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日本固有の畳は、藁(わら)を細かく縫い上げた「畳床」、イ草で織り上げられた「畳表」、表床を保護する「畳縁」でできている伝統的な床材である。畳には日本の風土に適した自然の素材が多く使用されており、畳職人が心地よい畳を丁寧に手作業で製作している。昨今では多様な材質が多いことや機械での生産も増えているため、手作業をする職人は伝統文化を守るべく貴重な存在となっている。職人には技能を測る資格として国家資格の「畳製作技能士」の1級と2級があり、どちらも畳1枚を製作する試験を受ける。
畳職人は畳を全て手作業で作るため、手先が器用な人や丁寧な作業ができる人に向いている。畳を作るための素材もたくさんあるため、素材ごとの特性や使い方などの知識も求められる。また、寸法とりの作業では平方根などの考え方が必要であるため、数学の知識が望まれる。