揮する意味でも、十分な休息・睡眠を取りましょう。