職業人図鑑_保育・こども分野_ベビーシッター

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保育・こども分野の職業

ベビーシッター

サンフラワー・A株式会社
こども事業部

越田こしだ音々ねねさん

Profile

入社年
2021年

出身
福井県

学生時代専攻していた学部学科
幼児教育学科

Q.仕事内容を教えてください。

子どもの年齢や発達に合わせて
日常生活をサポートし、遊び相手になる

お客様のご自宅を訪問し、安全に配慮しながら、子どもの保育と日常生活のサポートをします。具体的には、遊び相手、保育園や習いごとへの送迎、食事・排せつ・入浴などのサポート、寝かしつけ、乳幼児なら授乳やおむつ交換なども。夕方からお預かりすることが多いので、保育中の遊びは家の中でできることが中心です。折り紙、塗り絵、工作、シール貼りなどが多いですね。どれも軽くて持ち運びやすく、子どもが夢中で取り組んでくれるので重宝しています。保育中の子どもの様子を伝える「保育記録」の作成も大切な仕事です。食事や遊びの内容、睡眠、排せつなどについて細かく記録し、保護者と会社の本部に共有します。

Voice!

voice

子どもが好む遊びは年齢や性格によってさまざまで、流行りや季節によっても変わるので、新しい遊び方を定期的にインプット。保育雑誌や子ども向けの雑誌を読んだり、ネットで調べたりして日々勉強しています。

Note1

子どもの様子をよく観察し、
安心して過ごせるよう関わり方を調節する

ベビーシッターは一対一で子どもと関わる時間が中心となるため、その場での関わり方が安心感や過ごしやすさに直結します。そのため、目の前の子どもの仕草や表情、話しかけたときの反応などをよく観察し、気質や機嫌、体調などに合わせて関わり方を調整することを大切にしています。例えば「今日は慣れるのに少し時間がかかりそうだな」と感じた場合は、最初から積極的に遊びに誘うことはしません。私がシール貼りなどを一人で楽しそうにやっていると、自然と興味を持って近くに寄ってきてくれることが多いので、無理強いせず本人のペースを尊重しています。

Note2

保育園での正解が家庭での正解とは限らない
「いつも通りの過ごし方」を尊重し寄り添う

ベビーシッターになった当初は、ご家庭によって異なる生活のあり方や子どもの様子に戸惑うこともありました。例えば、あるご家庭で4歳の子が床に寝転びながらお菓子を食べようとしたんです。保育園であれば椅子に座るよう促しますが、ご家庭にはご家庭のルールがあるため、注意すると普段の過ごし方を否定することになるのでは、と葛藤しました。そうした経験を重ねるうちに、「ベビーシッターの役割は、保育者の価値観に子どもを当てはめるのではなく、ご家庭の中で安心して過ごせるようにサポートすることだ」と思うように。今は、安全を第一に考えながらも、ご家庭の方針を尊重しています。ベビーシッターと保育園、それぞれに求められる役割の違いを意識することで、子どもとの関わり方の幅が広がり、成長できたと思います。

Q.1日のスケジュールは?

保育園の後にお預かりする1日!

1日の
\スタート!/

10:00

出勤

1日8時間勤務になるよう、お預かり開始の時間から逆算して本部に出勤します。出勤後は、予約状況や訪問する家までの交通経路などを確認します。

11:00

事務作業

本部で事務作業をします。

14:00

出発

保育に必要な準備をし、現場へ向かいます。

15:30

保育園へお迎え

お子さんを保育園へ迎えにいきます。保護者の代わりに、当日の園での様子を保育士からよく聞いて、笑顔でお迎えします。

16:00

習い事先へ送る

移動中は安全面に十分配慮しながら、お子さんの気持ちにも目を向けます。習い事に気持ちを切り替えられるよう、声かけや関わり方を工夫しています。

18:00

ご自宅へ送迎

帰宅後の流れを見据えながら、安全に配慮して送迎します。疲れが出やすい時間帯なので、無理のないペースで過ごせるよう意識しています。

18:30

夕食提供

ご家庭の方針に沿いながら、保護者が事前に用意した料理を温め直すなどして、食事の準備を整えます。その日食べたものや食事量などをチェックしながら、楽しく食事できる雰囲気をつくります。

19:00

入浴

安全面に細心の注意を払いつつも、リラックスできる入浴時間になるよう関わっています。ご家庭ごとのやり方や習慣も大切にしながら対応しています。

19:30

保護者へ引き継ぎ

その日の様子や気づいたことを簡潔かつわかりやすくお伝えします。お子さんの小さな変化も共有することで、保護者が安心できるよう意識しています。

Q.お仕事に必要なスキルは?

環境の変化や価値観の多様さを楽しみ、
「どう工夫すべきか」を考える力が必要

大切なのは、環境の変化を楽しむ力だと思います。ベビーシッターはさまざまなご家庭に訪問しますが、子どもの様子も、保育環境もご家庭によって全く異なります。その違いを負担と感じず、「どうしたら上手く関われるかな?」と前向きに考えられる人には向いているのではないでしょうか。学生時代には、子どもの基本的な発達や成長の流れをしっかりと勉強しておくといいですね。また、アルバイトや実習などを通して人と関わる経験を積むことも大切です。人によってさまざまな事情や考え方があると知ることで、保護者ともスムーズにコミュニケーションをとれるようになります。

Q.お仕事の魅力を教えてください。

毎回異なる環境で働くことで
柔軟性や対応力を磨ける

ベビーシッター業務は単発の依頼が多く、子どもや保護者と短時間で関係を築くことが求められます。限られた時間の中でどうすれば安心してもらえるかを考え、最適な保育を目指すところに、難しさと面白さがあります。毎回違うご家庭と関わることで、柔軟性や対応力、判断力を磨けるのも魅力です。一人ひとりのペースに合わせて丁寧に関われるのも、ベビーシッターならでは。保育園などでは、集団行動なのでどうしても制約がありますが、ベビーシッターであれば、柔軟に時間を使いながらその子の「やってみたい」という気持ちにじっくり寄り添うことができます。

※記事内容は、2026年4月取材時点のものです。