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室町・江戸時代より現在に受け継がれてきた伝統の技を発揮し、和傘・提灯・うちわ・扇子を作る仕事。いずれも、日本ならではの美意識が感じられる工芸品で、和紙と竹を素材にして形作られているのが特徴。古くから実用品だけではなく、歌舞伎や芝居の小道具、装飾・インテリアに使用されることも多い。繊細さの求められる手作業であり、例えば和傘の場合は、「骨組み」「和紙張り」「色・漆塗り」「仕上げ」といった工程を一人で担う。この職を志望するのなら、それぞれの生産地の工房やメーカーを探すのが早道だ。
和傘・提灯(ちょうちん)・うちわ・扇子、それぞれの制作技術が必要である。いずれの製品も薄い和紙を扱うため、手先の器用さや素材の微妙な手触りを感じ取れるような優れた手先の感覚が求められる。伝統的な制作技術や工程を理解するだけでなく、和紙や竹など、使用する素材の特徴や管理方法などに関する知識も必要だ。