コンピュータ・WEB・ゲーム分野の職業
Webデザイナー
ハイライツ株式会社
アシスタントデザイナー
千坂 日向子さん
Profile![]()
入社年
2025年
出身
大阪府
学生時代専攻していた学部学科
造形学部デザイン学科(グラフィックデザイン専攻)
今の職業を目指したきっかけ
昔から絵を描くことが好きで、将来は「デザインに関わる仕事に就きたい」と考え、美術系の高校・大学へ進学しました。大学では幅広い課題に取り組む中で「ブランディングデザイン」という分野に出会い、企業や商品の世界観や考え方、その先の展開までを一つの「ブランド」としてデザインしていくことに大きな魅力を感じました。その中で、「ブランドの魅力をより多くの人に届けるにはどんな手段があるのか」と考えるようになり、Webに接する時間が増えたコロナ禍をきっかけに、Webの可能性を強く感じるようになりました。ブランディングデザインで考えた世界観や意図を形にし、届けていく役割を担えるのがWebデザインだと感じ、Webデザイナーを目指すようになりました。
Q.仕事内容を教えてください。
リサーチから制作まで。
魅力が伝わるWebデザインを考える
企業のホームページや商品やサービスのキャンペーンサイト、Web広告などを制作しています。まずは、制作するサイトの業界背景や競合となる企業や商品のデザインを調べ、「どのような情報や表現が求められているのか」を整理します。その内容をもとにレイアウトの検証等を行い、デザイン制作を進めていきます。案件によっては、イラスト制作を担当することもあります。また、広告代理店やクライアント(広告主)とのやり取り、制作したデザインをSNSで発信するなど、デザイン以外の業務にも関わっています。Webサイトは、そのブランド全体の印象を左右する存在です。単に見た目を整えるだけではなく、「誰に、どのような印象を持ってもらいたいのか」「どんな行動につなげたいのか」を意識しながら、魅力が伝わるデザインを考えています。
Voice!
休憩時間や仕事終わりには、推しの動画を見て過ごすことも。推しの誕生日には有給を取ることもあり、自分なりのリフレッシュ方法の一つです。頭を使う時間が多い職種なので、好きなものに触れることで良い気分転換になっています!
Note1
デザインで一番力を入れているのは「リサーチ」
すぐにデザインを作り始めるのではなく、まず情報を集めるところから始めています。その業界の特徴や、これまでどのような表現がされてきたのかを把握したうえで、「どの情報を、どの順番で伝えるべきか」「どんな見せ方が適しているか」を整理します。そうした下準備をしておくことで、実際に手を動かす段階でも迷いが少なくなり、結果的に伝わりやすいデザインにつながると感じています。一方で、なじみのない業界の場合は、調べる範囲が広くなり、時間がかかることも。そんなときは調べ方を変えてみたり、周囲に相談したりしながら、柔軟に進めるようにしています。
Note2
日常のインプットが、仕事の引き出しになる
仕事に生かすため、日頃からインプットをすることも心がけています。展示会に足を運んだり、SNSでデザイン事例をチェックしたりと、情報に触れる機会はさまざまです。参考になりそうだと感じたものは「見て終わり」にせず、後から見返せるように写真や画像を保存してストックしています。ビジュアル面のインプットはWebやSNS、レイアウトや考え方を学びたいときは本、というように、目的に応じて使い分けています。
Q.1日のスケジュールは?
ミーティングがある日の1日!
\スタート!/
10:00
始業
メールやチャットを確認し、ミーティングの有無や締切りのスケジュールを把握して、「今日はどの作業を、どの順番で進めるか」を朝のうちに整理します。
10:10
作業開始
リサーチやデザイン作業を進めます。アイデアがまとまらないときは、紙にラフを描いて考えることも。
13:00
お昼休憩
お弁当を持参し、社内でサッと食べることが多いです。食べた後は、デザイン関連の本を読んだり、調べものをしたりして過ごします。
14:00
作業の続き
午前中に整理した内容をもとに、リサーチやデザイン制作を進めます。進行中のタスクを確認しながら、優先度を意識して作業しています。
16:00
ミーティング
先輩や上司に進捗状況を確認してもらい、方向性や修正点について相談します。「なぜこのデザインにしたのか」「どんな参考を見て考えたのか」を共有しながら、フィードバックをもらいます。
17:00
修正作業
ミーティングでいただいた意見をもとに、リサーチやデザインの修正・調整を行い、より良い表現を探していきます。
19:00
終業
退社前には、翌日のタスクを確認します。急ぎでない場合は、デザインを一晩寝かせて翌日に見直すことも。時間を置くことで、より客観的に判断できると感じています。
Q.お仕事に必要なスキルは?
インプットを続け、
試行錯誤を楽しめること
日頃からさまざまなことをインプットする姿勢がとても大切だと思います。学生時代から展示を見に行ったり、デザインをチェックしたりする習慣はありましたが、仕事を始めてからは「ただ見る」だけではなく、「どこが良いと感じたのか」「なぜ惹かれたのか」を意識して見るようになりました。また、デザインは一度で完成することはほとんどなく、何度も検証や修正を重ねながら進めていくため、粘り強さや試行錯誤を楽しめることも欠かせません。制作の過程では、「なぜこのデザインにしたのか」「どこをどう改善したいのか」を言葉で説明する場面も多いので、自分の考えを整理して伝える力の大切さを実感しました。デザインすることだけでなく、考えを共有することも、この仕事の大切な要素だと感じています。
Q.お仕事の魅力を教えてください。
デザインが
「誰かの体験の一部」になる瞬間
自分が関わったWebサイトが公開され、実際に検索して表示されるのを見ると、「世の中に出たんだ」と実感できるところに魅力を感じています。以前、両親が行く予定のイベントのWebサイトを制作したことがあり、「実はこれを作ったから、ぜひ見てね」と伝えたところ、驚きながらも喜んでくれたのが印象に残っています。そのWebサイトをきっかけにイベントの情報を知り、足を運ぶ人がいると考えると、デザインを通して誰かの行動につながっていることを実感します。このように誰かの体験の一部になっていくところまで含めてデザインできることに、この仕事ならではの魅力とやりがいを感じています。
高校生へメッセージ
迷っている時間も、きっと無駄にはならない
もし今、やりたいことがはっきり決まっていなくても、焦る必要はないと思います。いろいろなものを見たり、気になることに挑戦してみたりする中で、自分の「好き」や「興味」が見えてくるはずです。また、やりたいことが明確にある場合は、その道に進むために何
が必要なのかを調べてみるのも大切。悩む時間も含めて、一つひとつの経験が、きっとこれからの自分につながっていくと思います。
※記事内容は、2026年1月取材時点のものです。