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人事の仕事は、社員の採用に関わる業務や、社員研修の企画・実施、人事異動や配属、給与の計算など、人に関わる業務を全般的に行う。一方、労務の仕事は日々の勤怠管理の他、社会保険や雇用保険の手続き、労働組合との交渉など専門的な知識が必要になるが、人事と労務を兼務する会社もある。いずれにしても、個人情報を取り扱う重要な仕事のため、社会人としての倫理観と責任ある行動が必要だ。また、社員の質は、業績アップにもダウンにもつながるため、経営的な視点で業務を行うことが求められる。
自分が採用した社員が職場で活躍し、業績アップに大きく貢献するときもある。したがって、人事には、人を見る目にたけ、冷静に短所と長所を分析できる力が求められる。また、社員の評価や給与のような個人情報も取り扱うため、秘密を守ることができる人でなければならない。労務は、社会保険や雇用保険に関する知識など、法律について学ぶ必要があるため、コツコツとものを覚えることの好きな人が向いている。