医療・歯科・看護・リハビリ分野の職業
薬剤師
日本調剤
駿河台薬局
森田 帆華さん
Profile![]()
入社年
2025年
出身
東京都
学生時代専攻していた学部学科
薬学部 薬学科
今の職業を目指したきっかけ
月経痛に悩んでいた友人が、薬剤師の親身な対応をきっかけに受診して、病気を早期発見できたという話を聞いたことがきっかけです。この経験から「生活の中で最も身近な場所で、人々に寄り添える医療従事者は薬剤師だ」と確信しました。病気の予防や日々の体調不良など、早い段階から地域の方々を支え、必要な医療へと導く架け橋になりたいと思い、薬剤師を目指しました。
Q.仕事内容を教えてください。
患者さまの健康を守る最後の砦として
調剤や鑑査を行う薬のスペシャリスト
薬剤師の仕事は、大きく分けて処方監査、調剤、薬剤鑑査、服薬指導の4つがあります。なかでも特に重要なのが、医師が発行した処方箋に誤りや不適切な点がないかを確認する処方監査と、患者さまが安全に薬を服用できるようサポートする服薬指導です。健康を守る最後の砦として、患者さまの体調や薬歴、膨大な医療データなどをもとに処方内容を慎重に確認し、必要があれば医師へ問い合わせや、提案を行います。
Voice!
薬剤師の仕事は「調剤して薬を渡すだけ」と思われがちですが、実は、がん治療や漢方、市販薬、生活習慣病など、さまざまな専門分野があります。それぞれの分野で知識や技術を磨き、自分の強みを活かしながら、多様なキャリアを築けることも、大きな魅力です。
Note1
安全な薬物療法を支えるために毎日知識をアップデート
患者さまに適切な説明を行い、処方された薬の種類や量が本当に適切かを判断するためには、薬や病気についてしっかり理解しておく必要があります。そのため、薬学や店舗運営について学べるeラーニング研修や、製薬会社が開催する勉強会に参加し、日々新しい知識を身につけています。前日に学んだことを、翌日すぐに患者さまへ説明できたときは「勉強してよかった!」と嬉しくなりますね(笑)。
Note2
必要な情報を患者さまから引き出す生きたコミュニケーションが重要
病院や薬局を訪れる患者さまの中には、自分の症状や困っていることを積極的に話していただける方ばかりではありません。言葉数が少ない方や、体調が悪くてうまく説明できない方もいらっしゃいます。だからこそ、お薬を安全に使っていただくためには、必要な情報を優しく聞き出すコミュニケーションが欠かせません。先輩の対応を参考にしながら、患者さま一人ひとりと寄り添った声かけを心がけています。
Q.1日のスケジュールは?
身近な距離で患者さまに寄り添う薬剤師の1日!
\スタート!/
9:00
出社
届いた薬の検品や棚詰めを行います。店舗ミーティングでは、前日の引き継ぎや当日の外来業務・在宅訪問のスケジュールなどを共有します。
9:30
外来業務
処方監査や調剤、服薬指導など、来局された患者さまの対応を行います。
13:00
ランチ
仲のいい先輩や同僚と、職場近くのごはん屋さんを開拓しています!
14:00
テレフォンフォロー、外来業務
患者さまがきちんと薬を服用できているか確認し、お困りごとがあればサポートをします。自宅療養中の患者さまのお宅には実際にお伺いし、服薬指導や薬の管理のお手伝いをすることもあります。
16:00
自己研鑽(eラーニング)
社内の教育プログラムを活用し、日々更新される薬学や店舗運営の知識を学びます。より良い医療を提供するため、勉強は欠かせません。
17:00
在宅訪問報告書・トレーシングレポート作成
在宅訪問報告書や、医師へ服薬状況を共有するトレーシングレポート(服薬情報提供書)を作成・送信します。
18:00
退勤
仕事終わりは、同期と一緒に晩ご飯を食べにいくことも多いです!
Q.お仕事に必要なスキルは?
患者さまの価値観や背景を理解して
より良いサポートに繋げる
病院や薬局には、さまざまな年齢や生活環境、価値観を持つ患者さまが来局されます。そのため、「自分とは違う価値観がある」ということを理解し、相手の立場に立って考える力がとても大切です。学生のうちから、年齢や背景の異なる方々と積極的に関わり、さまざまな価値観に触れておくことで、将来、一人ひとりに合わせた、幅広い視点からのサポートができる力につながると思います。
Q.お仕事の魅力を教えてください。
1番身近な医療従事者として
患者さまやご家族のお役に立てる喜び
在宅訪問で認知症の患者さまを担当した際、お話を伺う中で、貼り薬を正しく使えず、ご友人へ配ってしまっていることに気づきました。そこで、貼り薬から飲み薬への変更や、一回分ずつ袋にまとめる方法を医師やケアマネジャーへ提案し、処方を見直していただきました。その結果、患者さまが適切に服用できるようになり、ご本人やご家族、担当医から「いつも丁寧にみてくれてありがとう。森田さんに任せれば安心です」と声をかけていただきました。患者さまとの信頼関係を築き、支えられたと実感できることが、薬剤師という仕事の大きな魅力だと感じています。
高校生へメッセージ
頑張る自分を支える、心と体の取扱説明書を作ろう
勉強や部活を頑張っている高校生の皆さん、本当にお疲れ様です。部活でも趣味でも構いません。「これをやると元気になる!」という、自分なりのリフレッシュ方法を見つけてみてください。自分の心と体の“取扱説明書”
を早いうちに作っておくことは、これからの人生できっと大きな支えになります。体調を崩したときはもちろん、不安なことや病院に行くべきか迷ったときは、ぜひ気軽に薬局を頼ってくださいね。
※記事内容は、2026年7月取材時点のものです。