旅行・ホテル・ブライダル・観光分野の職業
ツアープランナー
ビッグホリデー株式会社
トラベル営業部
佐藤 拓海さん
Profile![]()
入社年
2024年
出身
東京都
学生時代専攻していた学部学科
文学部アメリカ文明学科
今の職業を目指したきっかけ
コロナ禍での価値観の変化でした。以前は飲食店の副店長として働いていましたが、感染症拡大の影響による業界の変化に厳しさを感じ、「もっと楽しく働きたい」と考えるように。そんな現状を変えたいと「思い切って旅に出てみよう」と決意。3か月間ヨーロッパを放浪しました。そこで、異文化に触れる楽しさや旅の計画を立てる面白さを知り、「この魅力を多くの人に伝えたい」と思うようになりました。その経験がきっかけとなり、旅行業界へ転職することを決意しました。
Q.仕事内容を教えてください。
おもにファンクラブツアーの
企画・手配・運営を行う
当社では、旅行代理店向けのツアーの企画も行っていますが、私はおもにアイドルやアーティストなど音楽系のファンクラブ向けツアーの企画・手配・運営を中心に担当しています。まず、タレントさんや事務所、ファンクラブの希望をヒアリングし、それに基づいて観光地や宿泊施設、移動手段を手配します。スケジュールを組む際には、移動時間や予算、現地の混雑状況などを考慮しながら、最適なプランを作成します。ツアーの準備は通常4か月前頃から始まり、細かい調整を進めながら1か月前にはほとんどの準備を完了させます。タレントさんや事務所の要望に応じながらも、現実的なスケジュールを組み、円滑に進行できる調整力が重要になります。しかし、どれだけ綿密に計画を立てても、希望するホテルの予約が取れなかったり、施設の都合でプランを変更せざるを得なかったりすることもあります。そうした制約の中でプランを練り直し、スケジュールを組み直す柔軟性も必要になってきます。
Voice!
プライベートで旅行をしている際も、魅力的な観光地を訪れるとツアーに活かせないかと考えてしまい、気づけばファンクラブツアーのシミュレーションをしていることがよくあります!
Note1
ツアーの告知ページを
作るのも仕事の一部
公式サイトに掲載するツアーの詳細や魅力を伝えるページを制作したりします。学生時代に個人サイトを運営していた経験があり、その時に学んだHTMLやCSSの知識を活かして、ページを編集しています。自分で作ったページがきっかけでツアーに申し込んでくれるお客様がいると、すごくやりがいを感じます。見せ方や言葉の選び方ひとつで、お客様の興味を惹きつけることができるので、細部までこだわるようにしています。
Note2
当日はスタッフとして
ツアーに同行するまでがセット
ツアー当日には、イベントスタッフとして同行することもあります。参加者の案内や現地での進行管理を行い、ツアーがスムーズに進むようサポートします。ツアーには、40人から、多い時で400人のファンが参加するため、事前の打ち合わせが非常に重要です。「そこまでやるの?」と思われるかもしれませんが、自分が企画したツアーでファンの皆さんが楽しそうにしているのを見ると、本当に嬉しくなります!
Q.1日のスケジュールは?
デスクワークの日の1日!
\スタート!/
9:50
出社
普段は始業の10分前には出社します。平均して月に1回程度はツアーに同行する機会があります。
10:00
始業
メールチェックやツアーの募集状況確認などを行います。
11:00
ツアー行程作成
観光地の調査やイベント企画案の構想をします。
14:00
お昼休憩
最近体重が増えたので痩せなきゃと思ってはいるんですが、ついついラーメンやハンバーガー等を食べてしまいます(笑)。
15:00
ミーティング
社内やクライアントを交えての行程案プレゼンテーションなどを行います。
17:00
行程案の修正
ミーティングでのフィードバックをもとに行程案の修正、出発案内の作成、その他手配業務、お客様対応などを行います。その後、資料の見直しと翌日の業務をまとめます。
19:00
終業
本日もお疲れ様でした!
Q.お仕事に必要なスキルは?
ツアー企画のポイントは
新しい発想と柔軟性がカギ!
タレントさんや事務所の希望に応じたツアーを企画するには、常に新しいアイデアを考え、楽しさを提供することが求められます。同じツアー内容を繰り返しているだけでは飽きられてしまうため、観光地の情報をこまめに更新し、より魅力的なプランを提案する必要があります。そのためには、普段からさまざまなことに興味を持ち、新しい知識を積極的に取り入れることが重要です。ツアーの企画段階では、タレントさんや事務所と「ここに行ったら楽しいのでは?」「こんなイベントを企画したら盛り上がるかも」と話し合う時間がとても楽しく、仕事の大きなモチベーションになっています。タレントさん自身がツアーの楽しさを発信し、それが広がっていくのを見るのも嬉しい瞬間の一つです。また、ツアープランナーはデスクワークだけでなく、ツアー当日にはスタッフとして同行することもあるため、長時間の移動や立ち仕事にも対応できる体力も求められます。ツアーがスムーズに進むように参加者を誘導する役割も担うため、臨機応変に対応できる判断力も必要です。
Q.お仕事の魅力を教えてください。
ツアープランナーの一番の魅力は「自分のアイデアを形にできること」
ツアープランナーとして最もやりがいを感じる瞬間は、自分が企画したツアーが成功し、参加者が楽しんでいる姿を目にした時です。とくに初めて主体となってファンクラブツアーの行程を作成した時の達成感は忘れられません。それまでは上司の補助的な業務が中心でしたが、入社3か月後に初めて日帰りバスツアーの企画を任されました。タレントさんや事務所の意向、予算、スケジュールなどの制約がある中で、何度も調整を重ねながら最適なプランを考えました。苦労の末に無事ツアーを実施でき、参加者が楽しんでいる様子を直接見た時は、大きな達成感を覚えました。さらに、ツアー終了後にSNSで「この企画が楽しかった!」「最高の思い出になった」といった感想を目にすると、自分の仕事が多くの人の喜びにつながっていることを実感できます。また、自分のアイデアを取り入れた部分が評価された時は、努力が報われたように感じます。この仕事の魅力は、単に旅行の行程を組むだけではなく、「思い出に残る体験をデザインする」ことにあると思います。
高校生へメッセージ
経験はすべて自分の力に! 挑戦することが未来につながる
進路を考える時に、何が正解なのか分からず悩むこともあると思います。でも、まずは興味のあることに挑戦してみることが大切です。私も「とりあえずやってみる」精神でさ
まざまな経験を積んできました。それが今の仕事にすべて活かされています。どんな経験も無駄にはならないので、楽しみながら色々なことにチャレンジしてみてください!
※記事内容は、2025年1月取材時点のものです。