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言語によるコミュニケーションが困難な人の支援方法を学ぶ
人の言語、聴覚、飲み込み(嚥下/えんげ)機能について学び、発達を促す、あるいは障がい者を支援するリハビリテーションの知識と技術を学ぶ学問。主に言語聴覚士を養成することが目的である。声が出ないなどの「発声・発音」、難聴などの「聴こえ」、言葉の遅れや失語症などの「言語」、飲み込みがうまくできないなどの「嚥下」が、主な学習・研究の対象となる。コミュニケーション能力と摂食能力という人の生活の根幹に関わる重要な学問といえる。
初年次は、言語聴覚概論などの基礎科目と併せて、人体の構造、心理学、言語学などコミュニケーション活動全般の知識を広く学ぶ。その後、実際の検査方法などを実技も含めて習得し、訓練プログラムなども作成する。最終的には臨床実習を通じて、より高い専門性と実践力を養っていく。
臨床心理士は、相談者が心の問題を解決できるようにサポートをする職業。アセスメント(臨床心理査定)、カウンセリング(臨床心理面接)、コンサルテーション・リエゾン(臨床心理的連携)といった臨床心理学に基づいた知識や技法で相談者をサポートする。取り扱う相談は、家庭や子育ての悩み、学校や職場での悩みなどさまざま。病院や福祉センター、介護施設、児童相談所などで活躍している。また病院や福祉施設以外にも、企業のカウンセラーとして活躍する臨床心理士もいる。
カウンセリングには、相談者の話を正しく理解するだけでなく、本心を引き出すことが大切。言葉の裏にある相談者の感情や意図を引き出すためにも、相談者が話しやすい環境をつくり出すことが得意な人に向いている。また、相談者に対する極度な感情移入を防ぐために、客観的に判断する能力も必要である。