リハビリテーション学部

「長生きが幸せ」と言い切れる社会づくりに貢献

リハビリテーション学部・平野 孝行先生
リハビリテーション学部・平野 孝行先生

健康体力測定会などを開催

健康体力測定会などを開催

リハビリテーション学部では、キャンパス周辺地域の高齢者を対象に健康体力測定会を開催しています。参加者一人ひとりに測定結果の数値とデータから推測できる健康状態を説明し、健康の維持や改善に役立つ運動および日常生活でのアドバイスを行っています。
研究活動としては、高齢者でも楽しくできる「フラダンス運動」を用いた介護予防教室の効果検証を継続的に実施しています。こうした健康増進活動はキャンパスのある名古屋地区以外でも行っており、例えば高齢化率43%の山間農村部でも行っています。
これらの取り組みを通して参加者の健康を増進させるのはもちろん、活動や成果の広がりが高齢者の健康寿命の延伸へ寄与すると考えています。

地域活動における理学療法士の可能性とは?

地域活動における理学療法士の可能性とは?

健康増進活動は、幅広い年代の人々の健やかな生活に役立っています。高齢者の方には、現在の体力や運動機能の状態を把握してもらうことで健康維持促進への意欲を高め、適切な運動の実施を推進。同時に、認知機能検査などによる認知症予防の活動も実施しています。一般成人の方にはメタボリックシンドロームに関連する体脂肪量、筋肉量、体格指数や筋力などをアドバイスすることで、高齢期以前からの健康増進へと導いています。このように高齢者の健康長寿への働きかけや効果検証を行うとともに、さらに一歩進んだ取り組みも検討しています。「病院や施設での治療業務が主である理学療法士が、予防や健康増進、地域活動などに今後どう関わることができるか」ということです。年齢を重ねても住み慣れた地域や住まいで自分らしく暮らすAging in placeの実現と継続のためにも、ぜひ挑んでいきたいテーマです。

人が好きで愛することができる方に

人が好きで愛することができる方に

この研究の進め方として、まずは対象者一人ひとりの各身体機能を捉えます。次に、その方の生活や環境、地域などにも目を向けます。その上で、社会との関係や制度からも検討するような広い視野と考えへとつなげていきます。このように一つひとつの段階を慎重かつ丁寧に進めていくことで、その過程にある問題を発見し、解決する方策を考えられるようになっていきます。リハビリテーション学部は医療・保健・福祉に興味のある人に適しているのはもちろん、その資質としては「人が好きで愛することができる」人と言えるでしょう。最初のうちは、ほんの小さなことでも構いません。人のために何かができることに喜びを感じられる人は、学生時代も、卒業後も、きっと社会に貢献できます。医療、健康と福祉の世界で、心が触れあう仕事がしたい。そんな思いを応援します!

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