職業人図鑑_コンピュータ・Web・ゲーム分野_サウンドデザイナー(ゲーム効果音)

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コンピュータ・Web・ゲーム分野の職業

サウンドデザイナー(ゲーム効果音)

株式会社スクウェア・エニックス
サウンド部 サウンドデザイナー

久保田 真梨くぼた まりさん

Profile

入社年
2020年

出身
埼玉県

大学時代専攻していた学部学科
音楽学部 器楽専攻(ピアノ)

Q.仕事内容を教えてください。

世界観に合わせて
あらゆる音を制作&実装

私は入社初年度からゲームの「効果音制作」と「実装」を担当しています。効果音とはキャラクターの足音や攻撃音、エフェクティブな魔法の音、川や草木の音などの環境音、ドアや宝箱などのギミック音、カットシーン、トレーラーなど映像に合わせた音、メニューやボタン操作時のシステム音など。とても多岐にわたります。 このような効果音をゲームの世界観に合わせて制作し、それらを実装しています。実装では音量や聞こえる範囲、発音数など、ゲームの状況に合わせて繰り返しデバッグ(動作に不具合がないか確認・修正)をしながら細かく調整しています。実際は、制作よりも この実装作業をしている時間のほうが多いかもしれません。

Voice!

voice

制作や実装時は、いつもチームの人と相談しつつ、意見を交わしながら作業を進めています。 私としては「ゲームにおける様々な場面で音にどのような存在感を持たせたいか」「音を通してプレイヤーに何を伝えたいのか」ということを常に意識し、大切にするよう心がけています。

Other1

実際の音を録音して加工することも

制作には、主に専用の音楽ソフトやDTM(デスクトップミュージック)で打ち込んだりするのですが、実際にモノを動かして「生きた音」を録音することもあります(フォーリー)。また、自分の声を録音して加工し、モンスターボイスなどにすることもありますよ。 私も参加したことはあるのですが、まだ採用されたことはありません(笑)

Other2

制作に行き詰まったら違う作業を挟んでみる

ソフト1本における効果音は膨大な数が必要になるため、いかにクオリティを維持しながらも効率的に進められるかが重要になります。 制作面で悩むことはよくありますが、やみくもに取り組んでもいいものはできないので、リフレッシュのためにデバッグなどの別の作業を挟むようにしています。 そうやって行き詰まった時の対処法を知っておくのも、効率的に作業するためには必要だと思います。 また、一日の中で自分の集中力が一番高いと思う時間帯に、優先度の高いタスクや難易度の高い作業を割り当てるようにしています。

Q.1日のスケジュールは?

在宅勤務の日の1日!

1日の
\スタート!/

11:00

始業

業務で必要なデータを取得しつつ、メールやメッセージの確認作業を行います。その日のタスクの優先度と大体の時間配分を決めます。

11:30

制作作業

スケジュール的にタスクの優先度が高いものから作業していきます。

13:00

お昼休憩

家にあるもので簡単に済ませることが多いです。最近はコンビニのカニかまにハマっています(笑)

14:00

実装作業

制作した音をゲームに実装します。デバッグして音量や聞こえる範囲、タイミングなどを細かく確認し、調整していきます。

16:00

ミーティング

作業の進捗報告、スケジュールの確認、情報共有などをチームメンバーと行います。上司や先輩方とのコミュニケーションの場としても良い機会となっています。

17:00

制作・実装作業の続き

朝に確認したタスクをもう一度振り返り、また、その日に追加で依頼された作業との兼ね合いも考慮して終業まで効果音制作と実装作業を進めます。

20:00

終業

業務終了。始業・終業の時刻は柔軟な設定で、繁忙期は残業することもあります。今日もお疲れ様でした!

Q.お仕事に必要なスキルは?

何事もポジティブに取り組む姿勢
持つことができれば仕事が楽しくなる

探求心が旺盛で興味を持ったことに対して「やってみよう!」と行動に移せる人が、この職業に向いていると思います。新しいサウンドデザインを模索してみたり、それを実現するにはどうすればいいかを考えてトライしてみたり……。また、業務の中では、それまで使ったことのないより高度な専門知識や技術が求められる場面もあります。そういった時に、新しい知識・技術の習得に前向きな姿勢を持てると、自身のスキルアップにもつながり、やってみたいことも増えてどんどんお仕事が楽しくなると思います。私自身も、今後も幅広く、さまざまなゲームに関わっていけるように頑張っています。

Q.お仕事の魅力を教えてください。

世界中の人がプレイする様子を見ることが
また頑張ろうというモチベーションになる

ゲームはプレイヤーそれぞれの操作によって変化し、独自の体験ができるという点が特徴であり、さらにサウンドデザイナーというお仕事は音で様々な表現をして世界中の人にワクワクや感動を届けられる素敵な職業です。プレイしていて気持ちのいい音の聞こえ方やタイミングを考えたり、世界観にマッチした自然な音の表現を目指したり、それぞれのゲームのコンセプトに合わせて音のデザインを工夫したり。どうすればゲーム体験をより魅力的なものへと高めることができるのかを、サウンドの観点から日々試行錯誤することが本当に楽しいです。私はこれまで主に『FINAL FANTASY XIV』『FINAL FANTASY XVI』に携わりました。このような、たくさんの人が遊んでくれるタイトルに関われるというのはとても貴重な経験であり、大きなやりがいです。

※記事内容は、2023年11月取材時点のものです。