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「ボケ」と「ツッコミ」の話芸で人を笑わせる。寸劇の要素が強いコントでは、扮装して舞台装置や小道具を使うことが多いが、漫才はコンビやトリオで舞台に立ち、軽妙な会話のやりとりだけで、観客を爆笑させる話芸であることが特徴。ただし、コントと漫才の間に明確な境界線はなく、職業としても広く「お笑い芸人」と称されることが多い。資格や学歴に関係なく、完全な実力主義の世界。だが、舞台に立つためには芸能プロダクションなどに所属する必要がある。テレビ番組はオーディションなどを受けて出演するのが一般的だ。
個性的でインパクトのあるネタを作るためには発想力が必要とされ、独自の視点でものを見る観察眼を持った人に向いた職業といえる。また、漫才はコンビやトリオで行うことが一般的で、互いに何を考えているか、意思疎通を図る能力も重要だ。先輩たちの漫才から多くを学ぶためには、漫才という芸に対する尊敬の念と真摯な姿勢があるといい。