職業人図鑑_福祉・介護分野_児童福祉司

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福祉・介護分野の職業

児童福祉司

東京都児童相談所

R.Yさん

Profile

入職年
2023年

出身
神奈川県

大学時代専攻していた学部学科
国際学部国際学科

Q.仕事内容を教えてください。

各種相談に応じてニーズを捉え
適切な援助活動を行う

児童相談所は、子どもの福祉を図りその権利を擁護することを目的に、課題を抱える子どもと家族を援助する専門の相談機関です。業務内容は、相談や通告の受付、調査・診断・判定、援助指針作成(課題を明確にし改善の方策を立てる)、その実践(子どもやご家庭への直接的な支援)など多岐にわたり、関係機関と連携・協働してケースワークを行い、支援に当たっています。そのほか会議や面接等の記録や、保護者に通知する文書・関係機関に送付する資料の作成等の事務作業も行います。

Voice!

voice

連携する関係機関が多く、制度や法令も複雑なので、新任職員の方に向けた研修が充実しているのが特徴だと思います。中途採用である私も入職後に手厚い研修を受けられており、今も日々勉強です!

Note1

困っている人のためになりたい
という一心で児童福祉司を志す

この職業を目指した当時は児童相談所の職員募集が少なく、まずは別の地方自治体の福祉職に応募しました。経験を積む中で、児童に関する現場経験を重ねたいとの思いから、続いて公益社団法人の多機能型事業所(障害者支援事業)の運営に携わるように。そんな時、子どもが虐待によって亡くなるニュースを目にしました。個人的には誰の責任かという視点ではなく、何が足りなかったんだろう?という大きな問いが生まれました。考えても結論は出なかったですし、自分に何かできる自信があったわけでもないのですが、何か自分に力になれることはないかと考えた時に、児童相談所で仕事をすることを目指しました。

Note2

業務の中でもとくに重要なのは
相手の気持ちを想像すること

実行するのがとても難しいのですが、「目の前のその人を分かったつもりにならない(無知の知)」「相手の気持ちを想像する(自分が同じ立場だったらどう感じるかを考える)」ということを心がけています。保護者や家族に対して、時には厳しいことを伝えなければならない場面があります。ただ、その際もひとりよがりにならないように、相手にきちんと伝え納得してもらえる言葉を考えるのが大切なポイントだと思っています。

Q.1日のスケジュールは?

施設訪問がある日の1日!

1日の
\スタート!/

  9:00

始業

その日のスケジュール確認、出張申請などを行います。

10:00

会議出席・パソコン作業

援助方針会議と呼ばれる所内全員参加の会議が週に1回行われます。

12:00

お昼休憩

フリーアドレス制で、その時々で隣に座る職員が変わるため、ランチをしながら隣の職員と意見交換しています。

13:00

パソコン作業

引き続き、記録の入力、決裁文書の作成などを行います。

14:00

移動・関係機関の訪問

職員はエリアごとに担当が分かれており、ほぼ毎日、家庭訪問、学校や施設の訪問、子どもや保護者との面接などのために外に出かけています。

17:45

終業

本日もお疲れ様でした!

Q.お仕事に必要なスキルは?

1つの問題を考えすぎないよう
気持ちの切り替えの早さも大事

この職業は対人援助を行う仕事なので、人が好きで、その人そのものに興味を持てる人が向いていると思います。援助する対象者は、さまざまな背景や事情を抱えており、考え方や物事の捉え方は一人ひとり違います。だからこそ学生のうちから多くの人と交流し、色々な考え方に触れる機会は大切だと思います。また、意外に感じるかもしれませんが、自分を知ることも大切です。自分の長所や強みといった自己分析ができると、対人援助をする際も役立ちます。児童福祉司を目指すならば、児童福祉に関する学び、社会福祉士等の資格取得に励むのもいいと思います。この仕事はケースによって対応の仕方がさまざまで、より良い方向へ導けているか毎回悩みながら向き合っています。ただ、絶対的な正解があるものではないので、考えすぎてしまうのもよくないです。自分は考え込んでしまうタイプで、一人で抱え込んでしまいがちなのですが、担当するケースも多いため遠慮せずに周りの人を頼って相談するのも大事だと気づきました。

Q.お仕事の魅力を教えてください。

児童福祉司は
子どもと家族の未来を創る仕事

児童相談所は、子どもや保護者の課題をクリアにして支援をしていくことが役割の1つです。当事者は何らかの困っていることがあり、気持ち的にもしんどさ、苦しさを抱えていることが多いのですが、「本当はこうしたい」「こうなったらいいな」という当事者の希望を実現するためには何が必要かを一緒に考えます。その希望を叶えるべく動いていく中で、子どもや保護者が前に進もうとする姿を目の当たりにした時、自分自身が励まされることがあります。困難な状況にある当事者から自発的に出る前向きな言葉に、本来サポートすべき役割の自分が逆に力をもらう、そんな瞬間にやりがいを感じます。

※記事内容は、2024年11月取材時点のものです。