高校生のための進学ガイド

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事前準備・持ち物・当日の回り方

事前準備でオープンキャンパスを最大限活用しよう

いざオープンキャンパスに参加したものの、資料をたくさんもらっただけで肝心なことが聞けなかった、学校の印象もたいして残らなかった……なんてことになってしまっては、限られた時間しかない受験生にとっては大きな損失。貴重な時間を使って参加するオープンキャンパスを、より有意義にするための秘訣は適切な事前準備です!オープンキャンパスでは、各種説明会や相談会、学食体験などイベントが盛りだくさん。これらのイベントは開催時間が設定されていたり、事前予約が必要だったりする場合もあります。オープンキャンパスを隅から隅まで回ることができるスケジュール例も紹介します。

オープンキャンパス攻略法~事前準備~

  • 事前準備でオープンキャンパスがより有意義に。他の受験生の一歩先を行こう

    半数以上の普通科高校で、今後自分が文系と理系の学問のどちらを学んでいくのかを選ぶ機会が設定されています。今後学んでいく分野を決めることは、大学進学のみならずその後の人生にも影響するという意味で、大変重要です。目先の受験だけにとらわれるのではなく、しっかりと情報収集をした上で周囲の人にも相談しつつ、じっくり検討するようにしましょう。

  • 参加する大学を決めよう

    思わぬ発見があるかも……少しでも興味があれば参加しよう

    同じ、もしくは似たような学部・学科名であっても、学校によって学ぶ内容は異なってきます。自分が本当に学びたい内容が学べるかどうかを知るためには、複数の学校のオープンキャンパスに参加して、学校ごとの学習内容を比較検討することをオススメします。まだ具体的に学部などが決まっていない人も、オープンキャンパスに行って模擬授業を受けたり、学校の空気に触れたりすることで「ここに行きたい!」という気持ちが芽生えることも。受験勉強のモチベーションアップにもつながるので、勉強時間との折り合いをつけつつ、少しでも興味がある大学のオープンキャンパスには参加してみましょう。

  • 事前予約が必要かどうかを確かめよう

    当日行ってみると予約制で入れない……こんなことがないようにしっかり確認しよう!

    学校やプログラムによっては、参加するのに事前予約が必要な場合も。せっかく足を運んだのに入れない、なんてことになっては受験生の貴重な1日を無駄にしてしまいます。気になる大学のオープンキャンパス情報は早めにチェックして、開催日時を確認するのはもちろん、予約が必要な場合は早めに予約しておきましょう。人気のあるプログラムはすぐに定員になってしまうこともあります。

  • 参加する大学のパンフレットを取り寄せよう

    オープンキャンパスは「質問を通じてより深く知る場」。参加前に大学のことを知っておこう!

    オープンキャンパスでは、先生や在学生に直接質問することも可能です。この貴重な機会を有効活用するためには、学校の基本的な情報をあらかじめ調べておき、その上で不明点やより詳しくより深く知りたいことを明確にしておくことが大切です。学校案内などのパンフレットはオープンキャンパス時に手に入れることも可能ですが、事前に取り寄せ、読み込んでおくことで、他の受験生と差がつく質問ができるのです。

  • テーマを決めよう

    盛りだくさんなプログラムの中から「これだけは絶対に知りたい」ことを決めておこう!

    たくさんの学部がある大学では、学部ごとにオープンキャンパスの日程が違う場合があります。またオープンキャンパスと一口にいっても、入試対策、公開授業、模擬授業、施設見学など、日程ごとにメインプログラムを分けて開催する場合もあります。志望度が高い大学の場合は異なるプログラムごとに何度も参加するのが理想ですが、それが難しい場合は「この大学のここが知りたい」という“参加テーマ”を決めておき、複数校のオープンキャンパスを効率よく回るようにしましょう。

  • チェックポイントをリストアップしよう

    テーマに沿ったチェックポイントをリストアップし、チェックし忘れを防ごう!

