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建築分野の専門学校生が、香りや質感を楽しめる室内インテリアを製作

修成建設専門学校の課外活動のひとつ「Archi Lab.」では、2022年度から福祉分野を学ぶ大阪保健福祉専門学校の協力のもと、高齢者福祉施設と産学連携プロジェクトを実施しています。今回は福祉施設で暮らす認知症高齢者のために、室内インテリア用品を製作するプロジェクトを実施。半年以上かけて取り組み、2024年2月にようやく完成しました。

香りや手触りを楽しめる室内インテリア「安ら木」

修成建設専門学校には、学科を超えて授業外でも学べる課外活動「GATUN!PROJECT」があります。その内の1つ「Archi Lab.」では、「探求・探究」をテーマに幅広い取り組みを行っています。今回は、大阪保健福祉専門学校の学生の意見を参考に、高齢者福祉施設に飾るインテリア用品を製作。施設を利用する認知症高齢者が、手で触ったり香りを楽しんだりして、さまざまな楽しみ方ができる「安ら木~Yasuragi~」を完成させました。
安ら木は木の形にカットした2枚の木板を重ね合わせた、立体感があるインテリアです。カットは多様な加工ができる機械「shopbot」を用いて滑らかな曲線にし、利用者が思わず触ってみたくなる仕上がりです。
コンセプトは「施設内で過ごす利用者が、四季を感じられるインテリア」。たとえば春なら、桜の香りがするアロマの木箱や桜のモチーフを飾るなどして、季節によって飾る物を変えられるのも魅力です。
プロジェクトは2023年の6月から始動。Archi Lab.の学生が検討した案を大阪保健福祉専門学校の学生にプレゼンし、安全性や設置のしやすさ、用途の広さなど、福祉的な観点も踏まえてデザインを検討しました。

建築に関する課外活動を充実させ、学生たちのスキルを高める

修成建設専門学校は1910年に設立され、100年以上の歴史をもつ伝統校です。「ものづくりのプロフェッショナルになるために。なりたい自分になるために。」を教育ポリシーに掲げ、授業外もさまざまな経験が積める場を提供しています。
そこで力を入れているのが、課外活動の充実です。安ら木を制作したArchi Lab.をはじめ、構造力学が学べる「建築サイエンス研究会」や測量器具の操作方法を学べる「土木研究会」など、合計5つの個性的な課外活動が用意されており、学生たちは学科の垣根を超えて、好きな活動に取り組むことができます。
本格的に設計スキルを磨きたい人のためには、2017年に有志で創設された放課後クラブ「設計塾」があります。設計事務所で働くプロから直接学べることから人気が高く、プロが設計する際の思考プロセスを学べます。また、オリジナルの課題に取り組み、イメージを言語化したり作品を設計したりして、表現力を培います。時には先生たちの設計事務所に訪問し、実際の業務「オープンデスク」に参加できることもあるなど、より踏み込んだ活動内容が特徴です。
また、より学びたい学生の要望に応えるため、同校は在学中に別の大学にチャレンジできる編入学の試験対策も充実しています。対策講座は編入試験や大学院入試などで多数の実績を持つ中央ゼミナールが実施。模試の実施や面接指導、小論文対策などを無償(※1)で行ってくれます。
※1 テキスト代、模試代は別途。

この記事で紹介されている学校はこちら

◆ 修成建設専門学校
https://shingaku.mynavi.jp/gakkou/2391/

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