高校生のための進学ガイド

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なりたい職業から探す

なりたい職業が見つからない?
将来の夢と職業の探し方

あなたには将来の夢はありますか? 幼い頃には誰しも叶えたい夢を考えるものですが、進路を決断しなければいけない時が近づくと深く迷ってしまう人も多いはずです。人生の岐路ともいえる重要な場面で後悔をしないよう、自分に合った職業を見つける方法を紹介します。

熱中していることや趣味に関連する業界・職種を調べてみよう

  • 好きなことをたくさん書いて、どこが好きなのかリスト化してみよう

    将来の職業を探るヒントは、あなたの「好きなこと」に隠されていることがあります。まずは、自分の好きなことをできるだけたくさん挙げてみましょう。小さな可能性も見逃さないようにするため、細かいルールを決める必要はありません。純粋に興味・関心があるもの、お金や時間をかけている趣味、周りを忘れるほど熱中している活動など、自由に考えて好きなことリストを作成してみてください。

  • 好きなことや趣味に関連する業界・職業例

    好きなことリストを作成したら、それぞれに関連する業界・職業を探してみましょう。「映画が好きだから映画監督」「スポーツが好きだからプロの選手」というような直接的な連想だけではなく、その分野と間接的に関わることができる仕事も広く調べていきます。自分が思う以上に多様な職種が存在しており、その過程で新たに関心を抱くものに出合えるかもしれません。本や雑誌、インターネットを活用するといいですよ。

  • 旅行が好きな場合

    旅行が好きといっても、どんなところが好きかを細かく分析することで、候補に挙がる職業の方向性も変わってきます。旅行代理店でプランを提案するトラベルコーディネーターや、日本国内の観光地や文化をPRする観光庁職員など、一つのキーワードでも関連する職業は多岐にわたります。

    例えばこんな仕事

    • ・ツアーコンダクター・トラベルコーディネーター

    • ・海外現地ガイド・客室乗務員(フライトアテンダント)

  • スポーツが好きな場合

    自分が選手になる以外にも、スポーツに関わる職業はたくさんあります。選手のコンディションをサポートするスポーツトレーナーや、スポーツイベントの企画・運営を担うスポーツプロモーター、スポーツ用品を作るメーカーなど、さまざまな業界が関係しているのです。

    例えばこんな仕事

    • ・スポーツトレーナー ・メディカルスタッフ

    • ・体育教師 ・スポーツプロモーター

自己分析で自分の長所・自分が感動する瞬間など、
自分を掘り下げて考えてみよう

  • 自分が感動した瞬間が大切

    あなたが最近感動したことは何ですか?これは就職活動の面接でもよく使われている質問の一つで、面接官が就活生の物事の捉え方や感受性、学習能力を知るために聞いているもの。職業探しにおいて、自分の価値観を知ることは重要なポイントです。「何に対して感動したか」「それをどう感じたか」「どのような学びを得たか」を思い返してみましょう。

  • 短所は長所。自分の良さを知る方法

    「自分の長所を生かす」という視点から職業探しをするのも大切ですが、そもそも自分の長所と短所を見つけるのが難しい、という人は多いのではないでしょうか。中には短所ばかりに目が向いてしまう人も少なくないはず。しかし、短所があるということは長所も併せ持っているということ。ちょっとした言い換えで、短所も長所になり得るのです。 例えば、「優柔不断でなかなか行動に移せない」は「慎重に状況を判断できる」。「頑固で人の意見を聞けない」は「信念が強く、自分の意見を持っている」。自分の特性を把握した上で、違う視点から分析してみてください。発見した長所は、さらに伸ばしていく努力をしましょう。

仕事・職業=夢じゃなくてもいい。
将来のライフスタイルから考えてみよう

  • 「やりたくないこと」や「理想のプライベート」を書き出してみよう

    人付き合いや早起きが苦手、というように、どうしても克服できないことや、譲れないライフスタイルがある人は少なくないはず。後悔のない職業選びを実現するためには、環境や待遇、プライベートの過ごし方まで考える必要があります。 とはいえ、できないことを単に避けた職業探しをしていては、選択肢を減らすだけ。なぜ苦手なのか、どの程度頑張れるのかを考えて、やりたいことやできることを絞り込んでいきます。自分の時間を大切にしたい人は「ワーク・ライフ・バランス」にも注目し、仕事とプライベートを両立できるような職業選びを。10年後や20年後に、自分がどんな生活をしていたいか想像してみてください。実際に働き始めた際にイメージとのギャップが生じないよう、しっかりと調べておきましょう。

  • 自分の性格・思考=幼い頃の過ごし方

    自分の性格や考え方の基礎は、歳を重ねても大きく変化しません。幼少期を思い返し、自分の根幹となる特性に沿った職業選びをするのも一つの手です。「いつも友だちの輪の中心にいてリーダーシップを発揮していた」「屋内で遊ぶのが好きだった」など、幼少期の些細な情報に理想の職業や働き方のヒントが隠されているかもしれません。

業界・職業の候補が見つかったら、進路を考えてみよう

  • 仕事に必要なスキルを調べよう

    自分に合った業界もしくは職業をいくつか絞り込めたら、まずは仕事をするために必要なスキルや、重宝される資格などを調べます。専門的な知識が求められたり、高いコミュニケーション能力や協調性が求められたりと、職業によってさまざま。求人の募集要項などに記載されているので、インターネットを活用して探してみましょう。

  • 必要なスキルに関連した学問分野を探そう

    自分に合う職業に必要なスキルが判明したら、それらを習得できる学問分野を調べます。研究や教育内容の多様化・細分化が進んでおり、中には名前だけ見てもどんな教育が行われているのか分かりにくい場合も。しっかりと情報を集めて、自分に合った学部・学科を見つけましょう。

みんなはどうやって決めた?先輩の職業の決め方・見つけ方

先輩が職業を決めた理由例

  • 幼稚園教諭

    「子どもが好きで、この職業しか思いつきませんでした。」(26歳、女性)

  • フェイシャルエステティシャン

    「私自身、肌のトラブルで悩んでいた時期があり、同じ悩みを抱えている人の役に立ちたいという想いでこの仕事に就きました。」(29歳、女性)

  • 航空整備士

    「自分の親の影響もあり、小学生の頃から技術者に憧れていました。」(29歳、男性)