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私たちが日々、口にする米や麦、大豆などの品質検査をする仕事。産地、生産、銘柄などが申告内容と違っていないかをチェックするため、農林水産省が認める機関より資格を得てから職に就く。資格取得向けの研修を通じて食糧、農産物にまつわる法律、検査、分析・鑑定の技術を学ぶ。実際の仕事では、検査依頼のあった穀物のパッケージの重さ、中に虫などが混入していないかどうか、粒の各部位の水分量などを調べる。食品偽装が取り沙汰される昨今、国民の食の安全を守る仕事であり、良質な穀物生産に関心が高い人に適する。
法律と隣り合わせの仕事であるため、正しい法知識をもとに分析や鑑定を行うスキルが求められる。出荷される穀物に不要物が混入していないかを細かくチェックし、流通させないように抑止する注意喚起力と責任感が必要だ。日本の食卓を守る使命感のある人に向いているといえるだろう。