    事前に取り寄せた学校案内パンフレットやホームページなどで基本的な学校情報を調べたら、確認したいこと、質問したいことをリストアップ。オープンキャンパスで行われるどのプログラムで何が聞けるのか、この質問はどこでするかなども併せてリスト化し、チェックし忘れを防ぎましょう。

  • 大学までの交通手段を確認しよう

    通学も大学生活の一部。その大学の学生になったつもりで、通学をシミュレーションしよう

    オープンキャンパスは大学内部のことを知るためのものだけではなく、実際に“自宅から大学まで通ってみる機会”でもあります。通学にかかる時間と費用、乗換駅はどこか、最寄り駅から大学までバスはあるか、徒歩では何分かかるかなど、その大学の学生になったつもりでシミュレーションしてみましょう。「思ったより遠かった」「通学に費用がかかりすぎる」など通学状況にミスマッチがあると、せっかく合格した大学にあまり行かない、なんてことにもなりかねません。また、最寄り駅から大学までの街の様子も確認しておくと、学生生活をよりイメージしやすいでしょう。

オープンキャンパス攻略法~持ち物~

  • 持ち物をチェックしよう

  • 筆記用具

    アンケートに記入したり、説明会のポイントをメモしたり。なにかと書くことが多いので、筆記用具は必携です。

  • メモ帳・ノート

    先生や在学生から聞いたこと、気になったポイントや感想などをその場でメモ。スマートフォンのメモアプリを使用するのも手です。

  • 大学案内

    事前に入手したパンフレットも忘れずに持っていきましょう。交通アクセスを確認したり、説明会などの資料として役立ちます。

  • チェックリスト

    確認したいこと、質問したいことをまとめたリストを作成して持っていきましょう。解決したらその場で即チェック!

  • 大きなバッグ

    資料やパンフレットなど配布物が多いので、A4サイズが入る大きめのバッグを用意。折り畳みできるサブバッグを用意しておくのもいいでしょう。

とある高校生のオープンキャンパス当日のスケジュール

  • STEP1. 学部主催の説明会

    カリキュラムや学習内容をしっかりチェック。実際にその学部で教えている先生が説明してくれることが多いので、詳しい説明が期待できます。同じ学部名でも大学によって学べる内容が異なってくるのでしっかり聞いておき、疑問点は個別の相談会などで聞いてみるとよいでしょう。

  • STEP2. 学部生相談会

    在学生の生の声が聞ける貴重な機会。学習内容やキャンパスライフについてはもちろん、受験についての相談や、サークル活動や一人暮らしについて、アルバイトのことなど、なんでも相談に乗ってくれます。

  • STEP3. 食堂で昼食

    学食体験というイベントの場合もありますが、学生食堂(=学食)は自由に利用できる場合がほとんど。また、一カ所だけでなくファーストフード店や大手チェーン店が出店している場合や、有名ホテルのシェフが料理を作ってくれるなんてレストランも!メニューや価格も忘れずチェックしてみましょう。

  • STEP4.キャンパスツアー

    キャンパス内の施設や設備を案内してくれるツアー。学内見学などでは入れない施設を公開してくれることもあるので、要チェック。在学生がガイド役をつとめる場合が多いので、分からないことは気軽に質問してみましょう。

  • STEP5.サークル・部活見学

    サークルブースに行って在学生に話を聞き、サークル活動中の様子を見学させてもらいましょう。部活動の場合は練習内容、上級生・下級生の関係、レベルや活動実績などもチェック。入りたいと思えるサークルや部活があるか確認しましょう。

  • STEP6.大学構内・周辺を散策

    大学生気分になってキャンパス内を散策することで、普段の在学生の様子や学校のカラーなども肌で感じられることでしょう。キャンパスを出たら最寄り駅までの街の様子もチェック。学校帰りに立ち寄れる飲食店やスーパーなどがあるか確認しましょう。

事前準備・持ち物・当日の回り方に関するQ&A
  • 何時から行った方がいいの?

    オープンキャンパスをフル活用するには、朝一番や午前中がオススメです。模擬授業など定員のあるプログラムは、午前中の受付で整理券配布が終了してしまう可能性もあります。また、先生や在学生による個別の相談会や、少人数のグループごとに行うキャンパスツアーなども人気が高く、待ち時間がかかることも考えられます。さらに、体験したいプログラムが時間のロスなく連続して行われるとも限りません。その学校のことを真剣に知りたいなら、朝一番から参加し、1日をかけてじっくり見て回ることをオススメします。

  • 当日の服装は?

    制服でももちろんOKですが、大学生気分を味わえる私服の場合は清潔感があって動きやすい服と、歩きやすい靴を選ぶようにしましょう。