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家具職人は家具デザイナーの設計図を基に木製の家具を製造する。近年は機械での大量生産が中心になっているが、機能性とデザイン性にこだわったオーダーメードを求める顧客も増えているため、熟練した職人が今後も必要だ。また、以前はデザインから製造までを一任していたケースが多く、少数ではあるが現在でもデザイナーを兼ねている職人もいる。家具職人には技能を測る国家資格「家具製作技能士」の1級と2級があり、必須資格ではないが、取得しておくと知識と技術の証明になるだろう。
木材を傷つけずに工具や機器を扱う手先の器用さや、木材や家具の誤差や変化を感じ取る感覚の鋭さが求められる。家具を作る技術だけでなく、依頼主がどのような家具を求めているのかを聞き出し、くみ取る力も必要だ。家具職人と家具デザイナーを兼務する場合には、インテリアデザインに関する知識やCADの操作技術があるといい。