高校生のための進学ガイド

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特色と学び

常に進化し続ける授業形態
大学ならではの学びを紹介!

大学の学びでは、受け身で知識を得るだけではなく自ら主体的に取り組み、課題を発見する力や思考力、表現力などの能力を身につける必要があります。教室を出て調査を行うフィールドワークや、少人数で協力しながら学習を進めるグループワークなど、学生が主体的に学びと向き合えるように考えられた「アクティブラーニング」と呼ばれるユニークな授業形態の事例を紹介します!

主人公は「自分」! 大学での主体的な学び

「生きる力」を育む教育、アクティブラーニング

「授業」といえば、教室で静かに先生の話を聞きノートを取る、というイメージを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。大学においても、以前はこうした受動的な講義形式の授業が一般的でしたが、近年増えているのが「アクティブラーニング」という授業形態です。これは、学生が能動的に授業へ参加することを促し、一人ひとりが考え、課題を発見し解決していく教育方法。専門知識の定着や思考力、表現力を養うことを目的としています。課題研究、ディスカッション、プレゼンテーション、フィールドワークなどを通して学生が自主的に学びと向き合い、問題解決の糸口を見つけていくのが特徴で、その過程からは、社会に出てからも役立つ「生きる力」が身につきます。受け身の学びでは体験できない、新たな発見に出合えるのがアクティブラーニングの魅力です。

  • 講義だけが授業ではない。多種多様な学び方

  • PBL(Project-Based Learning)

    PBLとは、課題解決型学習のこと。具体的な課題を設定し、チームで解決に向けて取り組むことで、自主性や自立性、コミュニケーション力が養われます。自ら意欲的に学ぶことで、知識が定着しやすい、応用力が身につくといった側面もあります。

  • フィールドワーク

    フィールドワークとは、学外の「現場」に出て、人々とじかに関わりながら調査・探求を行う学びのこと。自分が直接見たもの、聞いたことを通して理解を深めたり、新たな気づきを得たりできる授業形態です。また、国際的な視野を育むために、海外でのフィールドワークを実施しているところもあります。

  • ディベート、グループディスカッション

    あるテーマについて、賛成・反対に分かれ議論を交わすディベートや、グループで一つの答えを導き出すグループディスカッション。個人の発言機会が増え、能動的に学習を行うことでより理解が深まります。さらに、少人数のグループに分かれ共通のテーマに沿って議論をすることで、チームで協力する大切さを学び、社会性を養えます。

授業を根本から変える? 反転授業とは

最近導入が進んでいる授業スタイルの一つに、「反転授業」があります。これは、学生は自宅であらかじめ講義の動画を見るなどの事前学習をし、教室ではそれを踏まえてディスカッションや実験・実習を行う授業形式。そうすることで、授業時間が先生の話を一方的に聞くという時間から、学生同士で話し合ったり応用的な課題に取り組んだりする、能動的な時間になります。授業内で行う講義の時間が減ることで、先生が学生一人ひとりに対して細やかな対応をすることが可能になるというメリットも。授業に対する集中力が高まる人も多いようです。

理論と実践の相乗効果で力をつける! 多彩な実験・実習

大学では、実験・実習を行う機会もたくさん用意されています。教室で身につける知識を実践に移すことで、さまざまな気づきが得られるでしょう。特に理系学部では、実験・実習を通して研究を進める場合が多く、そのための施設・設備も整備されています。また、理系・文系に限らず、地方自治体や企業など外部の団体と協同して実験や実習を行う機会も増えており、視野を広げ、社会人としての基礎力を養うことにもつながるでしょう。