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「自分は心配屋だから……」それって本当!?
SPトランプで自分への理解を深めれば、患者さんとのコミュニケーションがより円滑に

リハビリテーションや治療には、患者さんとのコミュニケーションがとても大切です。同じ症例でも患者さんの性格に合わせ、気持ちに寄り添う柔軟な対応力が求められます。東京衛生学園専門学校のリハビリテーション学科には、コミュニケーション力を培うためのちょっと珍しい授業があります。

「自分って意外と真面目!?」あなたの知らない自分の一面に気づけるかも

1月下旬から始まる臨床実習に向け、リハビリテーション学科では「SPトランプ」の授業が行われました。SPとはサブ・パーソナリティのことです。カードゲームのトランプ同様、52枚のカードの中から、「ガンバリ屋」「はっきりさせたい白黒さん」「計算高い損得屋」など、ちょっと耳が痛いようなパーソナリティも書かれたカードの中から、自分にあてはまるカードを選びます。それを軸にそれぞれの性格の特徴や強み、弱み、そして成長課題などを見える化できるという、一種の自己分析方法です。自分の特徴を把握することで、他者との関係性、他者への効果的な対応方法などを客観的に理解することにもつながるとされており、リハビリテーション学科では、理学療法士に必要な「現場対応力」を高める目的で導入されています。
人はそれぞれパーソナリティ(特色・個性)を持っていますが、さて、自分が認識しているパーソナリティと、他人が感じているパーソナリティは一致しているでしょうか?「自分はわがままなところがあると思うけれど、周りからなぜかリーダーシップがあると思われている気がする」など、一致していないと感じたことは、誰しも一度は経験があるはずです。それもそのはず、人が持っているパーソナリティは一つではなく、さまざまなパーソナリティ(サブ・パーソナリティ)を備えているからだといわれています。

1953年創立の伝統校。医療人になるというあなたの夢をかなえるにふさわしい環境と実績

SPトランプの授業では、4人1組のグループになり、まず自分やグループのメンバーに備わっていると思うトランプを複数枚選びました。すると、自分が認識している自分と、他人が感じている自分の共通項や違いが見えてきて、学生たちからは戸惑いや驚きの声が。その結果をもとに、グループ内でディスカッションし、あらためてそれぞれのサブ・パーソナリティについて考え、メンバーに伝える……そんなプロセスで授業が進みました。臨床実習で関わる指導者(理学療法士)の先生、実習先のスタッフさんや、患者さんは、これまで関わったことがない人ばかりです。学生たちは緊張もする状況のため、不安やストレスを感じる場面があることでしょう。しかし、SPトランプで体験的に学んだ自己理解・他者理解・他己理解は、広い視野で前向きに人と関わっていく一助となるはすです。
そんな珍しい授業も取り入れている東京衛生学園専門学校。1953年創立の伝統校で「心ある、そして考える医療人」を育て続けてきました。同校でめざせるのは理学療法士、鍼灸マッサージ師、そして看護師です。同じ医療系の仕事を志す仲間が切磋琢磨することで、在学中からチーム医療の精神を養うことができます。お互い支え合う環境で、あなたの夢をかなえてみませんか。

この記事で紹介されている学校はこちら

◆ 東京衛生学園専門学校
https://shingaku.mynavi.jp/gakkou/3429/

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